2019年4月30日火曜日

【天皇賞(春)回顧】フィエールマンは実力通りの走りをした

最後に天皇賞(春)をチェックしよう。

■フィエールマン【強い馬が自分の走りをした】
ペースが遅くなったところで進出を開始して、先頭に立ってからは仕掛けるタイミングを我慢。馬のリズムを崩さない乗り方で本当に上手くこの馬の実力を引き出していたね。能力の高さは疑う余地がないから一言でいうと「強い馬が自分の走りをした」。ケチの付け所がないね。

■グローリーヴェイズ【勝ち馬の実力を褒めたいね】
道中はフィエールマンをマークした乗り方で仕掛けどころもそれに合わせた動き。勝ち馬より外を回されたのも痛かった。着差が着差だっただけにもったいなかった。これで勝っていたら戸崎騎手の会心の騎乗だったけど、それをさせなかった勝ち馬の実力。そこも褒めたいね。

■パフォーマプロミス【どう頑張っても3着が限界】
上位2頭と引き離されているからどう頑張っても3着が限界。それだけに今回の結果は満足いく内容だったと思うよ。この馬のリズムで走れたのが好走の要因だろうね。

エタリオウはもったいない乗り方だったね。人気薄で一発を狙った乗り方なら分かるけど人気馬の立ち回りではなかった。ペースが速くなることを予想した乗り方だと思うけどそれが空回りした結果だろうね。思い切った乗り方が悪い方向に出たね。

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