続いてはトウルビヨン系。トウルビヨンはフランスで競走馬・種牡馬として大成功を収めた名馬でしたが、血統表中の全馬が英スタッドブックに遡れない馬をサラブレッドとしては認めない、いわゆる「ジャージー規則」によって同馬の産駒は英国では「サラブレッド系種」扱いでした。後にジェベルらの活躍によってこの規則は撤廃され、晴れてこの系統が正真正銘サラブレッドと認められるに至りましたが、それが今にヘロド系の血を伝えるほぼ唯一の存在となりました。
日本でも多くの種牡馬が輸入された系統で、特にそれが顕著だったマイバブー系は後述するとして、それ以外にも英ダービー馬*ガルカドール、愛ダービー馬*ターナボス、ベルモントSの*アンバロイドといった活躍馬が導入されましたが、父系を発展させるには至りませんでした。ただ社台の牝系に入って言い働きをした*ヒッティングアウェーなど、母系で持ち味を発揮した馬は多いです。 続きを読む
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