2019年5月1日水曜日

【NHKマイルC2019の有力馬診断(前篇)】~[アドマイヤマーズ]過去2戦2圧勝のラスト1F12秒級の“自分の世界”に持ち込めず連敗→デムーロ騎手の本来の強気騎乗でさえあれば…~

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【NHKマイルCの有力馬診断(前篇)~[アドマイヤマーズ]過去2戦2圧勝のラスト1F12秒級の“自分の世界”に持ち込めず連敗→デムーロ騎手の本来の強気騎乗でさえあれば…~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
★アドマイヤマーズ牡3Mデムー57友道(栗東)

前走皐月賞では、元より持続力が大事なレース、そして現状不振としてもデムーロ騎手のG1ハンター振り・皐月賞男振りに期待しての推奨でしたが…。
結果的には、距離不安なのか折り合い不安なのか位置を取りに行かず-道中は外をブロックされて動けずで、ラスト1F11.4というアドマイヤマーズの領域外の競馬の中で何ら持ち味を発揮できずの敗戦となりました(朝日杯FS激走時とは異なる→デイリー杯2歳S辛勝時の方の競馬をしてしまいました)。
その結果として好走に至らずは馬の問題ではありませんし、それでも5着以下には力差を見せる4着ならば馬の能力は十分示したと見るべきで…改めて今回NHKマイルCでは今度こそ本領発揮=リベンジ走の期待は持ち続けたいです。


―イベリス牝3浜中55角田(栗東)
前哨戦アーリントンC1着馬
そのアーリントンCは1人気フォッサマグナ、3人気ヴァンドギャルド、4人気ミッキーブリランテは折り合いを欠いて自滅の格好。3人気ヴァルディゼールは直線詰まりと不利あっての敗戦。
そんな上位馬総崩れの中での押し出された次点馬による上位入線各馬で、お世辞にもレベルが高いとは言えない決着でした。

イベリスは2走前フィリーズレビューでは3番手競馬で他馬を気にするトコロもあっての4着止まりで、アーリントンCでは過去圧勝歴もある単騎逃げの手に出られたことがなによりの勝因。

今回はまず逃げられるか否かの問題と、仮に逃げられたとしても逃げ馬潰しグランアレグリアの存在がある以上は恵まれる可能性低いので消し。


▽カテドラル牡3アヴドゥ57池添学(栗東)
前哨戦アーリントンC2着馬
そのアーリントンC好走の価値はイベリスの欄の通り。
カテドラルは2歳秋野路菊賞で逃げ切り勝利を収めた後に、精神面が噛み合わなくなっての連続大敗。前走は間隔を空けて立て直し図られたのと、最後方からジックリ進めて(それでも折り合いを欠きつつをギリギリ宥めて)で何とか噛み合っての激走。
力がある馬なのは確かですが、直近2激走は逃げ切りと最後方競馬で、正攻法競馬は取れないだろう点はマイナス。その上、結果が出ていない遠征競馬と中2週ローテもマイナス。
また最後方競馬が嵌まる展開にでもならない限りは圏外だろう。


―トオヤリトセイト牡3福永57松下(栗東)
前哨戦アーリントンC3着馬
そのアーリントンCの好走の価値はイベリスの欄の通りですが、そういう自滅馬を尻目に漁夫の利的に追い込めた幸運あっての3着ですので…力量不足との見方に。


▽ヴィッテルスバッハ牡3○○57池上和(美浦)
前走ニュージーランドTでは他馬とは次元の違う末脚を使って一気に追い込みを図るも、前があまりにも楽をしていた分での3着止まり。不器用な所があるので、中山よりは今回の広い東京コースの方が向くのも確かだろう。
ただし、そのニュージーランドTは例年にも増しての低レベル面子戦…そこで見た目的にも派手な競馬をした分で過剰な人気を集めている印象もあって、冷静に考えれば一線級馬と互角にやり合うにはまだ根拠不足と言わざるを得ない。


―ワイドファラオ牡3内田博57角居(栗東)
そのニュージーランドTで超楽逃げからそのまま粘り込んだというワイドファラオは…大した馬ではなくてG1級でどうこう言えるレベルではないだろう。

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前々走後の回顧では『直線で早めにやって来た勝ち馬に対してヒルむ様にラチ沿いに移行して、その後もラチ間際でモタれるような競馬になっていました。それは過去2戦が楽な競馬だった分と、初めての右回りだった分もあるかも知れません。』と書きました。
前走はそれと同コースでしたが、今度は自らが外に位置して早めに他馬にプレッシャーを掛けに行く競馬で、前々走見せた悪癖は見せずの圧勝劇。

ココは前々走ではなく前走の競馬でさえあれば勝ち負けでしょうが、まず左回りは良いというのと、天敵アドマイヤマーズの鞍上デムーロ騎手が本調子にないとするとコノ馬を潰しに来る人馬も見当たりませんので…順当に前走同様の激走パフォーマンスという可能性が高そうです。

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