2018年2月20日火曜日

【小倉大賞典回顧】トリオンフは大阪杯でもと思える圧勝

最後は小倉大賞典を振り返ろう。

■トリオンフ【1頭だけ別格の走り】
このメンバーではモノが違ったね。外枠からスムーズに好位をキープして、3角から早めに動く積極策。それでいて手応えは最後まで余裕なんだから、大楽勝といっていい。54キロとハンデに恵まれた面はもちろんあるけど、それを差し引いても十分強い内容。まだGIでどうとまでは言えないけど、仮に大阪杯に向かったとしても無印にはできない存在だと思うな。

■クインズミラーグロ【ギリギリまで脚を溜めた丸田騎手の好判断】
大外枠から出たなりで中団外めに待機。周囲の馬が早めに動く中、直線までギリギリまで仕掛けを我慢したのがよかった。最近は調子を落としていたけど、もともと牝馬重賞路線の常連だし、まともに走ればこのぐらいはやれていい馬。勝つことはできなかったけど、牡馬相手にこれだけやれれば上出来だろう。

■スズカデヴィアス【4コーナーの不利がなければ、と思える内容】
テンには無理せず後方インで脚を溜める競馬だったんだけど、故障したダノンメジャーの煽りを受けて4コーナーで位置を下げたのが痛かった。終いはいい脚で伸びているし、まともなら勝ち負けまであったかもしれない。調教はあまりよく見せない馬だけど、56.5キロでこれだけ走れるんだからやはり力は確かだね。

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