おはようございます。昨日行われた将棋の棋聖戦第2局は後手の藤井聡七段が勝ってタイトル奪取に王手をかけました。圧巻だったのは58手目の△3一銀、一見すると金取りを防いだ「ただ受けただけの手」で、プロの感覚からすると「不利を認める手」と思える手。ところがこの手に対して先手から思うような攻めがなく、結果的に藤井聡七段の堅実な攻めが間に合う展開になりました。中盤の何気ないところでの連続長考もプロから見ると「もう少し進んでから考えてもよいのでは?」と思うそうで、ただ後々振り返ると、実はその局面が非常に重要だったりと。とにかく検討陣のその先をいっているのが局後に見えてくるという、まさに羽生九段が登場したときの衝撃と同じまたはそれ以上のインパクトを与えています。あるプロ棋士のツイッターを見ると「形勢判断が他のプロ棋士よりも早く、そして正確」とのことで、また渡辺三冠相手に完勝という内容に驚きを隠せないとのこと。それだけ同業者をうならせる強さなんですよね。明後日からは王位戦が始まりますが初の二日制タイトル戦でどんな将棋を見せるのか、それも楽しみですね!
それでは本題へ。こちらでは上半期の総決算、宝塚記念を振り返ることにします。
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