2017年8月22日火曜日

キーンランドカップ 2017 出走予定馬:メイソンジュニア、スプリント戦での真価を問う…息が入れば鋭さを増すので札幌なら警戒

2017 8/27(日)
第12回 キーンランドカップ(GIII) 札幌芝1200m
予想用・出走予定馬一覧
キーンランドカップ2017の予想用・出走予定馬一覧


 ニュージーランドトロフィーで2着するなど、3歳短距離~マイル路線で存在感を見せてきたメイソンジュニアが再度スプリント重賞のキーンランドカップに出走予定だ。ただ、前走のCBC賞では古馬相手の1200m戦でやや力負けを感じさせる内容だった。それだけに、今回は正念場の一戦、秋の本番を見据えて結果を求めたい。


 本質的に1200はちょっと短いなあとは感じている。ただ、少し時計が掛かってきたことと、札幌1200のキーンランドカップの場合は少し息が入る可能性も考える必要がある。そうなるとこの馬も幾らかチャンスは出てくるかなと。ただそれでも1200向きでは本来ないとは思っている。


NZT(GII) 2着 16頭2枠4番
中山芝外1600m稍 1:36.2(+0.2) 48.4-47.6 S^1
12.9 - 11.6 - 11.8 - 12.1 - 12.3 - 12.0 - 11.7 - 11.6

 まずは2走前のニュージーランドTから。この時は雨の影響もあってペースがコントロールされたこと、そして仕掛けのタイミングが遅かった、というのが特徴としてはあると思う。ペースバランスは0.8でややスローの範囲、ラップ推移的には中盤で12秒台にコントロールされての2F戦でL1最速なのでレース全体としてみても仕掛けが遅かった。


 4番枠から好発を切ってハナを楽に主張、その後外から来るボンセルヴィーソを抑えてペースを上手く支配する。3~4角で息を入れながら仕掛けを待って4角出口でもほぼ馬なりで直線。序盤でボンセルヴィーソに並ばれてからの仕掛け、坂の上りで抵抗していたが内からジョーストリクトリに差し込まれての2着だった。


 強い競馬だったとは思うし、対ボンセルヴィーソで比較すると割と後半勝負の割合が高い中で逆転していると。この辺りを踏まえても前半はあまり急かさず楽に主導権を取れる距離の方が本質的には合っているという感じ。使える脚はあまり長い方ではないので全体のペースを引き締めて縦長に持ち込むことで前受けから一瞬の脚を使って抜け出すのが持ち味だろうと思う。


ファルコンS(GIII) 3着 16頭3枠5番
中京芝1400m良 1:21.2(+0.1) 34.0-35.3 H^2
12.0 - 10.8 - 11.2 - 11.8 - 12.1 - 11.4 - 11.8

 このファルコンSの内容が個人的には面白いなと思った。高速馬場状態ではあったしペースを考えると時計が遅い、というのはあったのか上位の評価が低かった印象。ただ、前半が速い中で3~4角の下り坂で11.8-12.1と極端に緩めているので時計が遅くなるのは仕方ないし、むしろ前半厳しい流れ、中盤緩めて団子という中で再加速する余力があったこの馬とボンセルヴィーソはかなり強いな、という認識だった。


 5番枠からまずまずのスタート、そこから控えて進めたいが流れの中に入ってしまって2列目のポケットで3角に入る。3~4角では前に緩められてしまって我慢を強いられているうちに団子状態で直線。序盤の坂の上りで一気に加速、ギアチェンジに対応して体一つほど抜け出す。しかしL1は流石にちょっと甘くなっての3着だった。


 負けはしたが、中盤の緩みで外からフラットに差し込んできた馬の方が有利な展開の中、ハイから緩めて再加速という総合力をかなり高いレベルで見せてきたといえる。1400ならハイペースでもついていけてしまうしそこからの一足が魅力なんだろうと。多少のハイバランスは問題ないが、タイプとしては上がり切ってほしくないタイプだと思うし緩んでも動けるので立ち回りの器用さを活かしたいタイプ。


CBC賞(GIII) 12着 18頭8枠16番
中京芝1200m良 1:08.7(+0.7) 33.2-34.8 H^2
12.0 - 10.5 - 10.7 - 11.1 - 11.1 - 12.6

 ただ前走のCBC賞では流石に難しい競馬になった。土曜は超高速馬場だったが、雨の影響で時計が掛かっていたしその中で1.6とかなりのハイペース。ラップ推移的にも終始息が入らないゴリゴリのスプリント戦となっている。パワー型の基礎スピード特化戦だ。また地味にコーナー地点までは11秒前後と速いラップを踏んでいるのでここでの立ち回りも響いたと思う。


 16番枠からやや出負け、外枠から二の足を利かせて好位から最終的には2列目の外に入っていく。そのまま3~4角でも2列目の外で進めながら直線。序盤でファルコンSで見せた脚を待見せられずにジリジリと下がってしまう。そのまま最後まで良いところなく下がっての完敗だった。


 大外8枠を引いたのも痛かったが、全体のペースが速かった中で出負けをリカバーする形で脚を使ったのもあるし、基本的にオーバーペースだったとみている。少なくとも1200でここまで上がり切ってしまうと難しいし、息が入らないと後半の要所で迎える加速で良い脚を使えるこの馬の良さが出せなかったという感じ。


2017キーンランドカップに向けての展望

 前走はペースが上がり切ったのが響いたと思うし、過去の傾向を見てもキーンランドカップはそこまで極端に上がり切る傾向でもない。それにスプリント戦としては結構L2最速率が高く、逆に言えば3~4角で少し息が入る傾向。これはどこかでゆったりしてギアチェンジ面を活かしたいこの馬にとっては追い風となる可能性が高いだろうと思う。もちろんベストは1400~1600辺りにあるのかなという気はしているが、相手関係も今回は下降線の実力馬、適性的に微妙な馬も多いので、この馬の実力を考えると、噛み合えば通用していい馬だと思っている。今回は思っているよりも逃げ先行勢が多い印象で、器用に立ち回りたいこの馬としては枠の並びが結構重用になってくるかなと。その辺が上手く噛み合いそうなら馬券的には少なくとも押さえたい一頭になる。




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