2017年3月27日月曜日

春のスプリント王者はセイウンコウセイ【高松宮記念回顧】

さっそく先週の重賞を回顧していこうか。まずはGIの高松宮記念から。

セイウンコウセイは、文句なしの完勝でしょう。まずスタートがうまいこと決まって、先団の真ん中あたりでズーッと流れに乗れている。幸も初騎乗とは思えないくらい落ち着いて運べていたから、直線で早めに抜け出した後も追い出しを待つ余裕があったくらい。最後は馬場のいいところを選んで楽々突き抜けちゃったね。まあ、雨が降って渋った馬場が味方したという面も正直あるとは思う。そうじゃなきゃあそこまでいい手応えで来れないからね。とにかく今回はすべてが上手くハマった感じだったよ。

レッツゴードンキは、馬場が悪いわりに前半からペースが流れたから、後方のインでジックリ脚を溜める競馬がドンピシャだった。岩田もちょっと前まで調子を落としていたけど、最近は乗れてきているね。もともとインを突くのがうまい奴だし、今回は久々に得意技が炸裂したよ。一般的に雨が降ればラチ沿いの馬場が悪くなるって認識があると思うんだけど、今回はコース替わりの影響もあって内外の状態はほとんどフラットだった。それなら単純に距離ロスが勝敗のカギを握るよね。上位陣がほとんどラチ沿いを通った馬だったのはおそらく馬場が原因だろう。もちろん馬場の有利なところを選んで通るのは乗り役の腕。見てるやつはちゃんと見てるてことだよ。

レッドファルクスは、追い切り診断で「当日の気配次第」と話したけれど、当日のパドックでも少し重めが残っている感じだった。それでも3着に来たのは、やっぱり力があるってことだね。惜しむらくは重めの馬場が合わなかったこと。トビが大きくてゆったり走る馬だから、どうしても下がこういう状態だと力を発揮しきれない。できれば良馬場で馬群の外めを追走するような立ち回りがよかったね。ただ、今回インの進路を選択したデムーロの判断は間違っちゃいない。さっきも言ったけど、内外で馬場の差がなければ、インを選んで走るのは当たり前のこと。仮に外に持ち出していたら届かなかった可能性もあるからね。

ティーハーフは、これもインにべったり張り付いていたのが好走要因。直線では一瞬「おっ」と思わせる手応えだったけど、最後は脚がなくなって垂れてしまった。そのあたりはやっぱり実力差なんだろうな。洋芝に実績のある馬だし、今回の馬場が合っていたという面もあるだろうね。

フィエロは、もともと気の短いところのあるタイプだから距離短縮は悪くないと思っていたけど、やっぱりそこそこ走ってきたね。道中はインの最後方で構えて、直線では馬群を捌いてジリジリ伸びてきた。今後はどの路線を進むかわからないけど、個人的にマイルより1400~1200mでローテを組んだほうがいいと思うね。8歳だけどまだそこまで使い込んでないから、もしかしたらスプリント戦で重賞初制覇ということになるかもしれないよ。

メラグラーナは、もう「馬場が合わない」の一言に尽きる。追い切り診断でも言っているように、体の割にトビが大きいのが特徴だから、今回みたいな馬場では力を出せない。道中は中団外めにいたんだけど、追走の段階ですでに一杯一杯になってしまった。条件が悪かったという意味では悲観する必要はないし、パンパンの馬場なら巻き返しは利くでしょう。

シュウジの敗因は状態面。追い切りの動きは重く見えたんだけど、それでいて当日の馬体重が-10キロ。「重く見えるのに体重が減っている」ってことは、ハッキリ言えば体調が悪かったということになるね。これもメラグラーナと一緒で、今回の結果は十分度外視可能だと思うよ。


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