日程:2017年12月17日(日)
第69回 朝日杯フューチュリティステークス(GI) 阪神芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
コスモス賞ではタフな馬場の中で後方から動いての勝利、前走のサウジアラビアロイヤルカップでは後方から直線しぶとく伸びての2着と結果を残したステルヴィオが朝日杯フューチュリティステークスに出走予定だ。前走はダノンプレミアムのスピードに押し切られた形だが、阪神のマイル戦で逆襲を誓う一戦だ。
この馬も血統的にマイルがどうか?というのはあるが、一応コスモス賞では最低限対応できているのでマイルぐらいならとは。
●新馬戦 1着 16頭3枠6番
東京芝1600m良 1:34.8 47.8-47.0 S^1
12.9 - 11.1 - 11.4 - 12.4 - 12.5 - 11.5 - 11.4 - 11.6
新馬戦は東京のマイル戦でぶっちぎっている。ペースはこの時期としては速くて0.8のややスロー、ラップ推移的には中弛みがあったので先行馬は前半の速いペース、中盤の緩みでそこからの再加速という流れ。
6番枠からまずまずのスタート、そこからある程度促して先行集団の中に入っていく。最終的には3列目の内目で前にスペースを置く形で3角。3~4角で中弛みで前のスペースを詰めながら2列目に押し上げて直線で外に出す。序盤で加速していく過程ではそこまでスパッとは切れないが徐々に伸びてきてL2では先頭列に近い位置。L1でしっかりと抜け出しての完勝だった。
このレースラップから判断しても速い脚を使えたわけではないが、L1まで大きく落とさずに突き放していることからこのレースではポテンシャル面の高さを見せたといえる。また前半は新馬戦としてはかなり流れていてこの時点で全体でハロン12を切る競馬。その流れに前目で乗っていけているわけで、かなり高いレベルで基礎スピード面をクリアしてきている。前後半のバランスを問われたし中弛みでのペースダウンもあった中で上手く対応してきた。瞬時に動けたわけではない、スパッと切れたわけではないけど長く脚を使えたのは阪神マイルを考えれば歓迎材料だろう。
●コスモス賞(OP) 1着 11頭6枠6番
札幌芝1800m重 1:51.3 49.6-48.5 S^1
12.3 - 11.9 - 12.7 - 12.7 - 13.2 - 12.2 - 12.1 - 11.9 - 12.3
2走前のコスモス賞は結果的にレースレベルに恵まれた面はあったかもしれない。パフォーマンス的には少し物足りなかったかな。ペースは1.1でややスロー、ラップ推移的には4F戦というところで後半はポテンシャル戦。
6番枠からまずまずのスタート、そこから無理せずに控えて中団で進めていく。道中もさらに下げて後方馬群の中目から3角でハッピーグリンが動いた後にその直後を狙って進出、4角では好位列から2列目まで押し上げて直線。序盤でハッピーが遊ぶようなところを見せる中で外からスッと並びぶ間もなく交わし去る。最後はミスマンマミーアに強襲されて決定的な伸びを見せられるが辛うじて凌いだ。
ひとまずスローからのポテンシャル戦で一定の目途はたてたといえるが、結果的にミスマンマミーアがイマイチだったことや上位勢のその後のパフォーマンスを見てもレースレベルは微妙だったかなと感じる。重馬場だったこともあると思うが1800のポテンシャル戦では少しパフォーマンスを落としているとみるべきかな。少なくとも1周コースで速い脚を要求されない形では微妙かなという感じ。良馬場でトップスピードを問われやすいワンターンの1800なら違うかもしれない。
●サウジアラビアRC(GIII) 2着 18頭8枠16番
東京芝1600m良 1:33.3(+0.3) 46.1-46.9 H^1
12.3 - 10.6 - 11.4 - 11.8 - 12.2 - 11.5 - 11.5 - 11.7
前走のサウジアラビアロイヤルカップではかなり強い競馬をしてきた。ややハイと全体的に流れたし、中盤少し緩んだとはいっても極端ではなく、前半の基礎スピードがかなり問われた一戦。この馬自身でも35.6-33.5と後傾ではあるが前半3Fではハロン12を切ってきているように各馬前半に脚を使わされている展開。そのうえでの3F戦。
16番枠から五分に出てそこから促していくが二の足でやや見劣って後方に下がっていくような感じになる。道中も後方馬群の中目でポジションを落としながら後方で3角。3~4角でも後方で進路確保できず中弛みでも取り付けないまま最後方に近い位置で直線。序盤でそこから進路を外にとってL2で伸び始めて中団に取り付くとL1の破壊力は一頭違う、グングン伸びてくるが届かなかった。
L1に入った地点ではまだまだ画面外で、その地点での差が判別しにくいが、5馬身半~6馬身ぐらいはあったんじゃないかなと。それをL1だけでも2馬身を切る所まで詰めてきている。まずL1で11秒前後の脚を使っている計算は立つ。自身の上がり33.5のハロン平均をL1で上回っているか同等レベルならほとんど減速していないわけで、恐らく脚をこれでも余している形になる。痛かったのは唯一取り付けたかもという3~4角の中弛みで下げながらになってしまったことで直線3F弱だけでは物理的に届かないような競馬になってしまったことかな。もちろんこれに関してはダノンプレミアムが強かったが、このレベルで末脚に違いを生み出しているし、とりわけトップスピードの持続力に関しては非凡というほかない。またこのペースで一応L3最速タイの流れでも脚を余しているわけで、これはかなり高いパフォーマンスだったと思う。
●2017朝日杯フューチュリティステークスに向けての展望
本番でダノンプレミアムがヘタレてペースを落としてくればトップスピードの質、持続力で逆転可能だというレベルかな。まだコスモス賞をどう判断すべきかは何ともだが、重馬場よりは高速馬場の方が良いだろう。サウジ戦も新馬戦でもある程度の流れで良さを削がれていないし、前走のサウジ戦ではあのペースで追走しながらL1まで底を見せない末脚を見せてきたのは異端ともいえる。あの流れであれだけの脚を引き出せたなら本番で心配する部分は少ない。ただ、新馬もサウジ戦も伸び始めは少しだけ遅い。感じたのはギアチェンジの性能はそんなに高くないだろうと。それでも阪神の外回りなら下り坂で各馬の仕掛けの意識もある程度早くはなる。そうなれば出し切りやすいし、前走も突き詰めれば中弛み地点での動きの拙さが痛かった。前走ハイレベルの中ですらL1までまだ底を見せていないというのはかなりの魅力だ。ダノンプレミアムとの比較で見れば今回逆転してくる可能性は大いにあると思っている。ダノンが前走同様淡々とした流れの中で競馬ができれば良いが、少し緩んで後半勝負にシフトすればこちらの方が有利だとみている。ラストの伸びはそれぐらい非凡だった。今の段階では基礎スピード面、マイル適性、阪神外回りがプラスに働きそうという点で見て本命・対抗候補の1頭になるかな。
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