2017 4/8(土)
第35回 ニュージーランドトロフィー(GII) 中山芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
中山芝外1600mの舞台であるジュニアカップで後方一気を決め込んだナイトバナレットがニュージーランドトロフィーに出走予定だ。前走のファルコンステークスでは出遅れて外からリカバーしようとしたが伸びを欠いた。得意のマイル、中山の舞台で巻き返しを誓うができればまずはゲートを五分に出たい。ここで結果を出してNHKマイルCに繋げられるか。
前走は出遅れ自体はある程度想定できていたんだが、1400でとなるとそれをリカバーできるだけの脚が無かったという感じ。全体的に1400は短いと思う。マイルがベストかは今後の走り次第だけど、1400よりはマイルの方が良いとは思うので、後はゲートを克服して差し込めるか。今の馬場だとちょっと怖さはあるかな。
●ジュニアC(OP) 1着 16頭1枠2番
中山芝外1600m良 1:34.7 45.9-48.8 H^3
12.4 - 10.7 - 11.1 - 11.7 - 12.3 - 12.4 - 12.0 - 12.1
まずは勝ったジュニアCから。中山マイルでペースは2.9と超ハイ。ラップ推移的にも前半はかなり早く、3~4角で12.3-12.4と一気に緩んでそこからL2で再加速も度合いはさほどでもない。コーナーでは遅いラップを踏んでいるのでここでのロスはさほど影響はなかったかな。その中で2番枠から出負けして後方からの競馬になってしまう。ただ前半からかなりハイペースで流れたことで後方の位置からすぐに外に持ち出して3角では外から進出。ここでレースの流れも急に落ち着いて、コーナー地点でそこまで無理なく押し上げていく。4角でもその中で中目からかなり窮屈に進めつつも後方列で直線。序盤で外目から進路を取ってすぐに伸びてきて中団、L1でもしぶとく伸び切ってまとめて差し切った。ここでは2つ恵まれている。ひとつは全体のペースが速いのでスペースが縦長に伸びることで外まですぐに持っていけたというのはある。それともう一つは中盤のコーナーでの緩み。ここでフラットに取り付いていけたのは良かった。超ハイなのに早めに前が減速したことで直線の段階ではそこまで縦長にならなかった。この辺りは展開的に恵まれた面はあるので、これを丸々評価はしにくい。ただ、逆に言えばマイル戦でも少し紛れた所で上手く取り付けばしっかりと伸びてくる後半のポテンシャルは厄介。個人的にはもうちょっと距離があっても良いかなという感覚ではある。ゲート難を解消しないと距離云々以前ではあるが。
●ファルコンS(GIII) 11着 16頭6枠12番
中京芝1400m良 1:22.0(+0.9) 34.0-35.3 H^2
12.0 - 10.8 - 11.2 - 11.8 - 12.1 - 11.4 - 11.8
このファルコンSでは1番人気に押されたが出遅れて動いて伸びあぐねた。ただ、分析の上では3~4角で動いたことで脚を無くしたという解釈ではないかな。このレースは1.3でかなりのハイだが極端ではない。ジュニアCと同じくコーナーで緩んでいるので外から取り付く競馬は合っているし、実際勝ったコウソクストレートは外から進めていた。ただ、前がこれである程度ペースをコントロールしていて、かなりの高速馬場でもあったことで2F戦でもL2最速11.4とそこそこ速いラップを踏んだ。その中で12番枠から出遅れて最後方から。向こう正面の段階で何とか外から取り付いて一頭交わして3角。3~4角では前がペースをコントロールしていてここで一気に馬群が凝縮、外々からポジションを押し上げていける絶好の形で中団まで押し上げる。しかしその勢いをもって入った割にL2の坂の上りの段階で伸び負け。L1までジリジリといいところなく完敗を喫した。もし3~4角での仕掛けが早かったという話になると、L2の地点で再加速の地点で伸びてないというのがおかしなことになる。L1で甘くなったなら仕掛けが早いんだが緩い地点で押し上げてL2の最速地点でこちらは勢いをつけて入ってきている。その辺りを考えるとこれが拙かったとは思わないし、逆にここまで勢いをつけながらもL2の最速地点で伸びあぐねたのであれば単純にキレ負けだろうと。またもしくは1400mで出遅れてしまって、しかも高速馬場で基礎スピード的に最序盤からリカバーしながらとなって全体的な基礎スピード不足か。いずれにせよ外を回したことというよりは、高速馬場の中京1400ではそもそも優位性を作れなかったと思う。
●2017ニュージーランドTに向けての展望
この馬のイメージとしてはひとまず早い脚、トップスピード面は期待してはいけないなというのが一つ前提としてある。前走のファルコンSが高速馬場で1000通過なら57.9(ジュニアCはタフな馬場のマイルで58.2)をフラットに取り付いて脚を使えなかったのなら本質的にはキレ負け、基礎スピード負けだと思っている。あの感じだと少なくともマイルで平均ペースで淀みなく入ってしまうと難しいし、スローでより後半速いラップを踏む形になるともっと難しいかなと思う。この馬はバテ差し馬に分類される馬で、基礎スピード自体は対応できるがついていくにはゲートが拙すぎる。例えばひいらぎ賞、ジュニアCの様にハイペースからコーナーで息が入る。ここで出負けをフラットに取り付いて良さが出ているのでその点でも流れ自体は速い方が良いが、道中で息が入ってほしいというようないわゆるトリッキーな流れになってほしい。淡々と進められると基礎スピードタイプに屈してしまう可能性は高くなる。その点では正直今の中山の馬場状態はこの馬にとってはお誂え向き。どういう馬場なのかが読みにくく、各騎手も仕掛けの意識を遅らせる方向になっているように感じる先週の馬場状態だった。各騎手が適正ペースを判断できずに流れに紛れがあるときに、後半のポテンシャルを利して早めに動いて勢いをつけながら勝負ができれば浮上してきていい。ただ、ジュニアCもひいらぎ賞も結構恵まれているので、ここに入っても重い印を打つのは個人的には避けたいかなと思っている。今回の方が狙いやすいけど、それでも連下まででとどめたいかな。
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