2019年1月30日水曜日

【東京新聞杯2019の有力馬診断(後篇)】~[レッドオルガ]兄クラレント・姉レッドアヴァンセ・弟レッドヴェイロン…東京系コースで戦闘力UP必至のエリモピクシー仔~

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【東京新聞杯の有力馬診断(後篇)~[レッドオルガ]兄クラレント・姉レッドアヴァンセ・弟レッドヴェイロン…東京系コースで戦闘力UP必至のエリモピクシー仔~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
▽ヤングマンパワー牡7ブロン57手塚(美浦)
《PP:右×・スンナリ系》
スンナリ系馬。
3走前京成杯AHは向かい風強風を真っ向に受ける道中外ポジショニングから、不得手とする右回りでの挙動も怪しくて…総じて度外視できる敗戦と見ます。

2走前富士Sは「中外枠スンナリ先行競馬ならば掲示板級(あわよくば3着)あっても良い」と診断しましたが、若手の有望株と言われながらも特別戦141戦0勝の平場専用騎手の武藤雅騎手には荷が重かった様で…10番枠から馬群内へと誘導して直線でも内を突いてから馬の気分を害し続ける競馬での惨敗。折り合い重視で運んだとの弁ですが、だからこそ馬群から離れた競馬をすべき馬だと思うのですが・・・。

前走中山金杯も右回り小回りコースではやはり乗り難しくての大敗。

つい4走前関屋記念では4着善戦した通り、左回り大箱コースでは乗り方次第ではまだ可能性残している馬と見ていますが…その乗り方の面でまたも信頼ならない(踏まえた乗り方をしてくれるのか全く分からない)ブロンデルJでは・・・。

―ストーミーシー牡6杉原56斎藤誠(美浦)
距離マイルでも昨年京都金杯0.2秒差5着・昨年ダービー卿CT3着の好走歴はありますが、共にイレギュラーなHペース追い込み有利決着で拾った様な着順なので評価はできません。
それは開催2週目で内有利傾向も見受けられる東京では起こらない話だろうし、そもそも本質的には距離マイルよりも千四の方がベターだろう。

▽サトノアレス牡5柴山56藤沢和(美浦)
前々走安田記念では有力馬診断で『コノ馬は距離マイルではイン突き時で良さが出る印象で、前走は距離千四だから粗い競馬でも脚が持った印象で…この距離マイルの最タフレースである安田記念で…蛯名Jの勝ち行く騎乗に耐えられる・更にやれる馬なのかは疑問も』と書いた通り…最内枠なので怖いとは思ったのですが、結果的に蛯名Jの選択は大外回し早仕掛け追い込み策で、となるとラストに脚が鈍るという結果は想像通り過ぎた結果…。
もう少しセコい競馬をしていれば着順を上げられる余地はあったでしょう。

仮に本調子でも東京マイルだと少し注文が付く馬という印象ですが、それよりもなによりも前走阪神カップの長欠明け初戦大敗をどう処理するかでしょう…当時は藤沢和雄厩舎らしく十分過ぎるほどの乗り込み量を確保しての復帰戦でした。
今回は当時とは違って本来のコース追いを取り入れられているのはプラスですが、この厩舎の場合だとそこから叩き良化・叩き一変よりは何らかの理由で走れなくなってるパターンの可能性が低くない点で…。


―レアリスタ牡7石橋脩56堀(美浦)
《PP:右回り×・連戦×》
OP昇級後はキャピタルS好走→中山金杯大敗→メイS凡走→新潟記念大敗という戦績。
その中山金杯については不得手とする右回りが大いに響いたのと、それに加えて間隔詰まるローテも駄目なタイプですので、右回り・連戦というそもそも走れなかった局面でした。

そのレースまでは休み明け初戦且つ左回りでは5戦4勝3着1回というパーフェクト戦績。
それだけに、その条件が揃っていた一戦だった3走前メイSでも走れなかったのは大分残念…その敗因を指摘するとすれば折り合い面でした。
本来ならば休み明け初戦では落ち着いて走れるはずですが、そのメイSでも新潟記念でも駄目だったとなると、気性面で不安定さが発露した状況と読めます。
最近の堀厩舎はこの手の馬の復調に苦慮していますので、変わり身は見込み辛くて・・・。


★レッドオルガ牝5北村友54藤原英(栗東)
《PP:大箱コース〇》

出走レースを選り好みできる条件クラス馬の立場だった時には東京中京ばかりの出走で、そうは言ってられぬ立場となりキャリア初の中山(小回り急坂コース)出走となったのが前走ターコイズSでした…結果的にも小回りコース対応に難があり、不器用な競馬になった分も響いた敗戦内容でした。
東京系コースで抜群の上級クラス実績を持つ血統馬だけに見え見えでしょうが、この大箱コース替わりならば前進必至と見ます。
Hレベル4歳牡馬勢を除けばコノ馬を最も買いたいのですが、その壁が少し厚そうな分でどうか…だけです。


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コノ馬はHレベル4歳世代牡馬で、超HレベルNHKマイルC組…そこでは敗戦を喫しましたが、それについては折り合い欠いたのとドン詰まりが全てでした。そのNHKマイルCでの着順よりも、NHKマイルC路線に於いてトップレベルの走りをしてきたコトから力を認めるべきでしょう。

前走はOP特別敗戦でしたが、それにしてもスローペース前残り展開且つ内有利馬場で、展開&バイアス不利な外差し競馬に回った分だけ届かずという…間違いなく負けて強しの結果でした。

最も高確率で好走が計算できるだろう能力上位馬との評価にはなります。

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次回は「有力馬診断の後篇」を木曜昼12時に更新します!

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