2017 1/8(日)
第33回 フェアリーステークス(GIII) 中山芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
クローバー賞を制し、札幌2歳ステークスではトラストに逆転を許すも2着で順調に賞金を重ねてフェアリーステークスに出走予定なのがブラックオニキス。しかし秋以降はファンタジーステークス、阪神ジュベナイルフィリーズと完敗、札幌で見せた強さとはかけ離れた姿となってしまった。2017年を迎え、立て直してクラシック戦線に乗っていけるか。賞金は十分だが、ここで目途を立てたい。
う~ん、正直物足りない、というのは間違いない。それとやっぱり札幌2歳S組が予想以上にダメで、まあエトルディーニュ辺りが頑張っているけどあくまで物差し馬。ワンチャンスあるとすれば時計が掛かっているタフな今の中山の馬場で先行~好位につけてどこまでやれるかかな。
●札幌2歳S(GIII) 2着 13頭8枠13番
札幌芝1800m良 1:50.3(+0.4) 49.0-48.3 M
12.3 - 11.7 - 12.4 - 12.6 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 12.2
ペースは一応ギリギリで平均ペース。道中少し緩んだが後半じわっと加速してL2最速も顕著ではないという感じ。ポテンシャル戦寄りの競馬ではあるし、全体のペースが遅いので前半はポジショニング面、後半はポテンシャル重視という感じの競馬だっただろうと。大外枠から好発を切ってという形だがどうしても外枠で1角までの距離が短いコースなので前にはいききれず、好位の外でという形になる。道中もトラストが結構楽なペースで進める中でどうしても少し離れた位置で3角に入っていく。3角以降は前もじわっとペースを引き上げる中でその外から追走しながら手応えは微妙。4角でもまだ3列目で2列目に取り付けないで直線。序盤もジリジリとした伸び、L1ではしぶとく食い下がってアドマイヤウイナーとなだれ込んでの2着という競馬だった。まあ勿論この時点ではトラストのレベルも読みにくかったし、エトルディーニュもそこそこ好走していたのであれだが、少なくともポテンシャル戦としてはあまり高く評価できなかったなと思う。トラストの結果もだが、アドマイヤウイナーもそこまで悪くなかった中でホープフルSで甘さを露呈させていた。エトルの場合はマイルで使える脚の短さを基礎スピード面でパフォーマンスを上げてフォローしてきている感もあるし、やっぱりこの札幌2歳Sは低レベル戦だったとみるべきなのかなと。
●ファンタジーS(GIII) 8着 12頭6枠8番
京都芝外1400m良 1:22.5(+0.7) 35.5-34.5
12.5 - 11.2 - 11.8 - 11.8 - 12.0 - 11.1 - 11.4
クローバー賞も含めて洋芝での2戦はあくまで遅いラップ、タフな馬場でポテンシャル面を要求された面も強い。その点でも中央の京都外回り、トップスピード面での課題をどうクリアしてくるかがポイントだったのだが結果としては惨敗だった。好発を切ったが前半の基礎スピード面で追走に少し苦労しながら下げつつ好位という形になる。3~4角でも好位の外目で我慢しながら、4角出口で加速していく段階で追い出されるが反応乏しく中団に取り込まれて直線。序盤の最速地点でもキレ負けしてしまったし、L1まで良さが出ずの完敗だった。少なくともギアチェンジ面では良いところなく終わったし、直線でのキレでも見劣った。まあ2F戦でコーナーで緩いわけなので外から勢いをつけて入った方が良いとは思うのだが、それでもこちらも好位の外で仕掛けを意識しながら入っていけたと思うし、反応面、質的なレベルで見劣ったのは不満。まあ1400は短いかも、という可能性は残しておきたかったが。
●阪神JF(GI) 12着 18頭4枠7番
阪神芝外1600m良 1:35.7(+1.7) 46.7-47.3 M
12.4 - 11.0 - 11.3 - 12.0 - 12.1 - 11.5 - 11.5 - 12.2
阪神JFも文字通りの惨敗だった。ここもマイル戦でペースがかなり流れたというのはあるが、それでも息は入っているしこの馬の場合は比較的ロスも小さかっただろうと。ゲートはまずまず、そこからある程度追走していくのだが結局そこまで前に行ける感じはなく中団馬群の中で我慢する形になる。少し緩んだ地点の3角でも特に苦しいところはなく中団馬群の中で我慢、前にある程度スペースを保っていたが4角手前で詰めてそこからの加速で手が動いて中団列で直線となる。序盤でそこから前にスペースがあったのだが外への誘導を優先しようとする。ただそれ以前にそもそも伸びない。そこからは最後まで良いところなく伸びを見せられないままの12着完敗だった。まあ相手が手ごわかったのはあるにせよ、掲示板争いのレベルでも明らかに見劣っているし、追走に脚を使わされ、直線で再加速でという中でいい脚を引き出す余力を見せられなかったのだから完敗と言っていい。
●2017フェアリーステークスに向けての展望
ひとまず、基礎スピード的にちょっと1400は短いなというのはあったし、前走のJFでも47秒を切る、かなり厳しい流れだったことは間違いない。少なくともマイルの一線級相手でとなると前半要素で苦戦しているのは否めない。またゆったり入った札幌2歳Sなんかでも後半で如実に良さが出たか?と言われると疑問だし、ポテンシャル戦としてみても正直3着のアドマイヤウイナーがホープフルSで凡走した以上、評価をするのはなかなか難しいというところ。ここ2走を素直に考えるべきで、ワンチャンスあるとすればゲートの良さと中山1600というトリッキーなコース形態かな。内目の枠からポンと出て、前目につけてスローで主導権を握っての粘り込、プラスやはり年末がそうだったように時計が掛かっていた馬場の中で極端なトップスピードを問われなかったときに、というところだろう。それが嵌ったとしてもなかなか圏内まで残れるかどうかというのは難しいかもしれない。現時点では他に抽選対象で面白い馬も多いので優先順位としては低め、恐らく馬券的には内枠でレースを作れる立場、というような条件が揃ってこないとというところ。
1頭目:4
2頭目:2.18
3頭目:1.2.9.18
的中買目:3連複:2-4-18
回収金額:1000円×12.1=12,100円
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