2017 9/24(日)
第63回 オールカマー(GII) 中山芝外2200m
予想用・出走予定馬一覧
長距離路線で台頭し、ダイヤモンドステークス、ステイヤーズステークス連覇など重賞3勝の実力馬アルバートがオールカマーに出走予定だ。3000m超で結果を出している馬だけに、やはり2200mへの短縮というのがどう出るかがポイントだ。相手関係も中距離で手ごわいステファノスらがいて簡単ではない一戦。強敵相手だがこの距離に目途を立てたい。
単純な後半のトップスピードの質・持続力やポテンシャル、2段階加速的な競馬への対応力も含めてトップレベルにあるとは思う。まあルージュバックが出し切ってくると手ごわいかなとは思うが。それよりもやはり前半のペースに対する対応ができるかどうかだろう。流石に準OP以降は長距離のレースが中心、2400~2500m戦でも緩い流ればかり。平均で流れて後方からとなると届かない可能性はあるし、そもそもそこでついていって脚を削がれるケースもあるかも。ただ…完全に未知数だがアドマイヤドンの仔は高速馬場巧者が多いというイメージと、アドマイヤデウスなんかもそうだが高速中山は結構強いイメージ。この馬自身も高速馬場そのものは得意なので、今の馬場でスローバランスになりやすいというのは結構良い材料かもしれない。
●ダイヤモンドS(GIII) 1着 15頭7枠12番
東京芝3400m良 3:35.2 64.3-91.7(FA13.1)-59.2 S^5
12.9 - 12.4 - 13.0 - 13.0 - 13.0 - 12.9 - 13.0 - 13.8 - 13.6 - 13.0 - 12.7 - 12.7 - 12.5 - 12.3 - 11.6 - 11.3 - 11.5
正直なところこのダイヤモンドSに関してはあまり語ることがないというか、終始ドスロー、ハロン13程度、そこからの顕著な3F戦で直線だけの競馬になっている。道中の意味合いがほとんどない、ポジションの差と直線でのギアチェンジ含めた後半勝負に特化してしまっている。なので重要なところ以外は軽く流す程度で。
12番枠から出負けして促していくも結局後方からの競馬にはなってしまう。スタンド前で外からサムソンズプライドが動いて途中で失速していったのを除けば大きな動きはなく、その流れで後方外目。3~4角でも後方外目でじわっと促しながらムーアにしてはある程度早めに仕掛けて直線。序盤の段階でしっかりと動き出し中団、L2でそこから一気に先頭のラブラドライトを射程圏まで詰めていく。L1できっちりと突き抜けての完勝だった。
これまでそこまでキレないイメージだったが、L2の地点でしっかりと差を詰めてきたしL1までトップスピードからあまり落とさずTS持続で突き抜けた。後半の3要素全てで上回ってきたが、ムーアにしては珍しく4角で外から動いていく意識を持っていたのでその分が映像的な反応の速さに繋がったかなとみている。いずれにせよ、カフジプリンスはもちろんラブラドライトを楽に捕えているわけでこれは格が違ったなという感じ。またトップスピードの質という点でも高めてきているかな。
●天皇賞春(GI) 5着 17頭4枠7番
京都芝外3200m良 3:13.3(+0.8) 58.3-74.0(FA12.33)-60.2 H^2
12.9 - 11.5 - 11.2 - 11.3 - 11.4 - 11.6 - 11.6 - 13.0 - 12.5 - 12.7 - 12.6 - 12.5 - 12.2 - 11.6 - 11.7 - 12.2
天皇賞春も成長を見せる5着とはなったが、上位勢とはやはり少し差があった。ペースは字面で見ればかなりのハイだが、離れた番手のキタサンの位置なら平均ペース~ややスローというところだとみている。ただ、中盤の緩みのところで番手以降も少し差を詰めてきているので実質はほとんど淀みのない流れだったかなと。
7番枠から五分に出て押して押しての追走、何とか中団の中目を確保する。スタンド前ではサトノダイヤモンドの後ろで見るような形と理想的な入り方。向こう正面ではキタサンらを追いかけに動くサトノダイヤモンドの後ろを推して押して追走しながら狙っていく、4角出口でサトノの後ろを通して上手く進路確保もここで少し置かれてしまう。そこから序盤で勝負圏内からは遠ざかるがしぶとく踏ん張り好位列。L1ではジリジリと伸びていたが及ばず、単独の5着を確保するまでに終わった。
サトノダイヤモンドとポテンシャル比べでそれより後ろから差すとなるとちょっといくらなんでも難しい。ただし、やはり前半ポジションを取れなかったというところが起因するわけなので、結局はその辺りが高いレベルでの話の上で弱点といえる。ただ、もちろん相手が強敵で、前半リスクを取って先行したことで上手く立ち回れたシュヴァルグランが一角を崩したぐらいだし、サトノと同じような位置からしっかりと最後まで脚を使えたというのは評価できる。ポテンシャルに関しては現役でも屈指の実力馬だ。
●アルゼンチン共和国杯(GII) 2着 15頭3枠5番
東京芝2500m良 2:33.5(+0.1) 63.0-59.0 S^4
7.5 - 11.5 - 12.5 - 12.7 - 12.6 - 12.3 - 12.8 - 12.5 - 12.4 - 12.4 - 11.7 - 11.1 - 11.4
アル共では結果を出したともいえるが、シュヴァルグランとの比較でみてトップスピード戦ではちょっと見劣った。また同日の2歳、アドマイヤミヤビやカデナといったところと比較しても、ラップ的にはさほど大したレベルではないのでトップスピード戦としてのレベルは微妙かなとみている。
5番枠から五分には出たが行き脚が微妙、無理せずに中団から進めていく。道中もドスローの中で中団馬群の中、上手くシュヴァルグランの後ろを取って3角。3~4角でも中団馬群の中でシュヴァルグランを目標に直線。序盤で進路確保で少しもたついている間に外から一気にヴォルシェーブに抜かされてしまい苦戦。それでもL2辺りからじわじわと盛り返すとL1では一番良い脚、ヴォルシェーブをしっかりと捕えてシュヴァルグランとの差も少し詰めて2着を確保した。
まあシュヴァルは少し流していたのはあるが、L1の減速地点でばてずに、ほとんど落とさずきっちり差し込んできたわけでトップスピードの持続力はやはり高い。ただし、目標を作りながらも要所での反応が少し鈍かったのはあるし、ヴォルシェーブと比べて加速していく段階で見劣ったのは多少ある。末脚の絶対量は高いレベルにあるが、ギアチェンジ面が若干不安があるので外から勝ちに行く形の方が本来は安定しやすいだろうと。ステイヤーズSのムーアの時の様に上手くスペースを確保できれば別だが。
●2017オールカマーに向けての展望
基礎スピード的に見て全くの未知数なので2200mがどうか、そしてカフジプリンスほどではないが、要所で少し鈍い部分があるのでその辺りをしっかりとポテンシャルをもって早めにフォローできるかどうかがポイントになる。特に馬場が月曜開催の時から変わらなければ相当軽いので、仕掛けが遅れてしまうと危ういかもしれない。ただ、高速馬場自体は合うと思っているし、最近はトップスピードに乗せさえすれば質もある程度高めてきているし、持続力はもちろん高い。またステイヤーズSの様に普通に2段階加速の競馬ができるので、ポテンシャルを活かしつつ、そこからもう一段の加速という競馬は歓迎。また高速馬場が顕著な方が前半のペースをバランス的に見て上げ切りにくくなるので、その点でもこの馬としては進めやすくなる。ネックなのはゲートが不安定という点。後ろからの競馬でドスローでコントロールされてしまうと3~4角でペースを引き上げられる形でも仕掛けを待たれる形でもなかなか難しくなる。外から勝ちに行っても5~6Fのロンスパで分散する形なら大丈夫だと思っているが。超高速馬場自体はアドマイヤドン産駒なので問題ないと思うし、勢いに乗せて長く脚を使って捻じ伏せたい。
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