1986年の続き。この年は社台ファーム生産馬として初めてダービーを勝ち、暮れの有馬記念も制したダイナガリバーが年度代表馬に輝きました。牝馬三冠をはじめ重賞6勝をあげたメジロラモーヌが有馬記念での直接対決で9着に敗れたため、実力ではダイナガリバーに軍配が上がるのでしょうが、年度を代表するという意味ではメジロラモーヌこそが受賞しても良かったのかもしれませんね。しかしメジロはこの年の種付けでメジロマックイーン、メジロパーマー、メジロライアンと歴代で見てもエース級の競走馬を次々輩出しており、まさにメジロ牧場としてのピークを迎えた年だったと言えるでしょう。
<系統別種付け数 1986年>
父系 | 種牡馬数 | 種付数 | 前年比 | 割合 | 増減 |
エクリプス系 | 7頭(0頭) | 112頭 | ▼44 | 1.0% | ▼0.4 |
ハンプトン系 | 13頭(3頭) | 588頭 | ▲93 | 5.1% | ▲0.8 |
ハイペリオン系 | 56頭(5頭) | 1339頭 | ▼2 | 11.7% | ±0.0 |
ベンドア系 | 9頭(0頭) | 224頭 | ▲45 | 2.0% | ▲0.4 |
ファラリス系 | 23頭(2頭) | 443頭 | ▲6 | 3.9% | ▲0.1 |
ナスルーラ系 | 138頭(24頭) | 3269頭 | ▲183 | 28.5% | ▲1.5 |
ターントゥ系 | 23頭(2頭) | 778頭 | ▼30 | 6.8% | ▼0.3 |
ノーザンダンサー系 | 53頭(5頭) | 2234頭 | ▼3 | 19.5% | ▼0.1 |
ネイティヴダンサー系 | 12頭(3頭) | 237頭 | ▼70 | 2.1% | ▼0.6 |
フェアウェイ系 | 15頭(2頭) | 402頭 | ▼29 | 3.5% | ▼0.3 |
ブランドフォード系 | 17頭(1頭) | 96頭 | ▼14 | 0.8% | ▼0.2 |
セントサイモン系 | 33頭(1頭) | 451頭 | ▲6 | 3.9% | ±0.0 |
プリンスローズ系 | 30頭(4頭) | 530頭 | ▼99 | 4.6% | ▼0.9 |
ヘロド系 | 30頭(4頭) | 580頭 | ▼30 | 5.1% | ▼0.2 |
マッチェム系 | 14頭(3頭) | 196頭 | ▲45 | 1.7% | ▲0.4 |
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