2016年7月20日水曜日

第6回習志野きらっとスプリント②

では出走馬の評価をして行こう。

1枠1番サクラシャイニー
14年の兵庫GTで3着に食い込んだ実績が光る高知の古豪で、昨年末の船橋・総の国OPでケイアイレオーネらを降して勝利した実績から今年で10歳になるが実力的に大きな衰えを感じない印象も、昨年のこのレースでは2着争いに加わる4着と健闘したが、ゲートを五分に出ながら短距離のペースに対応出来ず徐々に後退して置かれてしまった事から1000Mの距離は短い印象があり、昨年が6月の園田FCスプリントを勝って出走だったのに対して今年は3月の御厨人窟賞以来の実戦と云う臨戦過程はマイナスだけに昨年より前進するかは微妙。

2枠2番ランドクイーン
美浦の和田正一郎厩舎からデビュー、1200M以下のレースを一貫して使い中央時代に挙げた3勝は全て逃げ切り勝ちの快速タイプだが、1000万条件では2着が2回あるが未勝利で今年になり兵庫へと転厩。
当地では7戦して前走の園田FCスプリント勝ちを含め【3・2・0・2】と全て掲示板を確保しているがレベル的に南関勢相手に通用するかは微妙で、ハナへ行き斤量54を利してどこまで頑張れるかと云う印象。

3枠3番ルックザットキル
前走の7回大井・ゆりかもめOPで今年の東京SP2着グレープブランデーと同タイムの1分11秒9の好時計を叩き出して快勝しているが、これは現状時計の出ない大井で一番早い時計が出る水が浮くほど不良馬場で行われた事が要因だけに単純に1200で1分12秒を切った事を鵜呑みには出来ないが、時計よりも3歳時は道中でスイッチが入るとヤネの制御が不可能となる難しい部分があった馬がようやく常識にかかって来たと感じるレース振りを評価するべきで、今回は昨年より斤量4K多い57Kを背負わされるが前走で58Kを背負って快勝しているだけに気にならずこのレースを連覇する可能性は高い。


3枠4番フラットライナーズ
3歳時は京浜盃2着はあるがクラシックでは結果を残せずに終わり、その後はマイル戦を中心に使われるも勝ち切れない日々が続いたが、デビュー当初470K前後だった馬体重がレースを使いながら490K台まで増えたのは好印象、それに加えて今年より短距離路線へシフトしてから結果を残しており、事実1200M以下の距離では【4・0・0・0】と負け知らず、特に前走の川崎スパーキングSPではリコーシルエットの逃げを番手から追走、直線で追い出すとアッサリと抜け出し3馬身差の完勝から短距離適性が高いのは明白で、今回は久々の重賞挑戦となるがこの距離ならば勝ち負けは必至だろう。

4枠5番クリーンエコロジー
中央在籍時は芝の短距離レースを中心に使い5勝を挙げていたが、中山のダート1200MのOP特別で3着するなどダート適性に問題は無く、現実に地方転入初戦では道営で短距離実績のあるアウヤンテプイを降しており、その後も昨年のエトワール賞勝ちや中央の快速自慢が相手だった今年の北海道スプリントCで4着に食い込むなどダート短距離でそれなりの実績を残しているだけに面白い存在だが、気難しい部分のあるタイプなのか道営で勝利した2戦はいずれも外を通ったモノで、インコースを通った競馬では案外なケースが目立つのが気になる。


4枠6番アルゴリズム
南関転厩後は東京SPで3着に食い込むなどそれなりの活躍をしているが、休み休みでの出走と順調に使えない事がネックで重賞勝ちには至らずも、今年はこれで6戦目と思いのほか順調にレースを使えているのは好材料、ただ8歳になる割に6~8月の時期はわずか10戦しかしていない上【0・0・1・9】と云う成績から以前にも指摘したように芦毛馬だが暑さに弱いタイプの可能性があるだけに評価を割り引きたい。

5枠7番トキノエクセレント
さきたま杯で向う正面から動き4角先頭の積極策でノーザンリバーを苦しめたが、その後骨折のため長期休養を強いられ、前走の川崎スパーキングSPが2年ぶりの実戦でそう云う事情を鑑みればスタートで後手を踏みながら6着と云う結果は及第点の内容だろうが、ワンターンよりもツーターンの短距離で成功したタイプだけに今回はこの馬にはベストの条件ではない上、やはり長い間レースから遠ざかっていた馬だけにガラリ一変して勝ち負けに持ち込めるかは半信半疑。

5枠8番ハーキュリーズ
中央から転入初戦の埼玉新聞栄冠賞では道中折り合いに苦しみながら直線で先頭を窺うシーンを作る4着と健闘、中央当時ダート経験が少なかったが半兄に平安Sなどのダート重賞3勝を含めダートで10勝を挙げた実績があるダート巧者のヒシアトラスが居る血統から今後ダートで通用する目途がついたと考えて次走のマイルGPではソルテの相手に抜擢したが11着と惨敗、その後は休み休みでしかレースを使えないにしても10着・15着と惨敗続き、思えば埼玉新聞栄冠賞で4着したと云えどもゴール前でタイムズアローがソラを使い勝手に失速しただけで、5着のアールデュランとクビ差ならば評価するのが間違いで、1000M向きのスピードがあるとは思えず軽視が妥当。


6枠9番サトノタイガー
前走の京成盃GMは2年前の川崎マイラーズ以来好走実績の無いマイル戦だけに度外視は可能で、昨年のこのレースで斤量差が5Kあったルックスザットキルに3/4馬身差まで迫っている実績に加え前々走のさきたま杯で中央の実績馬とソルテを相手に充分な見せ場を作って4着と健闘した事から南関勢相手の競馬ならば通用しても不思議ではないが、やはり緩やかとしても年齢的な衰えを感じ、全盛期に比べて最後の一押しが足らない事から善戦こそすれど突き抜けるかは微妙。


6枠10番ラッキープリンス
JDD3着後はレースでカカリ気味に先行して4角持たずにズルズルと後退するなど明らかに気性の難しい部分が顕著になり惨敗ばかりが続く昨年の東京ダービー馬、それだけに今回はカンフル剤として1000Mのレースを使ったのだろうが、だからと云って短距離で通用するだけのスピードがあるかは疑問が残り、ここで勝ち負けするよりも今後に繋がるレースが出来るかがラッキープリンスの今回の課題となる。

7枠11番ネオザウイナー
中央のOPクラスでは未勝利どころか掲示板に載った事も1回だけと完全にアタマ打ちの状態で今年に入って入障したがここでも結果を残せず地方へ移籍、前走で2890Mのレースを使っていた馬がいきなり1000Mのレースでは流れに戸惑うのは確実と思え静観が妥当。

7枠12番リコーシルエット
14年の船橋記念では出走馬の中で最軽量51Kを利して快調に飛ばして逃げると3~4馬身のリードを広げて直線へと入るが、最後はナイキマドリード・エーシンジェイワンの実力馬に交わされて3着に沈む。
この船橋記念3着や前走の川崎スパーキングSP2着を含めて1000M以下の実績は【5・4・6・4】と悪くはないが、船橋記念3着以降は自己条件でも勝ったり負けたりと特に抜けているとは思えず船橋1000Mの重賞を勝つにはパンチ不足のイメージが強く見送りが正解だろう。

8枠13番イセノラヴィソン
船橋記念で重賞制覇に成功したが当時は人気のルックザットキルが鼻出血で凡走した事に加えて軽量51で競馬が出来た事が大きく、この船橋記念の翌日に行われたキョウエイアドニスの勝ったB2下の初鷹SPよりもコンマ6秒も遅い1分コロコロの8の勝ち時計では重賞勝ちと云えども評価は微妙、現実に5回船橋・閃光SPと前走の川崎スパーキングSPでは其々フラットライナーズの3着と完敗しており、今回斤量54で出走出来る事を加味しても勝ち負けするのは厳しいはず。

8枠14番アドマイヤサガス
13年の東京盃3着や14年北海道スプリントC勝ちなど過去の実績は今回の出走馬の中ではアタマ一つ抜け出ている印象があるが、何れも2年以上の前の話だし、左回りの成績は【0・0・3・12】、過去に今回の斤量58Kを背負った競馬では連対ゼロ、ベストの距離は1400Mで今回の1000Mは距離不足など減点材料が多いのは確かだが、昨年10月の京都でのOP特別勝ちや暮れのカペラSで勝ったキクノストームからコンマ2秒差4着の成績から8歳馬ながら衰えは緩やかで、今回は如何にも相手関係が楽になっただけに一発の可能性を秘める。


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