2017 1/15(日)
第64回 日経新春杯(GII) 京都芝外2400m
予想用・出走予定馬一覧
昨年3歳春のクラシック戦線は参戦できなかったが夏に力をつけて菊花賞5着、今年の飛躍を期待されるミッキーロケットが日経新春杯に出走予定。まさに夏の上がり馬を地で行くかのごとく、神戸新聞杯でもサトノダイヤモンドに冷や汗をかかせる末脚を見せたが本番では完敗。古馬を相手に初の対戦となるが、神戸新聞杯と同じ2400mの舞台で真価を見せつけたい。
今回はカフジプリンス辺りが出し切ってくると手ごわい、トップスピード戦では昨年のレーヴミストラル、同世代ならレッドエルディストと強敵は多い。ただ、それでも菊花賞、神戸新聞杯でともに3歳世代の2頭には内容的に完勝しているわけなので、少なくとも同世代では総合的には一番とみておきたい。
●神戸新聞杯(GII) 2着 15頭7枠12番
阪神芝外2400m良 2:25.7(クビ差) 61.4-58.8 S^3
12.7 - 11.4 - 12.2 - 12.8 - 12.3 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 11.7
まずは秋に台頭を示した神戸新聞杯から振り返る。ペースは2.6で超スローのレベル。ラップ推移的に見ても4F勝負で中間的な脚を連続、ポテンシャル戦に近い中でL1も落とさないという競馬になった。上位2頭の強さが光ったなと。15番枠からまずまずのスタート、外枠でもあり無理をせずに控える形で中団に。道中もサトノダイヤモンドをぴったりとマークする形で3角まで我慢。3~4角でサトノダイヤモンドも仕掛けを我慢、その分スペースがなくなって一旦ブレーキをかける不利があり中団で直線。序盤でサトノダイヤモンドが先に抜け出しそのスペースを上手く使いながら坂の手前でグンと伸びて坂の上りでサトノダイヤモンドに並びかける。ただ並びかけてからが王者との差、最後は詰まりそうで詰らないままゴール板までたどり着いての2着だった。まあ流石にサトノダイヤモンドと比較しても出来の差は明確にあったとは思うし、これで互角だから一気に…というわけでは流石に無い。実際菊花賞ではサトノとの差は明らかに広がってしまった。その辺りも前哨戦の立場と上がり馬で勢いに乗っていたという立場の違いがあっただろうと。
●菊花賞(GI) 5着 18頭4枠8番
京都芝外3000m 3:04.0(+0.7) 59.9-64.5-58.9 S^1
13.0 - 11.3 - 11.0 - 12.4 - 12.2 - 12.7 - 13.6 - 13.2 - 12.3 - 12.7 - 12.2 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.6
本番の菊花賞では結果的にサトノダイヤモンドには敗れたが、それでも叩いて本番を迎えたレッドエルディストは撃破したし、同じ上がり馬のカフジプリンスも抑えての掲示板5着。ペースはややスローで中弛みは流石にあったがそこからL7の段階では12秒台には入っていたし、そこから徐々に加速しながら3F戦という形。まずまずのスタートから無理をせずにじわっと下げつつサトノダイヤモンドを意識しながらその後ろを狙うような感じでまずは入っていく。道中の緩みでも動かずにサトノダイヤモンドマークで向う正面。道中我慢しているうちに内のスペースを押し上げていく馬が多くなって相対的に下げる。サトノが先に動いたときに進路確保に苦労しつつ、中目を通しながらサトノの直後を意識して追い出されるが反応で見劣って序盤で置かれる。好位列からL1でジリジリとは差を詰めてきていたがそれでも3着争いに加わることはできず、シュペルミエールとの掲示板争いまでだった。まあ流石にサトノの本気には圧倒されてしまったし、レインボーラインも強敵だった。エアスピネルは前で進めたことで使える脚の短さをフォローしてきたとはいえ、こことの比較でL1まで伸び切れなかったという点ではちょっと不満もある。カフジは岩田が下手に乗って動けなかった、脚を出し切れなかったので難しいがレッドエルディストは完封。まあキングカメハメハの仔で3000は長いと思うし、神戸新聞杯のパフォーマンスは普通に高いレベル。あれを考えると距離も少し影響したとみるべきなのかなと。
●松前特別(10下) 2着 13頭7枠11番
函館芝2000m良 1:59.9(+0.2) 59.0-60.9 H^2
12.3 - 10.5 - 11.5 - 12.1 - 12.4 - 12.5 - 12.2 - 12.2 - 11.9 - 12.1
夏以降でイマイチだったのがこの松前特別。さっと振り返るが11番枠からゲートで出負けして後方から。道中も比較的淡々とした流れの中で縦長、向こう正面でかなり手が動くと3角以降の下り坂で一気に押し上げる形にはなったがそこから前受していたガルヴァリオに一脚を使われて終戦だった。まあ基礎スピード的に恐らく2000でここまで上がってしまうと辛かったのかなというところもあった。皐月賞にしてもスプリングSにしても流れた中では基礎スピード的に苦労していたのは確かで、距離適性的にももうちょっと長いところかなというのは感じていたし、基礎スピード面での競馬になったここは辛かったという感じはする。
●2017日経新春杯に向けての展望
まあ少なくとも秋2走を見た時にレッドエルディスト以上の競馬ができているのは強み。カフジプリンスの場合は神戸新聞杯も菊花賞も明らかにエンジンの掛かりが悪くてそれをフォローできない騎乗だったというのもあるし、まだ勝負づけがすんでいない可能性もある。特に先週の雨の影響、また今週の天気次第で時計が掛かる馬場でとなると厄介。ただそれでも現状ある程度余力をもって勝負出来れば後半のトップスピード面、持続力、ポテンシャルといったところはこのメンバーで総合的に隙が無い。唯一菊花賞でちょっと要所で置かれかけていたのでギアチェンジ面がどうかというところはあるかなと。外からどうしても勝ちに行ってというパターンになるだろうし、そこで勝ち切れるかどうかが今回のポイントかな。2000では距離不足だったが距離延長の神戸新聞杯がベストバウト、恐らくこの辺りの距離で前半無理をせず後半のポテンシャル勝負、長く中間的な脚を使ってくるというのがベストだろう。カフジはポテンシャルは非凡だが出し切るにはかなり大味な競馬をしないといけない、レッドエルディストは秋の充実度という観点で見てこちらの方が上。であれば基本的には明け4歳世代では最上位としたいし、後はトップスピードの質の高さで勝負してくるレーヴミストラルや高速馬場でのTS持続が売りという感じのクリプトグラムらとの比較になるが、この2頭は馬場適性的に高速巧者でトップスピードを明確に問われた方が良いタイプではあると思う。今の馬場でと考えれば基本的にはポテンシャル型を取りたいし、そのうえでカフジプリンスほど不器用ではない。有力馬の中では比較的信頼しやすい方かなと。ハンデの55kgも悪くない。神戸新聞杯で3着以下との内容を比べても、やはりここは期待の方が大きいかな。
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