2019年10月1日火曜日

【毎日王冠2019有力馬診断(前篇)】~近年の3歳馬成績[連対率は人気馬よりも穴馬(格下馬)が上]&秋天激走馬は[当レース好走馬よりも凡走馬から多く輩出]にも表れる毎日王冠のレース本質~

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【毎日王冠の有力馬診断(前篇)~近年の3歳馬成績[連対率は人気馬よりも穴馬(格下馬)が上]&秋天激走馬は[当レース好走馬よりも凡走馬から多く輩出]にも表れる毎日王冠のレース本質~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
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●レース傾向
4年前までは同週開催の京都大賞典と毎日王冠でメンバー二分していたが、近年となっては毎日王冠がG1天皇賞秋への唯一無二の王道ルートへとなりつつあります。
それに伴って毎日王冠に出走するメンバーの質は年々高まりつつありますが、ただしそれらの高レベル出走馬が意外な程にココでは結果を残さないという…更には次走G1秋天激走馬は、寧ろこの前哨戦G2毎日王冠凡走馬の方から多く輩出されるというパラドキシカルな現象になっています。

それは何故かと言えば…それだけ次走以降の本番G1戦線を本気で視野に入れている強豪馬こそココは次を見据えた・消耗しない・温存競馬をしがちであり、力量差大きくともココを本気で勝負しにきた格下馬にチャンスが巡ってくるという話でしょう。

3年前こそ異例の外差し馬場で後方競馬の人気馬に展開が巡ってくるという特殊事例となったが、それ以外はほぼ一貫して“スローペース前残り展開”で、単純化すれば“後方競馬の人気馬=危険人気候補馬”“前目競馬の伏兵馬=穴激走候補馬”に近いという一戦となっています。

もう一つ面白い話は、近11年の毎日王冠の3歳馬成績は他年齢馬成績に対してトントンくらいですが、実は[非上位人気馬(弱い馬)の連対率>上位人気馬(強い馬)の連対率]というパラドキシカルな結果となっています。
具体的には上位人気(3人気内)馬は[1-1-1-5]で、非上位人気馬は[1-2-0-6]で、前者の好走馬は共に先行馬でした。

コレも上の話と同様に、本気でこの先を見据えてしまう馬は危険人気馬傾向で、力量劣ってもココで勝負しに来る馬は激走傾向だと言えます。


△ダノンキングリー牡3戸崎54萩原(美浦)
▽ランフォザローゼス牡3北村宏54藤沢和(美浦)

上記展望に則れば、本気でG1獲りを狙える器でココは始動戦としての色が濃いダノンキングリーよりも、もうG1云々言ってられない立場のランフォザローゼスを買うべきレースなのが毎日王冠と言えますが・・・
ただ、ランフォザローゼスの近2走は諸々ファクターでは情状できないあまりにもの惨状ですし、ダノンキングリーは戸崎騎手騎乗だけにそこまで末脚勝負を挑むクチではない点でそこまで不安視できる馬でもないですし…ただダノンキングリーみたいな馬は例年の毎日王冠では如何にも少々差し損ねそうとは言えると思います。


▽アエロリット牝5津村55菊沢(美浦)
『昨春シーズンはVMではSペース先行で4着止まり、安田記念では相手強化にもかかわらずMHペース先行で2着激走…コレがコノ馬の本質』という話をしてきた馬です。
コノ馬の弱点は瞬発戦で、前走安田記念2着もスローペースで2着じゃないかと言われそうですが、ラップの中身を見れば4F目以降も11.3以下のラップ続きで、昨年VMとは質が違う一貫ペースだったと言って良いと思います(あくまでもそれはアエロリットについてで、3番手以降は明らかに車間距離をあけすぎのスローペースでした)。
今回も昨年同レースでのモレイラJ騎乗、又は数戦騎乗してコノ馬にとって丁度良い塩梅のペース配分を掴んだ戸崎J騎乗ならば…でしたが、今回はこれまでの騎乗騎手よりはワンランク以上落ちる津村騎手で。
個人的には津村騎手は全然下手とは思いませんが、ただアエロリットという超一線級馬をテン乗りでキチンと扱うといのは本当に一握りの騎手にしか難しいだろうと。
折り合いを欠いたら×だし、逆に恐る恐るの競馬でスローに落としたら△だし、とにもかくにも津村騎手の手腕一つでどんな結果も有り得るだろう。


▽インディチャンプ牡4福永58音無(栗東)
2走前マイラーズCはスローペースで折り合いを欠いたのと、必ずしも予定していなかった鞍での仕上がり途上分での敗戦。
前走安田記念は平均ペースで折り合いを付けられたのと、そして攻め強化メイチ仕上げの分で大きな変わり身を見せた形。
今回毎日王冠はその2走前マイラーズCのデジャヴが懸念される局面で、アエロリットの勇気ある逃げが無い限りはスローペース濃厚、そして大幅馬体重増からの帰厩で陣営は叩き台を明言。

また春には『こういう一瞬の脚を生かしての東京マイルG1馬と言えばアドマイヤリードが挙げられます。そのアドマイヤリードもVM制覇後はOP特別1勝に留まっているように、この手のスピード特化で勝負するタイプは選手生命はそこまで長くはない嫌いもありますので…向う長くトップに君臨し続けるイメージまでは沸きません。折り合い問題を抱えるだけに、ペースアップし辛い&折り合い重視騎乗に偏りがちな前哨戦鞍では取りこぼしそうなタイプでもあります。』と指摘した通りで、勝ち負け未満の結果の可能性が高いと見ます。

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まずは2走前マイラーズC時の予想見解(危険見解)を参照↓
『コノ馬の充実の4歳春シーズン(まで)を思えば、4歳秋シーズンは2着好走したスワンSを含めて“アラアラ”でした。
そのスワンSは色々敗因はあったにせよOP昇級後では最低のパフォーマンスで、マイルCSにしても不利はあったにしても本来の走りでなかったですし、その不調を引きずったままの海外遠征でも惨敗。
元より気性的に難しい面も抱えるフランケル産駒だけに、そこからの立て直しは簡単ではないはずです。実際に陣営からもこの中間から気難しさが出てきたとの談で、それにより太目も残って出てきそうな情勢です。
基本的に初戦から仕上げない傾向ある矢作厩舎の見え見えの叩き台であることからも、飛ぶ可能性が最も高いのはコレと見ます。』

・・・
今回の「矢作厩舎の休み明け初戦・太目残りを絞り切れず・前哨戦のスローペース競馬」というのは、その人気を裏切った2走前と酷似する局面です。
前走G1レースではそれなりに走れましたが、それは気性が狂った馬にとって何も考えずに走れるペースがフィットした結果で、今回毎日王冠みたく緩急問われるペースでは気性難が邪魔をして前走よりも走れない可能性が高いです。

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