2019年12月25日水曜日

年度別種付け情報 - 分析編その3

せっかく種付け数を集計したので、1953年から現在に至るまでの総種付け数のトップ10をそれぞれの系統ごとに出してみました。年間の種付け数が200頭を超えるようになったのは最近のことなので、当然年代が近い種牡馬のほうが上位に来るという予想はできますが、いったいどうなっているのでしょうか。

<ノーザンダンサー系 種付け数>

種牡馬名 生年 種付数
1 *クロフネ(USA) 1998 *フレンチデピュティ(USA) 2995
2 *ホワイトマズル(GB) 1990 *ダンシングブレーヴ(USA) 2207
3 *アジュディケーティング(USA) 1987 Danzig(USA) 2079
4 キングヘイロー 1995 *ダンシングブレーヴ(USA) 1936
5 *フレンチデピュティ(USA) 1992 Deputy Minister(CAN) 1751
6 *ノーザンテースト(CAN) 1971 Northern Dancer(CAN) 1594
7 *ハービンジャー(GB) 2006 Dansili(GB) 1593
8 *パークリージェント(CAN) 1981 Vice Regent(CAN) 1527
9 *コマンダーインチーフ(GB) 1990 *ダンシングブレーヴ(USA) 1509
10 フサイチコンコルド(JPN) 1993 Caerleon(USA) 1471

トップは*クロフネで、歴代最多となる2995頭の牝馬に種付けを行った。3000頭も目前であったが、体調不良により今年の種付けをキャンセル。さらに来年のラインナップにその名がなく、前人未到の大記録達成とはならなかった。2位は意外なところで*ホワイトマズル。受胎率の低さでも有名だが、それを補って余りあるポテンシャルが評価されたのだろう。地方向け種牡馬として長きに渡って供用され続けてきた*アジュディケーティングも総種付け数が2000頭を超えた。7位の*ハービンジャーのみ現役で、順調なら数年以内に2000頭に到達するだろう。 続きを読む
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