2017 4/8(土)
第60回 阪神牝馬ステークス(GII) 阪神芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
期待されながらもなかなか結果が出ずにもがき続けながら前走の中山牝馬ステークスで嬉しい重賞タイトルをゲットしたトーセンビクトリーと武豊が阪神牝馬ステークスに出走予定。再びマイルを試すこととなるが、昨年のヴィクトリアマイルでは基礎スピード負けで崩れてブービーと苦杯を舐めた距離。阪神マイルで再度適性を試すが、充実度でクリアとなるか。
ここ3走の好調は嵌っただけでなく、馬体増によって肉体的に成長してきたという可能性は考えておく必要はあるかもしれない。もともとはある程度流れてもやれていた馬なのだが、近走はスローから機動力を活かす競馬で良さが出てきているのと、スタートが上手いのは一つある。中山牝馬Sがはまったのは確かだし、マイルは不安もあるが強ち前走をフロックで片づけるのは危険かも、と感じている。
●中山牝馬S(GIII) 1着 16頭2枠4番
中山芝内1800m良 1:49.4 50.2-47.0 S^3
12.9 - 12.3 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 11.8
前走初重賞制覇となった中山牝馬Sだが、ペースを見てもわかるように3.2の超スローである。坂スタートの中山1800らしいといえばらしい、序盤ゆったり、2角過ぎの下りでじわっと加速だが上がり切らなかったことで、L2最速が11.3と中山にしてはトップスピード特化戦に近いという競馬になった。その中で4番枠から好発、スッとハナを主張していくように見せて外の馬を行かせてコントロール、しっかりと2列目のポケットで我慢する。2角過ぎでは少し掛かり気味だがスローで下りの地点ということもあってある程度仕方なく、それでも壁を作れているので問題なくコントロール、3角に入っていく。3角では前にスペースを置いた状況で仕掛けのイメージを持ちつつも我慢。4角で前のスペースをじわっと詰めながら加速の準備をしつつ外を意識して直線。序盤で2列目から一瞬は踏み遅れるがそれでもそこからL1でしっかりと伸びて捕えての完勝だった。内枠と好発が大きかったと思うし2列目ポケットを取った段階で後は捌ければというところまで持っていけた。ドスローではマジックタイムもそこまで良さが出にくいし、上手く噛み合ったなと。まあこういう競馬ができるのでやはりこれぐらいの距離で楽に主導権を握ってという競馬が理想ではあるだろうと。
●垂水S(16下) 7着 8頭6枠6番
阪神芝外1800m稍 1:46.5(+0.8) 47.2-46.5 M
12.5 - 11.3 - 11.6 - 11.8 - 12.0 - 11.7 - 11.1 - 11.3 - 12.4
同じ1800m戦でも崩れた垂水Sはペースの問題かなと。平均ペースからL3最速のTS持続戦、L1は消耗という流れ。6番枠からまずまずのスタート下げて中団という競馬。小頭数の中でそこまで縦長ではなく中団でもある程度ながれに乗った状態で外々で3角。3~4角でも外々を回してという形、コーナーワークで少し置かれて後方で直線。序盤で追い出されるがイマイチ反応できず、そのままジリジリと伸びあぐねての7着完敗だった。ブービーなわけで、このペースで脚を引き出せなかったと考える必要もあるが、ただ一方でこの時の馬体重は454kg。ヴィクトリアマイルで崩れたのも446kgと、ここ数走470kg台で結果が出ているということを考えると状態面に問題があった可能性も高い。実際難波Sでは46.6-48.0のペースで好位外から勝ち切れている。レベルの差はあるし流れる形がベストではないとは思っているが、状態面に敗因を求めるのも一つアリかもしれない。
●ジェンティルドンナM 1着 10頭2枠2番
京都芝内2000m良 1:59.4 61.4-58.0 S^3
12.6 - 11.4 - 13.1 - 12.3 - 12.0 - 12.2 - 11.9 - 11.6 - 11.0 - 11.3
ジェンティルドンナMも結局は上手く前半をドスローに持ち込むことで上がり勝負を前々で仕掛けられた側面が強い。3.4で超々に近い超スロー、L3でも11.6で実質2F戦みたいなもんになっている。その中で2番枠からまずまずのスタートからしっかりとハナを主張、早い段階でとり切って主導権を握ってドスローに落とし込む。3~4角でも仕掛けを我慢しつつ出口で軽く仕掛けて直線。序盤でも一瞬遊んだが追い出されてしっかりと速いラップを踏んで後続を寄せ付けない。L1で少し甘くなったところにステイインシアトルに決定的に迫られたが何とかしのいだ。まあこういう感じでドスローに支配してしっかりと後半勝負、トップスピード戦に持ち込めれば手ごわい。
●2017阪神牝馬Sに向けての展望
難波Sなんかでは結構厳しい流れでやれてはいたが、レベル的には微妙なライン。近走を見ても強敵相手にやれているのはトップスピード戦にはなっているので、そういう競馬の方が今は良いのかもしれない。また基礎スピード面を見せてきているといっても秋華賞も含めて1800~2000までに収束しているので、ヴィクトリアマイルの時は馬体減の影響もあったかもなのでこれだけでは決めつけられないにせよ、基本的にはそれぐらいの距離の方が良いという認識。ゲートは上手いのでクイーンズリングとともにレースをスローに支配できればマイルの距離でもとは思うが、後半特化に持ち込んだとしても単純なトップスピード持続力ではクイーンズリングに見劣るしクイーンズよりは前にいたい。ゲートが上手いのでできれば内枠を引いてスッとハナを取り切ってしまえれば、外から来る馬がいれば控えればいいしという競馬もできる。内枠の方が良いだろう。ここ数走の充実度は評価しているが、それでも2走前のアンドロメダSで平均ペースでは甘くなってしまっているし、現状スローが理想、マイルだと少し評価を下げる必要はあると思っている。内目の枠を引いたときに押さえておきたいかなというぐらいの感覚。
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