私カタストロフィが、競馬ナンデのツイキャス・毎週日曜22時からの「メインレース回顧」にレギュラー出演決定!ラップや騎手など様々な観点から次のレース予想に繋がる回顧をお届けしますので、ぜひお聴きください。
http://twitcasting.tv/c:nandecas
競馬ナンデトップページからも視聴できます
http://www.keibanande.net
2016 エルムステークス(GIII) 札幌ダ1700m良
レース回顧・結果
1:43.5 6.7 - 11.4 - 12.2 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.4
49.1-48.3S
ペースは結局ややスローペースというところで落ち着いて、1700にしてはかなり落ち着いたペースだったといえる。その分後半も4F勝負で流石にある程度早めの仕掛けにはなっているといえるが、コーナーに入ってから速いラップを踏んでいるという流れではあるかなと。いずれにせよ後半のポテンシャル勝負になっているとみるべきで、この距離にしては基礎スピードがあんまり問われなかったかな、というのが率直な感想かな。
1着リッカルドは4番枠から五分に出たが二の足でやや物足りず中団ぐらいに下げて入って行く。そこから徐々に好位の外目でショウナンアポロンの後ろにつける。3角手前ぐらいからおっつけ気味に進めていって3角で一気に押し上げ先頭列に並びかける。そのまま直線ではジリッと伸びて粘るモンドクラッセを捻じ伏せ先頭に立つが、最後の最後にクリノスターオーに食らいつかれてクビ差で勝利を死守したという形。7番人気だが個人的にも過小評価していたのかな、というぐらい強い競馬で勝ち切られた。モンドクラッセがスローロンスパの形に持ち込んだわけでこれは正攻法と言って良いし、これを外から速い地点でねじ伏せたので評価をしないわけにはいかないな、という感じ。個人的には中山1800路線でロンスパで良さが出ていたのは確かにあると思うが、前走の内容からも1700ではちょっと基礎スピード的に苦労するんじゃないかと思っていたんだが、スローで後半のポテンシャル勝負になったというのはもしかしたらよかったのかなという感じはあるし、前半無理をしなくて後半勝負にしっかりとシフトしてきて後半のポテンシャル面を高めてきた感はある。ちょっと予想外だったけど、モンドクラッセ比較で見ればやれているわけなので、評価を上方修正したい。
2着クリノスターオーは12番枠からまずまずのスタート、押して押して番手に取り付ける。までは良かったが思ったよりペースを引き上げていかずスローの流れに乗っかっていく形で向こう正面でもさほど動かず3角に入って行く。3角からじわっと加速される中で押して押して追走だがいつも通りコーナーで反応が悪くて苦しむ。4角ではリッカルドに外から並びかけられて何とか進路をキープしたまま直線。序盤で先にらリッカルドに出られてしまって狭いところをL1ジリッとついて盛り返してくるが及ばずの2着だった。ん~ちょっと置きに行ってしまったかなあという感じの2着。向こう正面で一気に仕掛けるぐらいの意識が欲しかったね。コーナーまでにしっかりと勢いをつけちゃわないといつも置かれているところで今日も置かれていて、結果的にここで置かれたのが致命傷になっているからね。この馬はとにかく最後までばてないポテンシャル、基礎スピードも高いレベルで持っているので少なくとも平均ペースぐらいで進めたかったし、このペースなら向こう正面で勢いをつけてしまってコーナーで減速していく形に持って行けていればもうちょっと3~4角で後続に対して押し上げさせない競馬ができたと思う。手応え以上にしぶといのが売りで乗り難しい馬だとは思うけど、3角に入るまでの向こう正面ストレート地点でいかに勢いをつけるか。まあ2着だから十分とは言えるけど、それでもこの馬をずっとみているとやっぱり勝負を分けるのは3角までの動きだと思うんだよね。しかしこの馬はホントばてないよな…。
3着モンドクラッセは11番枠から好発、そのままスーッと内に切り込んでハナを取り切りペースをコントロール、ややスローに支配する。向こう正面も特に後続の突き上げもなく、外からリッカルドが上がってくるがこちらもじわっとペースアップして3角。3角で馬なりで進めながら徐々に手が動いてリッカルドら押し上げてきた馬を4角で仕掛けて出し抜いて1馬身差のリードで直線。しかしそこからしぶとく食らいつくリッカルドにL1で屈し、更にクリノスターオーにも差し込まれての3着完敗だった。ん~…。この馬にとってはこれ以上ないぐらい良い状況だったとは思うんだけどなあ。代打柴山も上手くレースを支配してスローからのロンスパだからこの馬の競馬はしているわけで、これでリッカルドに完敗というのはちょっと不満が残るなあ。まあ敢えて言えば1700はちょっと短いのかもしれんけど。ショウナンも出負けして前に行けたしスロー気味に落とせたからもうちょっとやれると思ったんだけどね…。
4着ロワジャルダンは5番枠から好発、そこから無理せずに好位列で進める形。道中も好位列の真ん中で我慢しながらクリノスターオーの直後で3角に入る。3角でクリノの直後を取っているがなかなか動いてくれないので待って外に持ちだして直線。序盤で3列目から追いだされるがイマイチ伸び切れず、そのままL1まで良さがないまま4着と完敗だった。ん~流れが落ち着きすぎたなあ、やっぱり基礎スピードタイプなんだよなあと感じた。モレイラらしい流れに沿ってしっかりとロスなく進めようとしたんだけど、結局要所でクリノが動けなかったし、まあ仮に動けたとしても結局後半勝負の要素が強いとポテンシャルだけでは分が悪いんだろうなと。やっぱり前半要素を高いレベルで問われんとダメなんじゃないかな。その点で一度芝スタートの1400とかを試しても良いかもしれんね。1700でも後半型では上手く乗ってもこれという程度だと上位を争うには難しい気がする。厳しい流れではまだ底を見せていないしフェブラリーの内容からも1400で化ける可能性はあると思うんだけどね。
5着ヒラボクプリンスは2番枠からまずまずのスタート、押して押して先行争いに加わって上手く2列目のポケットを確保する。そのままポケットの位置で進めるが3角手前でかなり激しく手が動いて追走に苦労、前のモンドクラッセの直後のスペースを取ろうとするが4角でロワジャルダンに接触されて少し窮屈、下がって直線。序盤でそこから苦しい競馬もL1ではジリッと盛り返して離れた5着争いを制した。まあ内容的には完敗だけど、ひとまず4角の接触の影響はなくはなかったと思うしこれがなければロワとの差は±になるのでもうちょっとマシだったかもというところ。まあそれでも上手く立ち回って最後もジリジリ、勝負になるだけの武器はなかったかな。悪くはないんだけどね…。
7着ジェベルムーサは3番枠から珍しく五分に出てペースも遅いので最初のポジション取りで少し欲が出たか中団の最内という競馬になってしまう。その分だけ外に出すだけのスペースを取れずに身動きが取れないまま3角に入って行く。3角で先にリッカルドが仕掛けてペースが上がってからの追い出しになりスッと反応できずに昨年の捲りの勢いは影を潜め押し上げきれず直線。序盤で脚色悪く、最後まで良さ無く7着完敗だった。ん~まあ状態面の不安もあったとは思うんだけど、追い切りの気配だけ見ればよかったと思うし難しいところ。ただ騎乗自体は前述のとおりちょっと欲が出たと思うんだよね。その分だけ動くタイミングが遅れて各馬が動いてから勢いをつけなきゃいけなかったし、いつもの捲りが発動できなかったのはその辺りの準備が向こう正面の段階で外に出していた昨年とは違ったと思う。敗因がどれとは決めつけられないし、仕掛けで後手を踏んでコーナーで押し上げないとという形になったといっても一瞬は凄い脚を使える馬がそれを引き出せなかったから騎乗だけの問題ではないんじゃないかなと感じるかな。
12着ショウナンアポロンは五分には出たが外のモンドクラッセ、クリノに蓋をされながら内に切り込まれてしまって後手を踏む形で2列目の外となる。道中スローなので展開自体は悪くなかったと思うのだが3角で何故か急に下がる。リッカルドが捲ってきた段階で下がってしまって後は勝負にならずの殿負け。パトロールを見ると3角手前ぐらいから手が動いているが反応が悪いのとリッカルドがショウナンに対して明らかに内に切り込んできているのでこれでブレーキを踏まされる形になったというのはあるかな。まあコーナーに入っていく段階での手応えが悪いからこそあそこで外から切り込まれたわけだし判断が難しいところではあるね。自分の競馬に持ち込めなかったけどマーチSもスローロンスパで勝ち切っているし展開自体は悪くなかったと思うだけに、ちょっと物足りん競馬になったかなあ。もうちょっといい反応ができる馬だと思っていたので。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
“競馬の神様”故・大川慶次郎が創設
創業35年【ホースメン会議】
実力を知って頂く為の特別無料配信!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━
7割当たって万馬券も獲れる!
「1日1鞍の渾身予想」を
8月15日-9月11日までの4週間無料公開
さらに、今週は【札幌記念】の
激走予告馬も特別に無料配信!
━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼プロの勝負買い目を▼
▲無料で体感して下さい▲
8/ 7 新潟12R 1万9060円的中
8/ 6 小倉11R 4万8850円的中
7/31 クイーンS 6万0230円的中
7/31 新潟10R 3万7730円的中
7/30 新潟 8R 1万8380円的中
7/24 函館 7R 5万8320円的中
7/23 中京11R 1万0110円的中
→渾身予想を無料で見る←
see more info at 敗因分析のバイブル~競馬をやって何が悪い。