2017 9/30(日)
第21回 シリウスステークス(GIII) 阪神ダ2000m
予想用・出走予定馬一覧
昨年のシリウスステークスでは強敵を撃破して重賞初制覇を成し遂げたマスクゾロが、今年は連覇を目指してシリウスステークスに出走予定。昨年はアポロケンタッキーやピオネロ、ミツバらを撃破してようやく重賞制覇を果たしたが、今年も休養明けの前走BSN賞で強い2着。この舞台を足掛かりに今年はGIの舞台に踏み込めるか。
阪神2000で逃げ切るのは難しいイメージなのだが、昨年のこの馬は非常に強い勝ち方だったと思う。今年は57.5kgを背負うので簡単ではないと思っているが、それでも実力的には侮れないのは間違いない。総合的に隙が無いし大崩れしにくい一頭だ。
●シリウスS(GIII) 1着 11頭1枠1番
阪神ダ2000m稍 2:01.7 60.5-61.2 M
12.6 - 11.3 - 11.4 - 12.9 - 12.3 - 12.5 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 12.5
まず2走前のシリウスS勝ちからみておきたい。このレースはかなりハイレベルな一戦ではあり、ミツバなんかは後ろから届かなかったし、前目の上位3頭が強かった。ペースもややハイに近い平均ペース。L2最速11.8で全体で流れての一足と割と阪神2000としては基礎スピードを問われている。
1番枠からまずまずのスタート、芝の地点で押して押してだがダート地点から楽に行き脚ついて取り切った。そこからはペースを下手に落とさず、1~2角でも13秒台まで入れない形でペースを引き上げる。終始淡々と進めながら3~4角でも大きくペースを変えずに4角出口で出し抜いて直線。序盤で11秒台に入れてすっと2列目を引き離しにかかる。L1で喰らいつくアポロケンタッキーや我慢していたピオネロ相手に際どく迫られるが最後は何とか残した。
阪神2000というコースは基本的に逃げ馬が難しいコースで、単調に基礎スピードで勝負するには長いし芝スタートで各馬も序盤に勢いをつけやすい。かといってペースをコントロールすると今度はロンスパに呑み込まれてしまう。そのバランスを上手く取った逃げにはなっていて、平均だが1~2角で落とさず意図的に緩めなかった印象だし、その分だけ後半の仕掛けを待てたのでL2最速でしっかりと一足を引き出せた。この距離でしっかりとペースを平均~ややハイまで持ち込んだ方が良いタイプなんだろうと思う。いずれにせよ前後半の総合力の高さが武器なのは確かだろうと。ただ芝スタートでの行き脚はそこまでよくなかったので注意は必要かもしれない。
●BSN賞(OP) 2着 15頭7枠13番
新潟ダ1800m重 1:51.6(+0.1) 49.8-49.2 M
12.9 - 11.5 - 12.6 - 12.8 - 12.5 - 11.8 - 12.1 - 12.3 - 13.0
名鉄杯復帰予定がハ行で除外となり、立て直しての今年初戦BSN賞は悪くはない2着、という形。ただ前半ペースを緩めたことで後半の仕掛けが早くなりL4最速のポテンシャル戦に近い競馬となっている。3角地点でかなり速いラップを踏んでコーナーでも維持してきているが、L1は減速している。
13番枠からまずまずのスタート、そこから促していって番手を確保するという形で進めていく。道中前がペースをコントロールする中で向う正面で息を入れていたのだがここで外から押し上げてくる馬がいて3角手前からペースアップしていく。3~4角ではその中で番手外、ここで手ごたえ悪く鞭が入って直線。序盤でしぶとく伸びて出し抜きを狙ったスズカリバーとの差は詰めてくる。L1で先頭に立ったが内をぴったりと立ち回ったトップディーヴォにあっさり交わされての2着完敗だった。
悪くはないんだが、新潟の急コーナーで3~4角番手外から結構おっつけながらも置かれていたような感じでコーナリングの上手さはあまり感じなかった。ただここでは速いラップを踏んでいるわけで、ここで一つ外を回したというのはそれなりのロスにはなるし、勝ち馬トップディーヴォ(まあこの馬は内をタイトに立ち回るのが得意だが)なんかは最内を完璧に立ち回っていたので、その辺りは展開の綾という面も強い。なので負けたこと自体はそんなに悲観しなくていいし、仮にロンスパになったとしても一定レベルのパフォーマンスは見せられるという内容ではある。
●ジュライS(OP) 1着 12頭6枠7番
中京ダ1800m良 1:51.0 50.9-48.1 S^3
13.1 - 12.0 - 13.4 - 12.4 - 12.0 - 12.1 - 12.4 - 11.6 - 12.0
4走前のジュライSもパターン的にはこの馬の勝ちパターンの一つになると思う。ダートスタートでも坂スタート、ここで主導権を取ってスローに落としながら向こう正面で一段上げて、3~4角で一息入れて直線で出し抜く。序盤ゆったり入れれば上手くその分のアドバンテージを後半に活かせるという器用さがある。
7番枠からまずまずのスタート、そこからじわっと内に切り込むような感じで主導権を握りコーナーでペースをダウンさせる。向こう正面では再びペースを引き上げて後続に動くタイミングを作らせないまま3角。3~4角では下り坂地点でもラップ的には減速、少し息を入れながら直線。序盤で追い出されてから一気に出し抜いて強烈な脚を見せる。そのまま突き抜けての完勝だった。
向こう正面でペースを上げて3~4角では息を入れてというパターンだがそれでも直線前半の加速地点、要所で動けていた。個人的にちょっと引っかかったのは3~4角でも少し手が動いていてそれでも減速ラップだったという点。向こう正面で引き上げていたので後続も取り付きにくかった分よかったとは思うが、あまりコーナーで動けない馬かもしれない。右回りでは感じないので左回りではそうなのかも。
●2017シリウスステークスに向けての展望
基本は大きな弱点は無い。ただし、敢えて言うなら後半のロンスパで、コーナーでも速いラップを踏む形になるのはあまり好ましくないかなという気はする。それと、昨年のシリウスSは56kg、今年は57.5kgとハンデが重い。昨年も仕掛けを上手く待てる形に持ち込めたがそれでも出し抜いてからのL1の甘さはハイレベルな部分では見受けられた。なので、今回は前走BSN賞も及第点以上とはいっても、昨年ほどの出来で迎えるかどうか、ハンデも踏まえて考えないといけない。ポテンシャルもある程度持っているので仮にロンスパになったとしても対応はしてくるとは思うが、今年のメンバー構成で考えると頭から狙うというのはあまり馬券的妙味にはならないかもしれない。器用な馬だが決定的な武器はギアチェンジだけだと思うし、阪神2000だと基本的にはそこまで仕掛けを待ってくれない。今回は前で勝負する中ではまず目標になる立場だし、ミルコのモルトベーネ辺りが早めに動いてくる展開だと危うさもあるかもというところ。現時点では連下で押さえるかどうか、というラインかな。
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