201７ 1/5(木)
第66回 中山金杯(GIII) 中山芝内2000ｍ
予想用・出走予定馬一覧
昨年は福島民報杯でアッと驚く完勝、2000で目途を見せ重賞戦線でも存在感を見せることもしばしばあったシャイニープリンスが中山金杯に出走予定。前走のディセンバーＳでも58kgを背負いながらも３着に食い込み、今回はハンデ戦で幾らか斤量も楽になる。明け７歳、晩年に差し掛かった中で新たな一面を見出してきた。2000ｍで重賞初制覇となるか。
結構面白い…というか、キングヘイローの仔は適正距離が最後の最後までわからないケースが多くて、この馬もマイル戦線で良さそうで案外この距離でというところが出てきたのかなと。前半無理しない分だけ弾ける感じがするので、バランスは難しいけど、今の感じならクリールカイザーみたいに2400～2500辺りを使ってもいいんじゃないかなあ。まあひとまずここも期待を持ちつつ。
●ディセンバーＳ(OP) ３着 14頭２枠２番
中山芝内2000ｍ良 2:01.0(+0.1) 61.5-59.4 S^2
12.8 - 11.4 - 12.7 - 12.4 - 12.2 - 11.5 - 11.9 - 12.1 - 11.7 - 12.2
ペースは２秒でかなりのスロー、後半特化に近い中Ｌ５最速で一応Ｌ２で再加速の２段階加速だがＬ５最速で11.5というわけでポテンシャル寄りの競馬ではあるといえる。まずまずのスタートを切ってここでは先行策を取る。緩い流れと噛み合って２列目のポケットでという形だったのだが、向こう正面でマデイラが動いたことで１列下げて３列目のポケットでという形。３～４角ではラップ的にちょっと緩んでいるという中でスペースを詰めつつ上手く２列目の内ポケットまで押し上げ我慢しながら直線。序盤でスッと進路が空いてそこを突いて伸びかけるがここでちょっと前のマデイラが邪魔になる。そこから鞭を売って立て直して坂の上りで伸びてくるが最後は外からツクバアズマオーに差し込まれ、ギリギリでルミナスウォリアーにも交わされての３着。上手く流れに沿って進められたけど直線坂の上りの前で少しブレーキを踏まされた感じにはなった。内容的に見ても上手く噛み合った面と最後ちょっと噛み合わなかった面と、というところ。ただスローからの５Ｆ戦で普通に良さが出てきているわけで、ポテンシャル面で結構良いものを見せてきたかなと。
●福島民報杯(OP) １着 16頭２枠３番
福島芝2000ｍ良 1:58.9 59.8-59.1 M
12.3 - 11.4 - 11.5 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 11.2 - 11.5 - 11.9 - 12.7
個の福島民報杯が非常に強かった。ペースは平均、福島2000らしく2角の上りでペースが落ち込んでそこからの再加速なんだが、Ｌ４最速は流石に福島でもかなり速い仕掛け。スパイラルカーブで緩い３角地点最速のＴＳ持続特化、Ｌ１は消耗しきっている。まずまずのスタートから楽に先行するスピードを見せる。そこからマイネルミラノがレースを作る中で少し離れた２列目で入る。２角過ぎで少し息が入ったがそれでもマイネルミラノからは少し離れた位置で進めて３角。３角でミラノが例によって早仕掛けで少しリードを広げていく中で徐々に手を動かしつつ追走、４角では前が下がってくる中で徐々に差を詰めつつ内内を通して単独の２番手で直線。序盤でミラノを捕えると後は独走、後続の追撃どころか突き放しての完勝だった。まあ勿論ラップ推移的に見て３～４角の内々というのは噛み合っているんだが、前半59.8とそこそこの流れ、そこからの超早仕掛けでということを考えても前半要素も高いレベルで問われ、後半要素もほぼ５Ｆ戦の中で後続も脚を引き出し切れる中で突き放してきている。平均的な競馬の中で圧倒してきたとみていいと思う。基礎スピード面も結構高いレベルのモノを見せてきたが、マイラーとしては後半の４Ｆ戦は難しい競馬になった中でしぶとく突き放せたのは距離的にも2000が良いのかなと感じさせられた一戦だった。
●2017中山金杯に向けての展望
まあざっと振り返るけど結構前後半のバランスの取り方が重要かなとは思う。流石に七夕賞みたいに57.9-60.5と上がり切ってしまうと厳しいし、福島記念みたいに61.0-59.8と緩い流れの中で最後方からではなかなかポテンシャルだけで捕えるのは難しい。後半特化の競馬に持ち込んだ中で最後方から６着まで食い込めてはいたがＬ１は決定的な伸びがなかった。まああれだけやれればもうちょっと長い距離でゆったり入ってどうなるか見てみたいのはある。もともとこの馬が凄かったのが今は亡き後藤浩輝が鬼脚を引きだした東風Ｓの完勝だったが、あの時もスローからの後半勝負の中でも無理をせずに後方待機に特化して良さが出ていたので、案外距離自体は長くても良いような感じはする。もちろん前半無理のない範囲でポジションを取って進めたいし、2000でのパフォーマンスで比較すればやはり福島民報杯の様にある程度流れて前後半のバランスを上手く問われる競馬が合っている感じはするので、この条件でこのメンバーなら前目から積極的にレースを進めてほしいかな。使える脚は長いので２段階加速に持ち込むよりも３～４角でしっかりと上げ切って後続にコーナーでハッキリ脚を使わせるパターンが理想だと思う。これは福島民報杯の流れに近いところもある。富士Ｓなんかでも好走しているようにトップスピード戦でもＴＳ持続は高いレベルだし、内内から瞬時ではないにせよギアチェンジにある程度は対応しているので総合力も持っている。こういうタイプなので前半ゆったり入りながらもポジションを取れるこの距離はベストかもうちょっと長いぐらいでもいいと思うし、かつポテンシャルは結構高いので噛み合えば勝ち切るところまであると思う。まあツクバアズマオーみたいにコーナーで上手く動ける馬が内を取ってしまうと早めに動くとアシストになるし難しいところだけど、上手く前目でバランスを取ってレースを支配する形を確立できれば、ギアの上げ下げ、要所の動きと思ったより長く脚を使えるポテンシャル…今年の中距離路線は結構面白いかもしれない。内枠を取れれば個人的には面白いかなと思う。
前走の萩Sでは、前残りの苦しい展開ながら、上がり最速の脚を使い2着を確保したヴァナヘイム。デビューから、2戦連続上がり最速をマークしており、ポテンシャルは相当なもの。さらに、今回は、前で競馬をするメンバーが揃い展開が向く公算が高い。
式別：三連複
方式：フォーメーション
1頭目:9
2頭目:3.8
3頭目:3.4.5.6.7.8.10
組み合わせ数11点
投資金額各100円
回収金額：500円×23.6＝11,800円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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