2016年8月29日月曜日

新潟記念 2016 出走予定馬:ルミナスウォリアー、準OP以下での安定感は抜群、七夕賞は超ハイで仕方ないも…ここが正念場の一戦だ

ホースメン会議:新潟記念490_160

2016 9/4(日) 新潟記念(GIII) 新潟芝外2000m
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 晩成タイプが多いオペラハウス系を象徴するかのような緩やかな成長、5歳にしてようやくオープン入りを果たしたルミナスウォリアーが2度目の重賞挑戦、新潟記念に出走予定だ。前走七夕賞では重賞初挑戦もほろ苦い結果となった。しかし今回は特異の左回りの長い直線新潟競馬場。この条件で今度こそ重賞タイトルを奪取となるか。


 タイプ的にはオペラハウス系サムソン産駒らしく基本は前半無理せず後半長くという感じ。前走の七夕賞の場合はやっぱりペースが速かったのが敗因としては第一に挙がるかなと。新潟2000だと仮に先週ぐらいの馬場であれば58秒台後半ぐらいでも平均で収まってしまうコースなので、怖がらずに後ろ過ぎない位置を取ってほしいかな。ここでどこまでやれるか正念場だが、ジューンSはかなり流れた中で強い競馬となかなかのインパクトでもうちょっとやれるだけの実力はある。後は適性面だが、今回はそこがネックになるかなあ。


 まずはそのジューンSを振り返る。東京芝2000m戦、春の府中ロングラン開催の終盤だったが時計自体はある程度でやすかった。それでも1:58.1は優秀だ。ペースバランスは58.9-59.2と58秒台に入りながらも平均ペースで収まっている。ラップ推移も11.6 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 11.5 - 12.1と中盤淀みもなく、ポテンシャル戦に近い中でL2最速。ペースが速かったことで仕掛けそのものがちょっと遅くなったという感じのレースの流れと言っていいのかなと。その中で7番枠から五分に出て最初は無理せず内のスペースを確保しながら後方で進めていく。ちょうど好位列が上手く雁行状態になったので内のスペースを上手くついてじわっと取り付きながら離れた中団で無理せず進めていく。3角手前で好位列に取り付いて中団馬群の中で我慢、4角でもまだ進路確保できないまま包まれて直線。序盤で進路を確保して追いだされるとL2の最速地点でしぶとく抜け出し先頭に立つ。L1までしぶとく踏ん張って脚を維持してエアアンセムを寄せ付けずの完勝だった。厳しい流れの中でしっかりと脚を引き出してきたが、速い流れの中で仕掛けを待てる形になったのも良かったかなと感じる。まあ早い流れと言っても高速馬場だったしペースも58.9-59.2なら一応は平均ペース、当然だが中団で息を入れていたこの馬からすればスローバランスで進められたわけなので、七夕賞とはその辺がちょっと違う競馬ではあった。


 七夕賞は福島2000m戦で良馬場もペースバランスが57.9-60.5と2.6秒の超ハイペース、11.7 - 11.6 - 11.7 - 12.2 - 12.4 - 12.6とラップ推移的にも全く淀みのない消耗戦となった。55kgのハンデで10番枠から五分のスタート、無理をせずに後方で脚を残す競馬を選択。道中も中団からは少し離れた後方で進めながら向こう正面で外に出して3角で外に持って行く。3~4角でも大外を回す形にはなるがそもそも押し上げるだけの脚が無く、そのまま後方でジリジリとばてず伸びず、なだれ込んでの8着だった。まあこの展開で消耗度合いがきついと厳しかった。前半要素を非常に高いレベルで要求されてしまったし、大きくばててはいなかったにせよあの位置から加速して伸びろというのは少々酷だったかなと。


 トップスピード戦に関してもひとまず問題ないレベルである。4走前の箱根特別では東京2400m戦で良馬場、ドスローでそこからの12.6 - 12.5 - 11.4 - 11.1 - 11.8とコーナーで12秒半ばと緩くギアチェンジを伴ってのトップスピード戦。5番枠からやや出負け、挟まれて後方という競馬。道中もやや後方の内目で進めながら3角。3~4角で緩い流れの中で外に誘導、前を向いて直線に入る。序盤で加速しながらスッと反応、L2の最速地点でもジリジリと伸びて2列目。L1でもうちょっと伸び切りたかったがジュンスパーヒカルにしぶとく抵抗されて完敗の2着だった。ここではちょっと後ろ過ぎたかなという感じで、これはゲートが微妙、そこから挟まれた面が大きい。トップスピード戦でも一定のパフォーマンスは見せているし、緩い流れから動けていたのもサムソン産駒らしい良いギアチェンジを見せていた。ただTS持続は決して高いレベルではないかなと。


 ひとまず本質的にはペースが上がり過ぎない方が良いのは間違いない。ただ、基礎スピードの幅自体はそこそこ持っている馬なので、ある程度ポジションを取る意識は欲しいかなと思う。特にジューンSなんかはしっかりと59-59に対応できていたんだから、あの位置からでもしっかりと脚を引き出せるだろうと。その点では最低でも中団、という意識は欲しいかなと思う。ただゲートがそんなに速い方ではないし、ジューンSも中団につけられたが最序盤好位列までペースを上げて飛ばしていってそこにスペースが産まれたのも追走しやすい状況だったといえる。その辺りを考えると今回も枠順は結構重要かなと。トップスピード戦でもギアチェンジはまずまず良いものを見せたが、質、持続力ではここで戦えるほどの目途は立てていないし、うしろ過ぎると苦しくなると思うので現時点ではちょっと狙いにくいかなとは思っている。今の段階では結構ステイヤー色が強いなとは思うし、どちらかというとポテンシャル戦で結果を出してきたタイプではあるので、ペースをコントロールされて要所の加速では互角以上にやれてもL2の最速地点でのキレ負けを懸念するのと、L1のTS持続力は微妙なところかなと思う。サムソン産駒はこの辺りのレベルで壁がある馬が多いので、これを打ち破れるかどうかに注目したい。



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