2017年9月25日月曜日

【オールカマー回顧】内枠を踏まえた北村(宏)の好騎乗

それでは早速、先週の重賞回顧を始めよう。今日はオールカマー。

ルージュバックは、一番いいぐらいのスタートを切って、そこからも出して行って、早めに好位のインに付けていたね。もし、この内枠で悠長に構えていたら、位置取りはかなり後ろになっていただろう。ペースが遅かったぶん、後ろからでは厳しかったはずだから、ある程度の位置に付けた北村(宏)の好騎乗と言っていいんじゃないかな。トモだけで走っている感じ、前脚の伸びがイマイチって金曜の追い切り診断で書いたように、本調子だったとは思えない。それでいてこれだけの競馬をするんだから、前脚の伸びが良くなればもっといい走りができるかも…だけど、牝馬は繊細だけに、ちょっとしたことでリズムを崩したりするからなぁ。ひと叩きで型通り上向いてくるとは限らないし、トモ、前脚云々がどうなるかもわからない。いずれにしても、次も追い切りの動きに注意した方がいいと思うよ。

4コーナーで外に斜行して北村が騎乗停止処分を受けた件。前にいたディサイファを交わそうと外に出したら、思った以上に馬が反応、勢い良く外に行き過ぎたぶん、周りに迷惑を掛けちゃったね。でも、道中の手応えからしてかなりの脚が溜まっているのは北村もわかっていたはずで、もっと早めに外へ持ち出すなり、空いていた内に突っ込むなり、他に乗り方はあっただろうに…。スタートから道中も本当にうまく乗っていたのに、そこだけはちょっといただけなかったな。

ステファノスは、ルージュバックと同じような位置にいたんだけど、外を回るロスが響いたぶんの2着。内寄りを通っていたルージュに対して、こっちは勝負所からは2~3頭ぶん、外を回るロスがあったからね。コース取りの差が出ただけで、決して力負けではないと思うよ。追い切りではいつものように気分良く走っている感じではなくて、この馬とすれば平凡な動きだったし、このひと叩きで次は良くなるだろう。

トビが大きくてエンジンの掛かりが遅いタンタアレグリアにとって、4コーナーで内から寄られる不利はかなり痛かった。立て直してエンジンが掛かってから、ゴール前でステファノスに詰め寄った脚色は良かっただけに、まともだったら逆転まであったかもしれないなぁ。調教の動きはこの馬が一番良く見えたとはいえ、8カ月ぶりを叩いたぶんの上積みは少なくないはず。さらにデキが上向いたうえでスムーズな競馬ができれば…といったところだろう。中山のAJCCを勝っているけど、トビの大きな走りだから広いコース、東京で使うようなら面白いかもしれないな。

マイネルミラノは、追い切りの動きは力強さがないなりに、前回よりは良くなっていた。それに単騎でマイペースで逃げられたのも良かったんだろう。あれだけ楽に行かせてもらったんだから、もう少し仕掛けを我慢すれば良かったのにね…。逃げ馬が3コーナーあたりから早めに動き出すと、追い込み馬たちはエンジンが掛かりやすくなる。逆に4コーナーあたりまでジッとして引きつけられると、エンジンが掛かりにくくなって追い込み馬たちは苦しくなるものなんだ。乗り方ひとつで2~3着はあったと思うから、ちょっともったいない競馬になっちゃったよ。

モンドインテロは、後ろから2番手。同じ勝負服のブラックバゴは、さらに大きく離れた一番後ろから。チョイ足りないマイネルミラノが4着に粘るぐらいのスローペースなのに、いくらなんでも後ろから行き過ぎ。競馬になっていないよなぁ(苦笑)。ペースが遅いのは田辺もウチパク(内田博騎手)わかっているはずだから、後ろから行くにしても途中で動かないと…。2頭とも追い切りの動きは良かっただけに残念だな。


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