●2017シンザン記念の予想用ラップデータ!
シンザン記念の過去10年ラップデータから予想、分析していく。
まずは全体のペースからみていくが、基本的には流れやすいというのはある。過去10年で平均が最も多く4度、次点で0.8~1.5までのややハイの区間で3度。1.6秒以上のかなりのスローも2度あるが、超ハイも含めれば流れている方が多い。イメージとしては平均~ハイが基本でスローになることもある、というような認識が妥当ではあるかなと。基本的には47秒前半が多いので、後は馬場次第でというところもあるかもしれない。
次に仕掛けどころだが、このレースは京都マイルにしては非常にまちまちでなかなか読みにくい。最多はL2最速で5度、次点でL3最速、L1とL4最速が1度ずつなので、基本的にはコーナー最速…L3辺りが速くなりやすいイメージの京都マイルにしては仕掛けがちょっと遅くなりやすい傾向ではある。ただ、以前に比べるとここ6年ぐらいで見てもL4の段階で11秒台に入っていることが多いので、近年は仕掛けの意識は少し強くなってきている印象ではあると思う。これぐらいばらついていると、むしろあまり気にしすぎない方が良い。
脚質は面白くて、ハイスローと脚質の傾向があまりリンクしていないというのはあるかも。平均ぐらいで流れると基礎スピード型の先行馬が強い印象で、まあドリームシグナルの年のような良でも雨の影響があって極端なハイになると別だろうが、平均~ややハイの常識的な展開で逃げ先行、好位勢のシェアが高くなっているという印象。このレースの場合基本的にはトップスピードの質的なレベルを求めるよりはTS持続を重視すべきかなというのと、ペースが上がってポジションをとってもそれをなるべく削がずに使える、基礎スピードの幅を持った馬、かつ枠的に良い位置を取れそうな馬を狙うのが基本かなと思う。序盤のセンスと基礎スピードの両面を高いレベルで持っている馬を狙っていきたい。傾向的には正直読みにくいレースだけど、京都の外回りらしく基本的に3~4角で前目内目が理想にはなると思うので。
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