2016年11月1日火曜日

JBCスプリント 2016 出走予定馬:ダノンレジェンド、最内枠はこの馬にとっては試練…前走の悪夢を払拭できるか

2016 11/3(祝) JBCスプリント(JpnI) 川崎ダ1400m
枠順・出走予定馬
JBCスプリント2016の枠順確定・出走予定馬


 地方交流重賞のスプリント路線では第一人者の活躍を続けてきている実力馬のダノンレジェンドがJBCスプリントに出走予定。初めてのGI級チャレンジとなった昨年大井のJBCスプリントではコーリンベリーを相手に勝ち切れず、GIはそう甘くないという洗礼を浴びることになった。今年は1400mの川崎で行われるが、最内枠からどういう競馬を展開していくか。


 距離自体は黒船賞で連覇しているわけだし、それも結構強敵相手だから問題ないと思う。それよりもやっぱり最内枠に入ってしまったことと3~4角が強烈に急な川崎で器用にギアを上げ下げできるのか。この辺りは結構不安がある。


 まずは2走前のクラスターCを振り返る。盛岡のダ1200m戦で稍重馬場でも高速ダート。ペースバアランス的には35.0-34.1と明確にスローで上がりが速いという競馬になっている。60kgを背負った状態で5番枠から五分には出た、そしてそこからじわっと出していってしっかりとハナを取り切る。ペースもそこまで速くなくゆったりと進めながら3角。3~4角では緩く下り坂でここでラブバレットが競ってきたのでじわっと加速させながら、楽な手ごたえで直線。序盤の上り坂でしぶとく伸びるとL1まで楽々と離しての完勝だった。まあ高速ダートでスローバランスってこの馬にとっては微妙かなとも思っていた部分もあるんだが、楽々の手ごたえだったなという感じ。3~4角のくだりがあったしここで競られて早めの仕掛けに持ち込んだことが結果的に良かった感じはあるのかなと。まあラップ推移がないので読みにくいところではあるんだが。


 前走の東京盃はオーバーペースということもあったと思うし、コーナーが急な大井という中で結構難しい競馬になったと思う。ペースバランスが34.1-37.8で4秒近い超超ハイ。12.3 - 10.5 - 11.3 - 12.6 - 12.2 - 13.0と3コーナーで相当速いラップで落とし切れずに入ってしまったためL3の4角地点では相当な減速、ここはかなり無茶のあるラップ推移になったと。2番枠から出負け、内枠でもあったので何としてもというような感じでゴリゴリ押していって何とかハナを取り切る。ただ3角まで終始ハナ争いが苛烈だったこともあってペースを落とせないまま鞭が入って3角。3角から4角にかけてどうしても減速してしまうし、直線序盤ではまだ踏ん張っていたがそれでも一足はここまで、ラストは失速しての4着だった。右左は別に中央としてはコーナーが短く急な新潟の1200でもたまにあるんだが、3角までにペースを落とし切れずにオーバーペースになると急コーナーで遠心力で外に外に振られる形になるし負担が凄いので馬自身ブレーキをかける形の走りとなっているようなラップを見ることもある。このダノンレジェンドの負け方はそういった類の敗因だと感じる。ぶっとばして入った分だけコーナーで減速しないといけないところで物理的に無理が生じてしまったという解釈。そこまでしてもハナを取り切りたかったという感じはあるけど、内枠であそこまで出負けすると色々と難しかったかな。


 いずれにせよこの馬にとってのウィークポイントはゲートが甘いということ、そして要所での動きはそこまでよくないというところにある。昨年のJBCスプリントでも大井の1200で34.7-36.2とハイペースも12.3 - 10.7 - 11.7 - 12.5 - 11.4 - 12.3とコーナーで息を入れながらL2での再加速は大井らしい競馬も11.4は顕著と言って良いし1.1秒とかなり極端なギアチェンジ戦。6番枠から五分に出てそこから押して押してという競馬だが幸い内のコーリンベリーがハナを取ってくれて6番枠でも前を向ける2列目の外で進めることに成功。3~4角でも2列目の外でしっかりと動ける意識をもって直線に入るのだが、直線序盤でコーリンベリーに一気に出し抜かれてしまう。L1ではしぶとく伸びてきたのだがそれでもセーフティリードを保たれての完敗だった。直線が400mあったので最速地点からある程度経ってジリッと伸びてきたが、結局12.5と速度を落とした状態の中から11.4とかなりの速度を問われたところまでの加速力、ギアチェンジの性能さをもろに感じた一戦だったと。もっとも、コーリンベリー最大の売りなので、ダノンレジェンド自体は2列目と比較すればそこそこは動けているし明確な弱点というわけではない。とはいえ総合力タイプに主導権を握られてしまうと要所での反応でどうしても、というところは出てくる。


 今回は最大のネックとなるのやはり川崎。川崎はJBCクラシックでも言っているがL1最速になりやすいのである。もちろん川崎1400を中央交流レベルで走ったことは記憶にないので何ともだが、スタート後の直線距離が長く超ハイになりやすい川崎マイルでもしばしばL1最速になっているし、L4の向こう正面最速でもコーナーで緩んでL1再加速、というケースは多い。今回は川崎なので1400でも1角までの距離は比較的長いのだが、それでもマイルほど最序盤そこまで上がってこないと思うので、そうなるとL1最速の可能性はマイルより高くなると思うし、恐らくL2-1の推移が再加速ラップになる可能性は極めて高いと思う。そうなってしまうとコーリンベリーの位置にもよるが、例えばギアチェンジの性能も高いレベルで見せているベストウォーリアあたりと比べると楽ではない。最内枠は川崎競馬場では最高ともいえるのだが、こと出足が遅く包まれてしまうと瞬時に動けないというこの馬のレベルでは良い材料とは言えないと思う。少なくとも逃げたいところなんだが、それができるかどうか。幸い並び的にコーリンベリーは大外に入ったが、ソルテも速いのでこれに前に入られてしまうと…というところは出てくる。いずれにせよ2列目ポケットで包まれる競馬になるとかなり危ういところは出てくると思うので、個人的にはちょっと狙いにくくなってしまったなと感じるかな。


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