2017年11月6日月曜日

エリザベス女王杯 2017 出走予定馬:クイーンズリング、昨年とは違う馬場に今年はパフォーマンスを落としていて…巻き返せるか?

日程:2017年11月12日(日)
第42回 エリザベス女王杯(GI) 京都芝外2200m
予想用・出走予定馬一覧
エリザベス女王杯2017の予想用・出走予定馬

 昨年は府中牝馬ステークスからエリザベス女王杯と連勝で頂点に立ったクイーンズリングが今年もエリザベス女王杯に出走予定だ。ただ、今年は思うような結果を残せないまま秋本番を迎えることに。相手関係も強敵が揃った中で、鞍上にクリスチャン・デムーロを迎えて再度女王の座に返り咲くことができるのか?


 昨年は条件、展開もほぼ完璧に噛み合った中での鮮やかな勝利。しかし今年はここまでの過程が良くないうえに、どう先週までの馬場を考えるとこの馬にとっては苦しい条件となりそうか。


エリザベス女王杯(GI) 1着 15頭2枠3番
京都芝外2200m良 2:12.9 61.8-58.5 S^3
12.5 - 11.2 - 12.8 - 12.7 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.9 - 11.5 - 11.2 - 11.4

 鮮烈な突き抜けを見せた昨年のエリザベス女王杯から見ていきたい。この時は高速馬場でペースも遅く3.3と超スロー、ラップ推移的にもL4から段階的に加速しているがその分本仕掛けが遅くてL2の直線前半が最速。ここでシングウィズジョイが出し抜きを狙う中でしっかりと反応してL1で捕えた。


 3番枠からちゃかついて出負けからのスタートとなる。ただ内枠で上手くスペースを拾いながら最終的には中団の内内までリカバーして向こう正面。向こう正面でも中団の内内でスローペースの流れを我慢、3~4角でも中団の内内でじわっとポジションを上げつつ前のパールコード辺りを意識しながら外に誘導しつつ直線で外。序盤でスッと反応して2列目まで上がってきて、L1でしっかりと捕えての勝利だった。


 ミッキークイーンとの比較でみても要所での反応の良さがこの馬の武器。ギアチェンジの性能が結構高いので、緩い流れからしっかりと加速していく中で良さが出やすい。それとL2でしっかりと差を詰め、L1まで鋭く伸びてきた。トップスピードの質、持続力も高いレベルで見せていて後半トップスピード戦での3要素のバランスを高いレベルで持っていたからこそ勝ち切れた、ということになると思う。府中牝馬Sを勝った時もトップスピード戦で強敵スマートレイアーやマジックタイムといったところを正攻法で捻じ伏せているが、これもギアチェンジからトップスピードの質、持続力全てで上回ってきていた。この時は少なくともトップスピード戦で牝馬限定では最強レベルにあったはず。


府中牝馬S(GII) 4着 14頭3枠4番
東京芝1800m稍 1:48.4(+0.3) 49.5-46.2 S^3
12.9 - 11.6 - 12.3 - 12.7 - 12.4 - 12.5 - 11.2 - 11.0 - 11.5

 ただ今年は結果が出ていない。特に前走の府中牝馬Sに関してはこの馬にとってはほぼベストに近い展開だったはず。もちろんクロコスミアを差すところまでは難しかったにせよ、もうちょっと食い込んでくれないとという結果に。3.3で超スロー、12.5-11.2とギアチェンジを伴うトップスピード特化戦。


 4番枠から出負けして後方から、内のスペースが早い段階でなくなりリカバーができずに後方外目に持ち出して3角。3~4角でも外目を追走だがここではまだ緩い流れでそうロスも気にしなくていい状況で前を向いて直線。序盤で追い出されるが良い頃に見せていた反応が地味。L2でそれなりに伸びてきたが最後はアドマイヤリードにあっさり交わされ4着と物足りない結果に。


 まあ、流石に得意な展開なので悪くはないんだが、内容的にアドマイヤリードに完敗、もちろん上位のヴィブロスとの比較でも当然足りない。この馬の良さはこれまでの内容からみても基本的には軽い馬場でのトップスピード戦でスッと動けるところにあったと思うし、もちろん後ろ過ぎてリカバーが難しかったので勝ち負けはともかくとしてもどこかで爪痕を残す競馬を期待していたが、ハッキリ言って地味だったなと。まだ完調ではないかな。


ヴィクトリアマイル(GI) 6着 17頭4枠8番
東京芝1600m稍 1:34.3(+0.4) 47.9-46.0 S^2
12.6 - 11.2 - 11.8 - 12.3 - 12.2 - 11.1 - 10.8 - 11.9

 ヴィクトリアマイルも振り返っておきたい。このレースも条件的には噛み合っていたと思っていて、マイルは少し短いがペースが遅く何とか対応できたかなという感じ。そこからのトップスピード戦でL2最速となっている。ギアチェンジも結構問われたがL1の11.9でTS持続も要求されていると。後半の3要素のバランスを問われた一戦。


 8番枠からここでは五分に出てそこから様子を見つつ、中団馬群の中で進めていく。道中も少し掛かり気味で進めつつ3角。3~4角でもペースが上がってこない中で内のスペースを拾いながらスマートレイアーを意識しつつ押し上げて直線。序盤で先頭列に取り付こうとするが、なかなか並びかけられない。L2までは何とか食らいついていたがL1で甘くなっての6着完敗だった。


 もちろん内の方が馬場が悪かったとも思うが、それでも直線までにはそれなりに良いところを走れていたと思うし、スマートレイアーとの比較でも見劣っているのでここは物足りないなと。悪くはないんだけど、それは前走の府中牝馬Sも含めてそうで、この馬の展開になっていたのに結果が出ていないということを考えるとやはり今年は少しパフォーマンスを落としているとみるべきか。


2017エリザベス女王杯に向けての展望

 昨年のような馬場で展開的にも噛み合えばというところにまず今年はそういう競馬でもパフォーマンスを落としていて序列を下げている。加えて今年はそこそこ時計が掛かっているので昨年の様にギアチェンジの性能やトップスピードの質を高いレベルで問われる可能性は低くなってきた。力の要る馬場自体は重馬場の京都牝馬Sを勝っているように対応はしてくるがベストではないのは確かだし、今年も阪神牝馬Sでは重馬場で大きく崩れている。タフな馬場で出し切るような競馬になってしまうと他に強い馬がたくさんいる中で優位性は無くなってしまう。この2つの面を考えると今年は手を出しづらいなというのが正直なところ。相手もかなり強敵が揃っているわけでね…。昨年の様に強敵を撃破して勢いに乗っている状況ならまだ怖さもあったが、ここは馬券的には軽視したい。


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