2017年1月31日火曜日

【東京新聞杯2017の有力馬診断(前篇)】~デビュー10戦目にして初めてルーティーンを踏み外した調教過程(=つまり、何かしたあったというコト)で不安有りエアスピネル~

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【東京新聞杯の有力馬診断(前篇)~デビュー10戦目にして初めてルーティーンを踏み外した調教過程(=つまり、何かしたあったというコト)で不安有りエアスピネル~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
△エアスピネル 牡4 武豊 57 栗東 笹田
前走京都金杯は、現4歳世代の5頭が全て6着内を確保という、世代レベルの高さを見せ付けた一戦。その中でも唯一クラシック戦線を歩んできたコノ馬の世代内での地力上位は明白で、本来の力を出せば完勝という結果は必然だったか。

能力上位であるコトにはケチは付かないが、不安点があるとすれば以下3点
・前走京都金杯では、一地点だけ猛烈に掛かる様なシーンがあったが、(それは単純に掛かったというワケではなさそうで)狭い所に入って物理的に窮屈になった故の仕草なのか、又は馬群の中での競馬は得意ではないという可能性も排除できないか。
その前走での「距離マイルでも掛かった」という見方には賛同しませんが、但しココは[Hペース→Sペース]替わりの場面になりますが、もし馬群内の戦法を使えないとするとやや危うさも出そう。

・ピッチ走法から繰り出される加速の良さ・反応の良さが抜群で、長い直線コースで横綱競馬をすると少しラストに甘くなる面はどうしてもありそう…その点では想定されるスローからの瞬発力勝負の展開になれば逆に強みだとも言えるが。

・コノ馬は[日曜CW(坂路)→木曜坂路(CW)]の週2ペースで時計を出すのがルーティーンで、デビューからの全てのレースに於いて少なくともレース前の1週間ではそれが為されている。それが今回に限っては前週水曜に坂路一杯で時計を出して以来、日曜に時計を出さず&坂路入りしていない点で順調さを欠いた可能性が読み取れる。


―ストーミーシー 牡4 ○○ 56 美南 斎藤誠
3歳春にはG2ニュージーランドTで14人気2着激走、3走前もHレベルだった白秋Sで12人気3着激走…そういう大穴をあける資質と能力は持っている馬。
6走前ラジオNIKKEI賞では、器用さに欠ける分でコーナー地点での仕掛け合いで完全に遅れを取る形&窮屈に押し込められる形となってしまい、結果的には直線で最後方から追い込んでくる損な競馬になってしまった。そんなカンジで、少し色気を出した場面では尽く裏目に出てダメになっており、逆に不器用さを承知で腹を括って[極端後方→大外一気]を挑んできた上記2走で激走という経緯だった。

馬自体はそういうギャンブル的な魅力ありそうだが、但しココは距離マイルという大きな問題がありそう。父アドマイヤムーンの血統的にも馬体的にも距離マイルは確実に長そうで、(ニュージーランドTはド嵌まりと3歳春時点というコトもあって結果を出せましたが)今ならば仮に一発あるとしても距離1400まででしょう…。


▽ブラックスピネル 牡4 Mデムー 56 栗東 音無
前走京都金杯では、最内枠で唯一懸念された昨秋ポートアイランドSで見せた他馬を気にする面も慣れがあった垣間見せずに、結果的には絶好の最内枠から位置取りベスト且つ詰まるコトもないという絶好の立ち回りでエアスピネルに肉薄した。
とは言っても、フロック視する様なレベルでもなくて、Hレベルだった京都金杯2着の実績はそれなりに評価する必要があるだろう。そして、明らかな太目残りだった前々走チャレンジCでも0.1秒差5着で、やはり能力的には評価しなければならない馬。
ただ、同舞台の3走前富士Sではスローのマイルの瞬発戦になってのキレる脚不足を露呈している。同様の展開が見込まれるココでも、デムーロの騎乗がピタリと嵌まるコトが無い限りは、キレ負けでの一歩及ばない結果になりそうだが…。


―トーキングドラム 牡7 ○○ 56 美南 斎藤誠
良績は寒い時期に多い馬で、16年シーズンも1月から3月まで連続好走の後は不振で、そこから再び冬場突入の場面だった前走で一変激走という経緯。
季節馬の狙い方としては『この手の季節馬であるコトが最大要因での一変劇だった場合には、次走も引き続き激走要件を満たすコトになるので、後追いでもその次走(2戦目)も十分妙味というケースが割りと有る。季節馬の季節替わりの激走後、その次のレースも人気薄という場面は妙味!』との持論がありますので、コレが手頃なOP特別くらいなら狙う手もありました。
ただ、流石に一気の相手強化になるのと、あんまり東京スロー向きの瞬発力馬ではないので…ココでは見送りたい。


危プロディガルサン 牡4 田辺 56 美北 国枝
当初は中距離戦で復帰予定も、予期せぬ除外を食らって止むを得ず東京新聞杯に回ってきた。
兄がマイル近辺でも活躍している傾向なので一部でマイル路線参戦に歓迎意見も聞かれるが、確かに気性的にはこの距離短縮は効く可能性はあるが、コノ馬の場合には本質的には兄よりも長い距離が向きそうな中距離馬だと思います。
いきなりのマイル路線参戦ですので、準備期間も何もなく素質だけで太刀打ちしなければならないのも…対応も通用もやや難しいのではないかと思います。


―シベリアンスパーブ 牡8 ○○ 56 美北 手塚
14年シーズンは10月11月は連続大敗→12月から連続好走期に突入。15年シーズンは10月~翌2月まで好調期で重賞・OP問わずに連続好走。
そういう季節馬だけに、16年シーズンも春夏の壊滅的な成績については情状酌量できるモノであり、そこから冬場初戦の前走ニューイヤーSで半ば息を吹き返した6着善戦は必然の結果だったか。
それでも昨年の唯一の重賞好走である京都金杯4着は極端内枠からグリーンベルトを通るコトができた恵まれた内容で、そこから1年超経過して8歳を迎えた今となっては仮に本調子になっても重賞で通用までは考え辛い。
また、左回りは不得手としているので、ラチを頼れる極端内枠を引けばまだマシだろうが、中外枠を引けば更に怪しさが増す。


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