2017 3/4(土)
第24回 チューリップ賞(GIII) 阪神芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
アルテミスステークスを制し、阪神ジュベナイルフィリーズでも大外からただ一頭伸びての2着、リスグラシューと武豊がコンビ復活でチューリップ賞に出走予定だ。前走は武豊の香港遠征で代打戸崎となったが及ばずの2着。ライバルは明確な今回、勝手知ったる鞍上武豊を背に、脚を測るだけでなく勝利をモノにし雪辱を果たせるか。
勝ちにこだわってほしいけどさあどうなるか。ただソウルスターリングは本当の意味での良さという点では前走流れて良さが出たというイメージはあるので、前哨戦でペースが落ち着きやすければ末脚の絶対量で上回ってくる可能性は高いかなと思っている。ここは逆転を期待したい。
●アルテミスS(GIII) 1着 18頭8枠16番
東京芝1600m良 1:35.5 48.8-46.7 S^2
12.6 - 11.4 - 12.3 - 12.5 - 12.2 - 11.5 - 11.7 - 11.3
まずは重賞制覇を果たしたアルテミスSから振り返る。東京芝1600m戦で良馬場だが少し雨が残っていた。ペースバランスは2.1でかなりのスロー、中弛みというよりは前半から終始ゆったりした流れという感じでそこからの3F勝負ながらL1最速という競馬。外枠から五分に出て少し抑えながら中団に下げていく意識。ただスローでもあり、かなり緩んでいるという中で下手に抑えずに好位外まで押し上げる形を選択する。3~4角でも底までペースが上がらず、その中で好位列の外目から仕掛けを待ちながら直線。序盤でそこから外に出して追い出されるとスッと反応、L2の地点では一気に2列目に上がって並ぶ間もなく先頭に立つ、L1で唯一くらいついてくるフローレスマジックの追撃を振り切っての完勝だった。L1でも1馬身はあったので恐らくL1は11.1辺り。4角出口から直線入りの段階ではまだ仕掛けていなかったしL2の地点で4馬身はあった差を一気に3馬身縮めてきたので恐らくここも11.1ぐらい、上がりから逆算して大体11.3-11.1-11.1ぐらいとみていいのかなと。少なくともL1での減速はほとんどなかったとみていいと思う。まあここではフローレスマジックが相当強い競馬をしてきていた、そのフローレスがクイーンCで賞金を詰めなかったが仕掛けで後手を踏む中でも内容は高いレベルだったし、この馬の強さも間接的に証明された形にはなる。
●阪神JF(GI) 2着 18頭8枠18番
阪神芝外1600m良 1:34.2(+0.2) 46.7-47.3 M
12.4 - 11.0 - 11.3 - 12.0 - 12.1 - 11.5 - 11.5 - 12.2
阪神JFではソウルスターリングを撃破しきれなかった。ペースが上がって平均ペース、前半で46秒台に入ってきていて少し中弛みはあったが顕著ではない。L3実質最速で4角でも速めのラップという中で結局コーナーでの立ち回りもある程度影響したかなというところ。大外枠から出負けして序盤でかなり押されてリカバー、それでも後方馬群の外になる。道中は出していってリカバーする形の中では割と折り合って進めて、3~4角では後方大外から正攻法で仕掛けていって中団に取り付き勝負に行く。序盤でそこから伸びてきてすぐに好位列までは上がってくる。しかし内から完璧に立ち回ったソウルスターリングを相手に最後は着実に差は詰めるもセーフティの範囲内、完敗だった。まあ結局このペースで3~4角終始外々、仕掛けも早い4角の段階で11.5ということを考えても素材としてはこちらの方が上かなとは思っている。まあもちろんだが力差があればブエナやハープの様に差し込めるのがこの舞台なので、少なくともソウルスターリングも差はほとんどないレベルで強いとは思っている。ただそれでも後半の末脚の絶対量、このレースではポテンシャル寄りになったと思うがその辺りは確かかな。
●未勝利 1着 18頭3枠5番
阪神芝外1800m良 1:46.2R 47.1-46.7 M
12.7 - 10.7 - 11.4 - 12.3 - 12.4 - 12.1 - 12.0 - 11.0 - 11.6
この未勝利も圧巻。何せ結果的にだが京成杯2着のガンサリュートを4馬身千切ったわけだからね。ペースは平均だが、流れたことで仕掛けが遅れて、そして流れた割に最速11.0は強烈なインパクトである。まずまずのスタートから押して先行策、そこから最終的には好位で落ち着く。出していって前がペースをコントロールしだしてから、今度はこちらも折り合う必要があるのだが武豊は割と終始抑えるのに苦労するところなく2列目のポケットで我慢。3~4角でも仕掛けのタイミングを待ってポケットから直線で外に出すと楽に反応、唯一ついてくるガンサリュートをL1のTS持続で突き放しての圧勝だった。このレースはかなり驚かされた。基礎スピードもこの時期の1800としては相当高いレベルで問われていて、その中でもコントロールが利いていて、そこから追いだされてスッと反応。もちろん下り坂地点での仕掛けではあったにせよ12.0-11.0ですっと動けちゃうのはなかなか。基礎スピードをこの時点でここまで高いレベルで持っているハーツクライ産駒というのは驚きだった(後にアドマイヤミヤビにさらに驚かされることになったが)。JFで好走できたのも納得で、厳しい流れに対応できるのは大いに強み。
●2017チューリップ賞に向けての展望
ソウルスターリングの成長度にもよるが、少なくともチューリップ賞は立ち回りの差が響きやすい展開だったことで大外枠から出遅れて3~4角も終始大外となってしまったと。素材的に、また世代レベル的にそれで突き抜けきるほどのレベルではなかったと。ただ、それでも強い競馬をしてきたのは間違いない。本来はもうちょっと前を取れる馬なのと、基礎スピード的にもハーツクライ産駒の中ではかなり持っている方。仮に流れたとしてもJFのパフォーマンスを期待はできるわけなのでその辺りは不安は非常に小さい。後はソウルスターリングとの比較。ソウルもアイビーSでペルシアンナイトやエトルディーニュを楽に撃破してきたのは事実。JFでは流れて強さが出た。簡単な相手ではないと思うが、後半の末脚勝負ならこちらの方が上かなと思っているので、ペースが落ち着きやすい、中弛みが起こりやすいこのレースなら力を出し切りやすいかな。まあここは馬券的には面白みはあまりないと思うので、レースを楽しみたい。
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