続いて1993年。トータルの種付数および種牡馬数自体は減少傾向にあるのですが、それまでは多くても年間100頭超えが3頭までだったのが、この年は一気に6頭にまで増加。年を追うごとにこの「100頭超え種牡馬」は増加の一途をたどっており、このあたりから種付数の上限に対する考え方が変わってきたように思います。かつてはリーディング級の種牡馬はどちらかというと種付け数を抑えており、多くの牝馬を集めるのは「数付けてナンボ」というような種牡馬が多かったような印象ですが、この年の上位陣は*トニービン、*リアルシャダイ、*サンデーサイレンスとそうそうたるメンバーがそろっています。背景には戦略的なもののほか、医療技術の進歩なども理由に挙げられるでしょうか。
<種付け基本データ 1993年度>
種牡馬数 579頭 | 新種牡馬 56頭 | 種付数 13947頭 | 生産数 9747頭 |
外国産 238頭 | 外国産 21頭 | 外国産 7998頭 | 外国産 5672頭 |
内国産 341頭 | 内国産 35頭 | 内国産 5949頭 | 内国産 4075頭 |
外国産率 41% | 外国産率 38% | 外国産率 57% | 外国産率 58% |
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