2016年9月29日木曜日

スプリンターズステークス 2016 出走予定馬:ダンスディレクター、脚部不安明けの前走の伸びにやや不満…ビッグに2度先着の実力馬だが細かな不安はあり

ワールド:スプリンターズS490-160


2016 10/2(日) スプリンターズステークス(GI) 中山芝外1200m
予想用・出走予定馬一覧
スプリンターズステークス2016の予想用・出走予定馬一覧


スプリンターズステークス2016予想:出走予定馬の中から注目馬は?】
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 スプリンターズステークスの出走馬も確定し、全頭展望後半戦の最初を飾るのはシルクロードステークスでビッグアーサーを撃破したダンスディレクター。京都1200特有の内有利の中で上手く噛み合ったとはいえローレルベローチェの勝ちパターンを撃破したのはレディオブオペラの勝ちパターンを破ったストレイトガールと被るところもある。ただ脚部不安で宮記念には出ずに、休養を経ての初戦セントウルSでは7着といつもの切れが発揮できなかった。そこからの巻き返しをこの大舞台で成し遂げることができるか。


 う~ん、今回は取捨に悩ましいところかな。セントウルSは基本的に内枠で後ろからになると苦しいし、離れた好位のネロやラヴァーズポイント辺りが2,3着でフラットに入ってって感じなので勝負になるのは難しい位置だった。ただこの馬自身トップスピードの質と持続力が秀でている馬なので、勝ち負けはともかく伸びそのものは不満があった。脚部不安の影響から立て直せていないのか、後傾でえげつない脚を使ってくるタイプだけに、前走は見せ場は欲しかった。スプリント路線は明らかに勢力図が変わりつつある中で、こういう馬の評価をどうしていくかが今回のポイントになるような気はする。


 まずは2走前のシルクロードS勝ちから振り返る。一つ言っておきたいのは京都1200で内から鮮やかに突き抜けたパターンというのは基本的に1枚落として考えた方が良い。もちろん器用に番手を取って先行できた場合は総合力として評価してもいいと思うんだが、例えばこの馬やサトノルパンみたいに枠の並びの関係で運よくポケットに入れたというのは参考にしすぎない方が良い。その前提で、ペースバランス自体は33.7-34.2とハイ気味の平均ペースとはいえこれは離れたローレルベローチェのモノで、離れた番手のセカンドテーブルの位置ではスロー気味の平均ということになる。ラップ推移は12.0 - 10.9 - 10.8 - 11.1 - 11.4 - 11.7とローレルが直線途中まで刻んだのでやや減速色が強いが、恐らく離れた2列目以降はコーナー地点で速いラップを踏み続けているかなという感じ。1番枠と理想的な枠から五分には出たという感じ、そこから押して押して追走、ローレルが逃げてスペースを取る中で、上手くその隊列の中に入り込んで3列目のポケットと理想的な位置に入る。3~4角でも3列目ポケットで我慢、脚を残して直線。序盤で前にいたセカンドテーブルが空けてくれたので楽に進路確保、後は突き抜けた。前述と被るが、京都1200は坂スタートで最序盤のペースが上がりにくく、コーナー最速になりやすいのでここで内内を立ち回れた馬が圧倒的に優位である。非常にトリッキーなコースに非常に噛み合う競馬をした結果ここまでぶち抜けたということで、少なくとも5着ビッグアーサーにここまでの着差を作れたのは間違いなく運が噛み合ったのはある。まあそれは別にしておいても、やはりこの馬自身前半を34.6とゆったり入ることで後半を33.3でまとめてくる、詰まり11秒前後を3F踏んでくるという鋭さ、トップスピードの持続力を見せてきたという点では間違いのないところでこういう競馬が得意ではある。ビッグアーサーとの比較は良くないが、勝ちパターンのローレルベローチェを楽に撃破できたのは素直に評価したいところだ。本質的には平均~後傾で自身では明確にスローの方が持ち味が出易いタイプだろうと。


 実際阪神1400だった年末の阪神カップでも強い競馬ができている。このレースでも稍重で少し時計が掛かっているがペースバランスは34.8-34.8と平均ペースど真ん中で、11.2 - 11.8 - 11.3 - 11.7 - 11.8と3角で少し緩み、4角のL3が最速という競馬でそこまで速いラップではないがTS持続力が問われた一戦といえる。15番枠からやや出負けして無理せず後方でという競馬になる。そのままどうしても折り合いを意識してソフトに運ぶ意識で後方で我慢しながらそれでも自然に押し上げていく感じで3角では中団に取り付くぐらい。3~4角では最速地点に向かう過程で外々かなりロスを作りつつも追走しながら直線に入って外に出し切る。序盤でそこからスッとのびてきて一気に2列目、L1で抜け出していたロサギガンティアに並びかけるがそこからロサが踏ん張り最後は叩き合いの末わずかに及ばずの2着だった。この展開で外から正攻法で長くトップスピードを維持してきたし、この馬自身は35.8-34.2というバランスで入っていて後半勝負でしっかりと戦えた。また折り合い難の馬なんだが、ここでは無理なく折り合いながら進められていた。個人的にはこのレースがここ数走でベストだと思っていて、ビッグアーサーに正攻法で勝ち切れているこの内容からも本質的にはこれぐらいの距離の方が合うのかもしれないなあとは思っている。対ビッグアーサーに関して言うならこちらの方が力でねじ伏せたという感じはある。


 CBC賞でも崩れず頑張れた。中京芝1200の重馬場で時計も掛かっていた。ペースバランスは33.4-35.7と2秒以上の超ハイのバランス、11.9 - 10.4 - 11.1 - 11.2 - 12.3 - 12.2と消耗戦である。7番枠から五分に出て底から無理なく中団でという競馬になる。そのまま折り合いを意識して馬群の内で我慢、3~4角でも中団馬群の中で壁を作りながら4角出口で追いだして直線。序盤で好位列の壁が立ちはだかり外に出すまでに少しスムーズさを欠く、そこからの追いだしでジリジリと伸びてくると最後までしぶとく脚を使うが内から出し抜いたウリウリに及ばずの2着だった。まあ内容的には悪くはないんだが、例えば比較対象がサドンストームとベルルミエール。特にベルルはこの流れでかなり厳しい競馬に持ち込んでいたし、こちらはこの当時はハンデも55kgと軽かった。この一戦は直線少し追いだしが遅れた中で2着とまずまずのパフォーマンスを引き出したという評価はできるが、この展開が良かったとは思わないかなと。相手関係を考えてもやはり阪神カップで見せた前半無理せず後半のトップスピードの質、持続力の高さを上手く引き出したいところだろうと。


 さて、そういうタイプではあると思うので前走のセントウルSの負け方が非常に気になる。もちろん京都1200と違って阪神内1200は内枠で後ろからだと基本的に4角が結構急でなかなかトップスピードに乗せにくい。その辺りからも楽ではないが、それでもL1の伸びが不満だった。ペースバランスは33.1-34.5と明確にハイペースで12.3 - 10.2 - 10.6 - 10.8 - 11.2 - 12.5の消耗戦だが、離れた4番手のラヴァーズポイントやネロの位置では平均、この馬の位置でもバランスで見れば34.6-33.4と明確にスローバランスである。勝ち負けはともかく、伸び切れなかった理由を考える必要がある。3番枠から出負けして最後方からのスタート。この時点で勝負には加われない展開、コースだがそこから内内のスペースを通しながら中団の後ろぐらいまでリカバー。3~4角でも仕掛けを待ちながらだが外に持ち出すのに苦労して最後方近くで直線。序盤でそこから外に進路を取ってウリウリとともに伸びてくるがL1のバテ差しでもう一声欲しい感じの物足りない7着だった。ウリウリも徐々にパフォーマンスを落としている、アースソニックなんかも近走はちょっと足りない競馬が続いていた。こちらも3~4角までは最内でロスなく入っていたし、ネロ以降はコーナーで速いラップを踏むフラットなペースになっていたと思うので余力自体はあったはず。出負けした段階で終戦というコースなので3着までに食い込めとまでは勿論いわないが、脚色的にアースソニックやウリウリ相手に違いを作れなかった、というのが個人的には引っかかる。脚部不安からの休み明けの影響があったと考える必要があるかなと。


 総合的に見ると今回は狙いづらいかなと思う。基本的にはトップスピードに乗っちゃってそれを維持してってタイプなので中山1200で下りから勢いをつけてというのは悪くはないと思うんだが、この馬の場合はゲートが不安定なのと折り合い難を抱えている馬。内枠なら積極的に中団に取り付く競馬が狙えればいいが外枠だと最序盤の出方がちょっと難しい形になるかなとは思う。ただ1200でも時計勝負の中で結果が出ているわけではないし、これに関してはやってみないと分からないが、CBC賞では対応してきたとはいえ相手関係を考えると若干見劣るし、阪神Cの様に強敵相手に平均の中後方で脚を残してTS持続をぶっ放す、という競馬がベストバウトになっているので1200のスピード勝負でそれが前半の追走で削がれないかというのは一つの懸念材料。絶対的なパフォーマンスで見れば阪神Cからも最上位と言ってしまっていいと思うんだが、中山1200での純正スプリンターとしての適性面では1枚見劣ると思うし、脚部不安からの初戦のセントウルSの内容が物足りない。能力を評価するとしても、一段階は落として考えた方が良いと個人的には思う。追い切りを見て判断したいところ。個人的には折り合いが非常に難しいので1200に向かってきたけど、競馬の内容を見ると1400の方が良いかなとは思っているので、現時点で馬券的に狙うとしても重い印はないかな。意外と道悪の方が良いと思うので、一雨降ってくると少し上げるかもしれないが。前走は直線でようやく外に出すという流れでもあったので要所で動ける器用なこの馬とはいえワンテンポ遅かったともいえなくもない。ただそれでもL1が物足りないからやはりいいころのイメージを引きずり過ぎるのは良くないかもしれないなと。スプリント戦線の勢力図も含めて冷静に判断したいところ。




 スプリンターズS予想の際、ご紹介したいのが2004年勝利ジョッキー大西直宏擁する「ワールド競馬WEB」。大西騎手は実際に2004年カルストンライトオでスプリンターズSを制するなど、中山競馬場の1200Mを熟知し得意としており、騎手ならではの観点で勝馬を見抜けるのだという。曰く、、今年のスプリンターズSで買うべきは、この超穴馬!↓↓


たとえ人気が低くても!
ここで激走する理由がある!

第50回スプリンターズS(G1)
『結論』
【2004年勝利騎手大西直宏渾身】

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◆大西騎手得意のスプリントGⅠは春にもズバリ的中!↓↓

2016年高松宮記念(G1)
◎ビッグアーサー
○ミッキーアイル
▲アルビアーノ

馬連1点目:890円的中
3連複:1740円的中
3連単:6690円的中


?ビッグアーサーはまた逃げ戦法で大丈夫?

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その答えは...


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ワールド:スプリンターズS300-250

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