2018年10月31日水曜日

【JBCスプリント2018の有力馬診断(後篇)】~デムーロ騎手のプロファイリングP《“デムーロJヤラズ凡走”→“人気落ち且つ真面目に走らせる日本人中堅J乗り替わり”は買い!》~

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【JBCスプリントの有力馬診断(後篇)~デムーロ騎手のプロファイリングP《“デムーロJヤラズ凡走”→“人気落ち且つ真面目に走らせる日本人中堅J乗り替わり”は買い!》~】
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※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
―ノボバカラ牡6御神本57天間(美浦)
コノ馬は逃げるか逃げないか、又はスンナリ先行か砂を被る非スンナリ先行かで別馬のパフォーマンスになる馬です。
前回逃げる競馬をした南部杯では楽逃げとは言えどもG1二着激走。
その後の距離短縮千二の2戦では共に前に行き切れない形での反応できずの凡走結果で、前々走根岸Sでは教育目的控える競馬での凡走結果。
前走南部杯は始動が遅れての明らかな急仕上げで度外視できる敗戦。
まだ可能性は残している馬とは思いますが、さすがにスンアリが見込めないダートスタートの距離千二では苦しい。


―スマートアヴァロン牡6和田竜57西園(栗東)
まずは前走室町S7人3着時の推奨文を参照↓
『OP昇級後は「4・1・3・1・2・8・3・3・7」という追い込み馬らしからぬ安定成績で、展開不問で差して来られる地力上位馬。

その中で崩れた4走前8着と前走7着は共にデムーロ騎手の手綱で、どちらもヤラズ気味の競馬。特に前走は直線で違和感を感じたとの理由でブレーキをかけさせており、もしも普通に追っていればほぼ確実に3着はあった競馬でした。

その前走後も異変無しで続戦の今回ですが、デムーロ騎手はそういう安全志向強い過敏な騎手だけにこの手のヤラズ競馬はあるあるで、そういう馬に無理が利く和田騎手起用は適任でしょう。

Hペース展開必至で、好都合な外目枠順を引き当てて、叩き2戦目で斤量減で…それでも見た目上は凡走後に鞍上弱化という少々妙味を生まれる局面のココは狙い時と見て推奨します。』
・・・
競馬予想TV風に言えばデムーロ騎手のプロファイリングポイント《デムーロ騎手ヤラズ凡走後に、日本人の中堅騎手に乗り替わり時は買い》でしょうか。
デムーロ騎手のヤラズには2パターンあって、特にこのスマートアヴァロンみたく自分の身に危険を感じてのヤラズというのは、言ってしまえば無駄な凡走ですから…次走何事も無かったかの様に一変あるパターンです。

その室町Sですが…和田騎手が懸命に追って展開も向いて3着止まりというのは、ちょっと馬の能力の限界を示す結果だろうと…G1で足りる馬ではないと見ます(これを買うなら上積み見込める同4着キングズガードの方を買いたい)。

―ウインムート牡5内田博57加用(栗東)
前々走プロキオンS時の中京ダートは内有利バイアス発生下。
その中で行き切れたマテラスカイと、行きたかったドリームキラリに先制できたウインムートが絶好の内1&内2のポジショニングを確保できたのが結果にも大いに反映された結果だった(過信禁物)。

前走オーバルSを見てもスンナリ逃げ番手競馬ができるか否かが大きなウェートを占める馬で、それは同型多数且つ距離短縮千二では見込み辛い話である。

また、良績は夏場に集中している馬で、昨年も夏場3連続好走の後に秋冬失速した経緯からも、本年もこの時季に上げて来られるかは?


―サクセスエナジー牡4松山57北出(栗東)
これまた砂を被るのを嫌がるクチで、今春に地方交流重賞戦で連勝を収めましたが、中央では昇級後に4着と6着でまだ好走歴が無いという馬です。
このレース条件と、出脚劣る距離千二条件では苦戦濃厚かと。

▽セイウンコウセイ牡5池添57上原(美浦)
7走前スプリンターズSについては内枠から前に行けずに揉まれたのも堪えたというのと、そもそも状態面で水準まで達していなかったという話(高松宮記念はTMS◎・スプリンターズSはTMS▲)もありました。

6走前スワンSも今となっては距離千四適性がどうだったのかはモチロン関係あるとしても、それ以上にTMS×というのが目に付きました。それは3走前京阪杯も同様で、5番人気でTMS×ってのはやはり何かあるというコトですので。

そして5走前シルクロードSではTMS△で2着好走…本調子ならば高松宮記念G1完勝歴ある馬ですので勝って当然の馬だと思いますので、その意味では近2走よりは復調も本調子手前で恵まれた競馬での2着止まりというのは…ものすごい都合良い解釈をすればTMS情報の通りの結果とも言えなくは無いです。

そして4走前高松宮記念ではTMS×で6着止まり、3走前京王杯SCでもTMS△で5人12着人気裏切り凡走、2走前函館SSでは近1年では最高のTMS▲で1着激走、前走スプリンターズSではTMS△で12着凡走という経緯。

まとめると 「高松宮TMS◎5人1着→スプリンターズTMS▲3人11着→スワンTMS×3人14着→京阪杯TMS×5人7着→シルクロードSTMS△5人2着→高松宮TMS×5人6着→京王杯×5人12着→函館SS▲3人気1着→スプリンターズS△8人12着」というTMS連動馬と見做せるでしょう(そりゃ完璧な一致などあり得ませんが、十分に大まかには一致していると見えるはずです)。

ですので、今回もソレを最重要ファクターとして活用させたい場面と見ます(現段階では不明なので、週末に掲載します)。

ただし…前々走函館SSは逃げ切り勝利を収めたものの、前走スプリンターズSは同型多数でハナから逃げ争いに白旗の外4のポジショニングで調教でも見せていた様に気難しさも出して他馬を追い抜く姿勢も見せずの敗走でした。
それを見る限りでは精神的な面にも問題が見えますので、仮にTMS上昇でも私の予想として同型多数で揉まれる可能性高そうなココでは重い印は用意しないつもりです。


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ウインムートの欄でも書きましたが、本年もプロキオンSは内有利バイアス下でのレースでした。

一昨年夏と昨年夏の中京ダートでの馬場急回復過程では極端な内有利傾向が出ていましたが、本年プロキオンSの日の場合にはそれとは違って最後まで不良馬場のままでしたので“馬場回復過程”というのは限定的だったと思いますが、それでも11R12Rについては見た目から馬場の内と外とでは砂の黒さ(水分量)が違いました…やはりそこでは内の黒い部分を通れるか否かが一つの要素になっていた印象でした。

そこでの〇〇〇〇〇には…当時は得意戦法イン差しを見込んで◎を打ったのですが、外に持ち出す選択がされたせいで直線の全てを白い部分を通る競馬になってしまいました。
それで2着まで0.2秒差ならば…一昨年や去年ほどの顕著な内有利傾向があったとは言い切れませんが、それでもその小差を覆す程度の有利不利はあったはずで…そのコース取りでの馬場バイアス一つで好走まではあったはずと見ます。

前走はこのJBCスプリントを前にした見え見えの叩き台…陣営に言わせれば試走レースでした。そこでの4着は物足りぬ結果ですが、結果は度外視すべき状況もありました。

3走前4走前の地方交流重賞は共にバイアス不利の競馬で連続2着。
5走前フェブラリーSは健闘結果。
6走前根岸Sはバイアス超不利の競馬での凡走。

距離短い感は否めない距離千二は鍵ですが、やはり馬の資質としては大分上位に据えたい近走戦績馬ですので…距離で嫌われるようならば面白い一頭かなと。

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