12番ゲートを引いたが逃げなければ二束三文のリコーシルエットが案の定ハナを主張、1番人気のルックスザットキルもスタート直後から押して前に行こうと試みたが、リコーシルエットに前に入られた際に際に接触でもしたのか急激に脚色が鈍り後退、代わってフラットライナーズがリコーシルエットに並び掛け、大外枠のアドマイヤサガスもジワリと3番手に上がって3角を回り、直線では完全にフラットライナーズ・アドマイヤサガス2頭の一騎打ちの様相を呈するが、渋太く粘るフラットライナーズを2番手のアドマイヤサガスは中々交わす事は出来ず、叩き合いを制して半馬身差でフラットライナーズが勝利した。
勝ったフラットライナーズはスタートこそイマイチだったが二の脚を使いポジションを挽回、3角手前で逃げるリコーシルエットに並び掛けると4角先頭の積極策でゴールまで押し切り重賞初制覇に成功した。
勝ち時計の59秒6は水準の時計だが直線での追い比べで最後まで抜かせなかった二枚腰は見事で。半馬身の着差以上に強いと感じるなど短距離路線を使うようになり1戦毎に進境を感じるレース内容に加え馬体も3歳の頃に比べて充実しており、ダートGはともかく南関勢が相手ならば今後も短距離路線で活躍が期待出来る存在。
2着のアドマイヤサガスは好発から内を見ながら3番手までポジションを上げてレースの流れに乗ると直線入り口では先頭を捕える勢いを感じたが、前を交わすどころかサトノタイガーに3/4馬身差まで迫られての2着は、勝ったフラットライナーズとの2Kの斤量差に加えて初距離や地方転入初戦と云うハンデなどを加味してもこれまでの中央での実績や今回の相手関係を考えるとやや物足りない結果だったのは確か。
ただ、この馬のベストの条件は右回りのワンターンの1200~1400Mと思え、今回はこれまで左回りでの連対実績が無い事や距離不足の1000Mと斤量58を背負っての競馬から早目に動いた分だけ終いが甘くなった印象もあり、今後は右回りと自身ベストの距離で変わる可能性があるだけに今回の結果で安易に見限るのは早計かも知れない。
3着のサトノタイガーは馬群のちょうど中団の8~9番手から競馬、4角で外へ持ち出すとジワジワと伸びて前を行く2頭へ迫るも、2着のアドマイヤサガスに3/4馬身差まで詰め寄るのが精いっぱいだった。
中団待機から直線勝負は昨年の習志野きらっとSPと同じようなレース内容で、昨年が斤量58で59秒5の時計で2着、今年も斤量58で59秒8の時計で3着だから自分の能力は出し切っており、南関勢が相手の短距離戦なら上位入線するだけの実力を有しているが、全盛期に比べて最後の一押しが足らず突き抜ける事が出来ない印象があるのも確か。
4着のサクラシャイニーはスタートがモッサリしており、一旦は中団までポジションまで挽回したが、昨年のこのレースと同じく1000Mの流れに対応出来ず徐々に後退、直線ではインを通ってジワジワと伸びたが昨年の習志野きらっとSPと同じ着順の4着と云う結果に終わる。
ただ、同じ着順と云えども2着争いに加わった昨年と入着が精いっぱいだった今年ではレース内容が雲泥の差で、10歳と云う年齢を考えれば仕方ないが、高知の古豪も緩やかだが確実に衰えを感じる現況。
5着のクリーンエコロジーはスタートで置かれてしまい後方からの競馬、直線で外を通ってジリジリと伸びたが掲示板の端に載っただけ、特に見所の無いレース内容で5着と云えども評価の対象外。
1番人気のルックスザットキルはスタート直後にリコーシルエットに前に入られてしまい、この時リコーシルエットのヤネの増田が後ろを振り返った瞬間にルックスザットキルが後退した事からここで接触した可能性もあり、それにもめげず再度ポジションを上げようとしたがリコーシルエットが壁になりその望みは叶わず、その後はネオザウイナーに外からフタをされるなど終始自分のリズムで競馬が出来ず10着惨敗と今回は内枠が仇となった形だが、元はこの馬のテンのスピード不足が招いた事が要因だけに今後も枠順次第では似たようなケースで自分の持ち味を出せず敗れる事が考えられるだけに注意が必要。
人気のルックスザットキルが沈没するのを想定したのは正解も、ワンターンよりもツーターンの向きで、長い間レースから遠ざかっていた馬でガラリ一変するかは半信半疑だったトキノエクセレントを買い目に入れるよりアドマイヤサガスからフラットライナーズ・クリーンエコロジーの裏目を押えるべきだったなぁ・・・
最近はこの手の裏目やタテ目で的中を逃すケースが多く、調子が良くなるまで馬単でなく馬複を買う事まで検討している次第。
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