2019年7月30日火曜日

年度別種付け情報 - 1982年その2

名競走馬にして名種牡馬、まさに日本の至宝ともいえる存在のディープインパクトが亡くなりました。体調が心配されていたので来るべき時が来てしまったかというのが正直なところですが、このことについてはまたどこかできちんと触れることにします。

ということで1982年の続き。ヤマニンスキーやメジロイーグルといった渋い内国産種牡馬がこの年種牡馬として初供用され、それぞれGIホースを送り出すことに成功しました。なお、この年の年度代表馬ヒカリデュールは史上唯一となるサラブレッド系種による戴冠で、地方出身ということでもオンスロート以来20年ぶりでした。そうした雑草血統が活躍しているかと思えば、同年の最優秀3歳牝馬ダイナカールはご存知エアグルーヴの母で、その後アドマイヤグルーヴ、ドゥラメンテと血を繋ぎ、4代連続で世代チャンピオンに選ばれるという超良血の代名詞ともいえる存在になりました。

<系統別種付け数 1982年>

父系 種牡馬数 種付数 前年比 割合 増減
エクリプス系 6頭(0頭) 92頭 ▼63 0.8% ▼0.5
ハンプトン系 11頭(0頭) 381頭 ▼11 3.1% ▼0.1
ハイペリオン系 55頭(2頭) 1311頭 ▼78 10.8% ▼0.4
ベンドア系 25頭(1頭) 352頭 ▼132 2.9% ▼1.0
ファラリス系 31頭(3頭) 877頭 ▲3 7.2% ▲0.1
ナスルーラ系 115頭(15頭) 3351頭 ▼87 27.7% ▼0.1
ターントゥ系 18頭(2頭) 586頭 ▲12 4.8% ▲0.2
ノーザンダンサー系 28頭(4頭) 1422頭 ▲197 11.7% ▲1.8
ネイティヴダンサー系 15頭(1頭) 565頭 ▲20 4.7% ▲0.3
フェアウェイ系 13頭(3頭) 519頭 ▲58 4.3% ▲0.6
ブランドフォード系 21頭(2頭) 323頭 ▼106 2.7% ▼0.8
セントサイモン系 41頭(3頭) 752頭 ▲21 6.2% ▲0.3
プリンスローズ系 32頭(3頭) 690頭 ▼54 5.7% ▼0.3
ヘロド系 27頭(2頭) 606頭 ▼10 5.0% ±0.0
マッチェム系 17頭(1頭) 276頭 ▼28 2.3% ▼0.2
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