2020年2月4日火曜日

【東京新聞杯2020の有力馬診断(前篇)】~[キャンベルジュニア]短期免許3年目の今期も芝では“32戦3好走・単回14%・複回17%”と散々で、日本芝競馬に不適合示すパワー特化騎乗派ミナリクJ~

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【東京新聞杯の有力馬診断(前篇)~[キャンベルジュニア]短期免許3年目の今期も芝では“32戦3好走・単回14%・複回17%”と散々で、日本芝競馬に不適合示すパワー特化騎乗派ミナリクJ~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
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―ケイアイノーテック牡5津村58平田(栗東)
まずは1年前根岸S有力馬診断を参照↓
『コノ馬はNHKマイルCのレース振りみたく助走距離が欲しいタイプの差し馬で、前走阪神カップでも初距離千四を忙しそうにして全く届かずのレース振りでした。それを見る限りでは距離千四適性には疑問アリです。
それよりもダートがあるのか否かが全ての局面でしょうが・・・母ケイアイガーベラがダート馬だったからとダ適性期待票が多い様ですが…実際には母ダ出身著名馬のディープ産駒はアゼリ仔やドバイマジェスティ仔など大勢居ながらも、現状はダ短距離出世馬は皆無という事実の方が重いでしょう。
ケイアイガーベラが国内で知名度あるダート馬だったせいでのニワカ過剰人気には飛びつきたくない。』

・・・
生粋マイラーとしてのスピード能力には疑問アリというのが一貫した見立てで、だからこそ陣営としても中距離路線を試されたのが昨秋シーズンで…再びマイル路線に矛先を向ける今回ですが、中距離克服育成を施していた分でよりマイルに適応できるのか怪しい局面と見ます。

―キャンベルジュニア牡8ミナリク56堀(美浦)
馬云々以前に芝(東京芝)でミナリク騎手を買うコト自体がほぼ自殺行為レベルで。
この騎手については「芝△」「芝差し追い込み×」「内枠△」「小型馬×」という4大マイナスポイントを指摘してきました。

本年来日時も、芝では32戦3好走で単複回収率は共に10%台で、上記の通りになっています。
ただし、芝でも唯一まともな数字を残すのが「大型馬」で、正にその馬体重540キロ台のキャンベルジュニアというのは相性という面では悪くないのかも知れませんが…。


▽クリノガウディー牡4横山典56藤沢則(栗東)
昨春までは「外枠先行で自滅したのが東スポ杯凡走、距離短縮最内枠で脚を溜められたのが朝日杯FS激走、折合放棄で逃げさせたのがスプリングS凡走、何も良い所なく終わったのが皐月賞大敗&NHKマイルC大敗」という折り合い難の戦績推移で、脚を溜める競馬で息を吹き返したのが4走前中京記念でした。

3走前京成杯AHと2走前富士Sはスムーズさを欠く競馬での敗戦で、前走マイルCSはスムーズでもG1では足りなかったという敗戦。

今回はテン乗り横山典J起用で、継続騎乗で良さが出る騎手だけに初っ端では恐らくは折り合い重視の競馬になるはずで…能力は上位でも、東京コース適性も含めて狙いとしては今回ではないか。


―ロワアブソリュー牡7○○56須貝尚(栗東)
まずは4走前リゲルS後の次走チェック馬見解を参照↓
『右回りだとモタれる所がある馬で、3歳夏以降は徹底して左回りばかり出走してきた経緯(唯一出走した右回り戦では2人気10着)。
今回は番組都合で右回りのココしか出走するレースがないという消極的な参戦…案の定右回りが最大の敗因と、距離延長マイルで折り合い△もあっての敗戦。
距離短縮・左回りで当然見直し。』

・・・
コノ馬のポイントは右回り駄目と折り合い難…5走前も7走前もコース設定と距離千四Hラップも相俟っての激走で、距離マイルでの激変は考え辛いです。


―サトノアーサー牡6田辺56池江寿(栗東)
過去の栄光で未だに人気する模様ですが…復帰後の昨秋2走は共に以前とは異なる低調な姿で。
2走前ポートアイランドSは馬場的にも展開的にも外差し有利決着で、それを押し切ったロードマイウェイとは内容差が大きい2着でした。
それと同じく坂路オンリー調教となっている今回も劇的な変化は見込めぬ以上は、現状過大評価の一頭との見方をします。


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16年も11月に一変3着好走して次走も連続好走。
17年も11月に一変2着好走して次走も連続好走。
18年も11月に一変1着好走して次走も連勝でOP特別勝利。
これまで毎年の様にこの冬場にパフォーマンスを更新している、生粋の冬馬だと見られます。
今期も例年通りに冬初戦の2走前キャピタルSでいきなり好結果で、この冬場に於いては確実に良化を辿る当馬の性質から、その後も連続好走期待買いをすべきなのが季節馬の取り扱い方です。
ただし、上記の根拠で◎推奨した前走レースでは凡走してしまったのですが…その敗因を探るとすれば、抜群の冬場実績を持つ当馬ですが、その冬場で過去唯一凡走したのは18年2月の京都斑鳩Sでした。
それも含めて関西遠征実績も乏しい馬だけに、今回の冬場且つ関東競馬ならば違うという可能性も指摘できます。

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