2017年2月23日木曜日

中山記念 2017 出走予定馬・プレ予想:ヌーヴォレコルト、香港では我慢してのバテ差し4着をどう評価するか…いい頃の反応は無い感

2017 2/26(日)
第91回 中山記念(GII) 中山芝内1800m
予想用・出走予定馬一覧
中山記念2017の予想用・出走予定馬一覧


 海外を渡り歩く競馬が続く中で、アメリカのレッドカーペットハンデキャップでは久々の勝利を味わったヌーヴォレコルトが久々にホームの中山記念に出走予定。一昨年の中山記念ではロゴタイプを撃破しての制覇と適性を見せ、もちろん充実期ということもあってかGI路線でも勝ち負けに加わってきた。しかし昨年は幾らか物足りなかっただけに、強敵相手に今年初戦をどういう形で迎えるか。


 う~ん、まあ香港ヴァーズは案外悪くなかったとは思う。スマートレイアーが京都記念で頑張れている以上先着しているこの馬にもチャンスはあると。それに中山記念は一昨年勝っている、オールカマーでも強い2着がある。ここ最近は評価も難しいが札幌記念も悪くないので、もうちょっとやれて良いとは思っているんだが。


中山記念(GII) 1着 11頭4枠4番
中山芝内1800m稍 1:50.3 49.8-48.4 S^1
13.1 - 12.2 - 12.2 - 12.3 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 12.2

 まずは一昨年の中山記念を振り返っておきたい。稍重だが雨が断続的に降っていたので時計はかなり掛かっていた印象。ペースはその分最序盤がゆったり、ただ後は終始12秒前半、そこからの2F戦と仕掛けが遅かった。坂スタートの段階で1馬身近くリードを取るほど抜群のスタートを切る、そこからスッと控えて2列目のポケットと理想的なポジション取りで進めていく。道中も逃げ馬を行かせて前にスペースを置きながら3角までゆったりと入る。3~4角でも仕掛けを待ちつつ、前のロゴタイプが外を選択しきるのを待つ。4角でそのロゴタイプの直後を狙って直線に入ると、序盤でその内を通って追走、ただここではまだ詰まってこない。L1のバテ差しできっちりとロゴタイプを捕えきっての勝利だった。3着のステファノス以下を完封したし、タフな馬場での2F戦という中で内から器用に動けたこの馬の魅力がしっかりと発揮できた一戦だったといえる。この時期のイスラボニータは物足りないことが多いとはいえ、ステファノスを撃破できているようにロゴタイプともどもこの一戦のパフォーマンスは高かったと思う。坂スタートからのポジショニング、仕掛けを待ちながらしっかりと動ける総合力の高さをしっかりと見せてきたなと。


香港ヴァーズ(GI) 4着 14頭12番枠
シャティン芝2000m良 2:27.4(+1.2) 62.03-59.75 S^1
25.29-24.46-24.55-24.35-23.42-24.15

 4着だった昨年の香港ヴァーズ。ラップ推移的に見てもL4-3地点が最速で、恐らく3~4角地点が最速ラップ地点だろう。平均で見ても11.71とポテンシャル戦とみていいだろう。五分に出てそこから無理をせずに中団馬群外目の一角で進めていく。そこから掛かりながらブレーキしつつ後方で進めていく。 道中はスマートレイアーの直後で我慢しながらだが、3角では最後方まで下げ切ってここで我慢して最内を取る。4角でも最後方最内で一頭だけ馬群から離れた位置から徐々に進出して中目に持ち出して直線。序盤で狭いところを割りながらジリジリと伸びてきてスマートレイアーの直後を再びとる。その外をL1でとり切ってしぶとく伸びての4着確保だった。このレースは基本的にはスローロンスパだったとみていいと思っていて、その中で3角での動きがポイントではあったと思う。スマートレイアーはここでかなり外から動いてロスがあった。こちらはそこで完全に下げて内を取っているのでその辺りがラストまで伸びてきた要因と言えるかもしれない。内容的にはスマートレイアーの方が強い競馬をしているかなとは思っている。なのでこの一戦で評価をするというのは微妙かもしれない。まあ調子が読めなかった中で思ったよりやれたという点は良かったが。


札幌記念(GII) 4着 16頭1枠1番
札幌芝2000m稍 2:02.3(+0.6) 59.9-61.8 H^2
12.7 - 10.9 - 12.0 - 12.2 - 12.1 - 12.2 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.3

 昨年日本で走ったレースとしては札幌記念が最も良かったかなと。ただそれでも3着のレインボーラインには楽に差し切られてしまってはいる。ペースは1.9でかなりのハイ、ラップ推移的には淡々と進んで3~4角で緩んでの再加速。パワー型の基礎スピードを高いレベルで問われての一足というところ。内枠から好発、スッと先行しつつも最終的にはネオリアリズムらが主張していったので2列目のポケットで進めていく。道中もネオが厳しい流れで引っ張る中で2列目のポケットで前にスペースを取りながら3角。3角では追い出されて前のスペースを詰めようとするが苦しく、4角では完全に仕掛けられて最短距離を通しながら直線。序盤でジリジリ、反応できずにL1までばてないが伸びないという形でヤマカツエースを競り落としての4着までがやっとだった。まあ厳しい流れに組み込まれたわけで、そこからでも食らいつけていたのは一定の評価は必要かなと。ただこれまでのこの馬のパターンを見ても前半はゆったり、後半動くところでの良さを引き出すことで結果が出ていたというのもある。このレースではペース自体は速くとも4角で加速する脚を要求されていたが、そこの反応が甘かったのは恐らく基礎スピード的に厳しい競馬になったのもある。 それでもこのレースだけでなく大阪杯なんかはドスローでも反応が鈍かった。QE2世Cも要所での動きがイマイチだった。ここ最近はここが引っ掛かる要因ではある。


●2017中山記念に向けての展望

 まあ前走の香港ヴァーズである程度やれたのはあるが、スマートレイアーの場合3角でかなりロスがあった中での5着で幾らか辛い競馬をしてきたのもある。この馬の場合は最速地点の3~4角で仕掛けを待てたのがポテンシャル戦でのL1の差し込に繋がってきているとは思うので、スマートレイアーほどの評価をしていいのかどうかは微妙なラインである。ロスなく乗ってL1もうちょっと詰めて来ていたら、というところも正直ちょっと物足りなかった。アメリカの2走は2200でGIIIと楽なメンツだったであろうレッドカーペットHをあまり評価するのも危うい気がするし、厳しい流れになったBCフィリー&メアターフで崩れたのを極端に悲観する必要もない。とはいえQE2世Cや大阪杯でもイマイチ反応できていなかった、札幌記念も同様で一昨年中山記念で勝ったような内で我慢して加速で置かれずスッと、というような競馬というのが今できるかどうかは疑問が先に立つ。状態面で明らかに上昇気配があれば別だが、現時点での評価としては狙いづらいかなと思っている。坂スタートはうまいので内枠を引いてスッと2列目ポケットを取れればとも思うが、直近のパフォーマンスと一昨年の中山記念で考えてもロゴタイプの方を上位に取りたいかなと。



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