東京11R ジューンステークス(16下) 芝2000ｍ 良、高速馬場想定
【展開予想】
東京は金曜夕方ぐらいに府中付近で微妙に降るかも？という感じ。ただぱらつく感じだし特に影響はないかな。Ｄコースに替わるので内外の馬場差がどの程度か、土曜の内はその辺を見ておきたい。
展開予想だがひとまず行きそうな馬がトーセンマタコイヤかヴォージュかぐらいしかいないと。トーセンの場合は４走前で逃げて勝っているので逃げの手もアリかなというところで枠的にもこれが主張。ヴォージュは逃げずに番手でという競馬を続けているがタイプ的にあまりスローすぎるとキレ負けするのでその辺りのバランスが難しい。ドレッドノータスはこの枠だと最序盤そこまでペースを引き上げる意識は持ちにくいかなと。戸崎や内田がレースを作るならスローになる可能性の方が高いとみて。
【予想】
◎03トーセンマタコイヤ
〇01プロディガルサン
★10スモークフリー
△06ブラックバゴ
３連複◎軸〇▲△BOX
３連単Ｆ◎〇▲→◎〇▲△→◎〇▲△×
◎トーセンマタコイヤ
難しいところだけど、ひとまず本来は極端なスローで良いタイプではないと思っているんだけど、４走前のオリエンタル賞が非常に強くて、この時が開催最終で雨も降っていて良でも少し時計が掛かっていた状況、63.6-58.7と超々スロー、12.7 - 12.2 - 11.1 - 11.1 - 11.6とＴＳ持続特化で最速の上がりでぶっちぎった。超高速馬場でもアメジストＳで強かったけど、少し時計が掛かってきた中で後半特化でこういう競馬ができたのは意外だった。アメジストＳの場合は58.8-59.5と平均で流れて12.0 - 12.1 - 12.2 - 11.6 - 11.9 - 11.7とＬ３最速戦で好位内目からしぶとく脚を使ってという形。スピカ賞では中山で超スローからのＬ２最速トップスピード戦で後方外から大外を回しながらで４角出口でのロスが響いたと思う。本質的には長くトップスピードを持続してくるタイプではないので、後ろからレースラップ以上の脚を使って押し上げていくのは本質的に合わない。全体のペースが上がった方が多分いいと思うが、前目で立ち回れればスローでも対応可能なのでこの枠、面子なら本命にしたい。
〇プロディガルサン
多少なら流れても大丈夫だとは思うんだけどね。一応リアルスティールの全弟なわけで東京2000が合う可能性は高い。究極の上がり勝負となった東京新聞杯では12.6 - 12.4 - 10.9 - 10.8 - 11.0とＬ２最速10.8、坂の上りで究極の切れ味を要求されたがここで馬群の中目から鋭く伸びてエアスピネルの前に出ているように、余力があれば瞬間最大の切れ味だけならトップレベルにある。あまり分散しない方が良いし、特にここ２走はスローでも段階的な加速が問われたことで上手く弾けなかった感じ。その点でも東京は合いそうだし、この面子ならそこまで３～４角でそんなに上がってこないと思うし、この枠なら前目もとれそう。要所でのギアチェンジ面も高いし、前目から馬場の良いところを選びながら入っていけそうなポジションから一瞬の鋭さでスッとという感じ。ただ流れたりロンスパ気味にシフトすると不安は少しあるのでその辺ではトーセンマタコイヤの方が信頼度は高い。
★スモークフリー
単純な素材という観点で見ると準OPでも上位に入ってくると思う。不器用なので噛み合わないとというところはあるが。２走前の1000万下勝ちが49.5-46.5と３秒の超スロー、ラップ推移的にも12.3 - 12.3 - 12.3 - 11.6 - 11.2 - 11.4と３Ｆ勝負、Ｌ２で３馬身差ぐらいを１馬身に詰めて伸びてきてＬ１できっちり捕えきった。恐らく自身Ｌ２最速で10秒台後半、鋭く伸びてきたし坂の上りでの加速が得意という感覚で明らかに府中向きだなと。前走のスピカＳも悪くないんだけど、50.8-46.5と超々スロー、12.6 - 11.7 - 12.0 - 11.8 - 11.1 - 11.6と２段階加速的な感じでＬ２最速11.1、坂の上りでは減速ラップ。最後方から直線外に出してジリジリと伸びてきてＬ１の坂の上りで加速する形に持っていってグンと来た。Ｌ１の段階ではまだ５馬身はあったと思うが、そこから３馬身は詰めてきたと思うし、恐らくＬ１で11秒前後。ただコーナーで前が動いていく中でイマイチ反応できずにエンジンの掛かりが遅かったイメージ。この辺からも直線で外に出してフルスロットルに持っていきやすい府中の方が良いだろう。スロー団子ならこの馬の出番。流れてやれるかは今の段階ではまだ未知数なので不安はある。
△ブラックバゴ
前目を狙えるとみて。折り合い面で少し難しいところがあるので最序盤のポジショニングは周りのレベルが下がればというところかな。今回は確たる逃げ馬不在だがトーセンやヴォージュを見ながらスッと入っていければ２列目内目、中目ぐらいは狙えそうなメンバー構成。トップスピード戦でも高いパフォーマンス、ペースが上がっても前走アメジストＳでむしろ末脚を引き出してきていて基礎スピードが問われて良さが出た。本質的にＴＳ持続がちょっと甘くて要所で動けるタイプだし、前目で我慢をしながらというのが一番。その点でも今回はちょっと怖い。
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