2017 10/1(日)
第51回 スプリンターズステークス(GI) 中山芝外1200m
予想用・出走予定馬一覧
今年はオーシャンステークスを制して重賞馬の仲間入りを果たしたメラグラーナが同じ中山1200mの舞台、スプリンターズステークスに出走予定だ。雨に祟られた高松宮記念、CBC賞では脚が削がれたが、パンパンの良馬場となったセントウルステークスでは存在感を見せる末脚を発揮。その末脚を思い出して、この大一番で全てを爆発させたい。
本当は前走のセントウルSぐらい強烈な後傾ラップを踏む方がこの馬は良さが出るんだとは思っている。一応オーシャンSではハイペースの中でしっかりと差し込んできているし、良馬場ならある程度流れても、とは思っているがオーシャンSはレベル的にも少し疑問が残るので、この辺りを総合的に判断していきたい。
●オーシャンS(GIII) 1着 16頭5枠9番
中山芝外1200m良 1:08.3 33.6-34.7 H^2
11.9 - 10.8 - 10.9 - 11.5 - 11.3 - 11.9
スプリンターズSと同じ舞台となる中山芝外1200mのオーシャンS勝ちから振り返りたい。この時は雨の影響が少し残っていて時計的にも標準には掛かっていたかな。ペースは1.1でかなりのハイ、L3で息が入っていたのでコーナーで外から取り付くのはラップ的にはそこまでロスもなかったかなというところ。
9番枠からまずまずのスタートを切ってそこからじわっと下げながら中団馬群の中目で進めていく。中団外目からある程度追走しつつ3角。3~4角でも中団馬群の外で立ち回って直線。序盤の最速地点でしっかりと伸びて2列目から先頭列に近いところ。そこからL1でも踏ん張ってしっかりと抜け出しての勝利だった。
相手がナックビーナスやクリスマスというところだったし、ここに入ればメンツ的にはそこそこ楽な方だった。その中で展開的には恐らく得意とは言えないハイペースの流れに中団で乗ってしぶとく脚を使ってきたというのは評価できる。得意ではない中で及第点以上の競馬ができた、という認識かな。もちろんハイペースが得意な最上位の馬たちを相手にとなると物足りないが、大きくは崩れないだろうという競馬はしてきた。
●セントウルS(GII) 4着 14頭2枠2番
阪神芝内1200m良 1:07.7(+0.2) 33.8-33.7 M
12.2 - 10.8 - 10.8 - 11.1 - 11.1 - 11.5
良馬場のセントウルではこの馬らしい面も見せたが、阪神1200だとなかなか難しいなという感じの4着。ただ特にダンスディレクターとの比較という観点では見劣ったかなと思うので、この一戦で個人的に若干評価を下げたいかなと感じた。
2番枠からやや出負けしたかなという程度、そこから二の足がいまいちで後方からの競馬となる。ただ最内を立ち回っていたが上手く前のスペースを確保できて後方の内内でスムーズに立ち回る。3~4角で後方から一つ外に出してダンスディレクターの後ろを突いて直線。序盤でそこから追いだされると瞬間的には鋭く伸びて馬群の中に突っ込む。L1では一瞬だけ待たされた分もあるかもだがその脚が少し勢いを欠いてダンスディレクターには見劣っての4着だった。
まあ阪神1200の高速馬場で立ち回りのうまい先行勢に残られるのは仕方ないし、最内をぴったりと立ち回ったラインミーティアがスタートも含めて完璧に噛み合ったのでこの1,2着は難しかったと思う。ただ、ダンスディレクターとの比較でダンスの方が3角から少し外を回していた分だけロスがあったと思うし、L2の瞬間的なキレという点では上回ったかなとも思うがL1のTS持続区間まで含めるとちょっとだけ足りなかったかもしれない。まあほぼ互角と言っていいと思うが。ただ、この馬自身35.3-32.4という強烈な後傾バランスでこれだけの鋭さを見せてきている。特にダンスディレクター相手に後ろから進めてL2の地点でここまでやれたというのはインパクトは大きかったかな。1200だと本質的にはちょっと短いのかもしれない。
●高松宮記念(GI) 10着 18頭6枠12番
中京芝1200m稍 1:09.6(+0.9) 33.8-34.9 H^2
12.3 - 10.3 - 11.2 - 11.4 - 11.3 - 12.2
宮記念の敗因は馬場ともいえるし、CBC賞もそうだったのもある。ただ、雨が残っていたオーシャンSでは勝っていたわけで、もちろんレースレベルの違いはあるが個人的には通したところの差もあったかもと思っている。1.1でかなりのハイ、ラップ推移的には淀みも小さくL1は落ち込んだ。コーナーでは速いラップをある程度維持していて、2~5着は3~4角で最内に近いところを通していたというのは事実としてはあると。
12番枠から出負けして後方からの競馬になる。道中もおっつけながら3角の下りまでに外に持ち出す。そのまま3~4角でも馬場の良い外をというところで、好位列の馬たちも馬場の良い外外を狙うので結果的に相当外を回しながら直線で馬群の中目に突っ込む形。そのまま序盤で脚を使いつつもなかなか伸び切れない。L1までなだれ込むだけで最後の脚もトーキングドラムに見劣っての10着完敗だった。
馬場がフラットならラップ推移的には基本的に内内で立ち回った方が良かったとは思う。まして2~5着でもドンキやレッドはともかく、フィエロやティーハーフも頑張れていたので馬場も思った以上に内でやれたと考えれば3~4角で外外を回しすぎたという感はあるかもしれない。結果的にそこで分散する形になって脚を削がれてしまった感覚かな。
●2017スプリンターズステークスに向けての展望
2つほど感じることがある。ひとつはやはり後傾バランスの方がパフォーマンス的には高いという点。前走のセントウルSもラインミーティアがポンと出て最内ぴたりで嵌ったことを除けば正攻法のダンスディレクターを相手に後ろから良い脚を使った。もう一つは、多分この馬は加速段階の方が良い脚を使えるんだろうということ。CBC賞の場合はL1で12.6と相当落ち込んでいてここでなだれ込む感じではなかったし、オーシャンSでもL2の地点の方が伸びていた。遡ればフィリピンTを勝った時も10.7 - 11.2 - 11.3 - 11.1 - 11.4とL2最速、坂の上りでグンと来ていたので、本質は加速、ギアチェンジ面で良さが出るタイプなんじゃないかなと。半面で前走もそうだがやはりL1は結構甘くなりがち。3~4角で少し息が入ってそこで取り付いて、そこからもう一段の脚を使う競馬の方が合っているかなという印象だ。中山1200でも近年はそういうケースがあるので嵌れば、というのと瞬間的な切れ味は最上位だが使える脚がそこまで長くはないので内枠から良い位置を取ってできるだけ瞬間の切れ味だけで勝負できる状況が望ましいだろう。全体のペースが上がったとしてもある程度は対応してくると思うが、単純な時計勝負という点ではゲートも甘く不安があるのも事実。噛み合えば勝ち負けまでのチャンスはあるとみているが、限定的かなと。中山で雨が降られると微妙だが、悪化しきらない程度なら逆に紛れが生じて逆に良いかもしれない。一応最上位のスプリンター相手には結果を出せていないのも事実なので、恐らく今回も人気の一頭、枠順など噛み合わなければ馬券的にはヒモ扱いの中で考えて行きたい一頭。
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