2015年2月16日月曜日

共同通信杯 2015 回顧・結果:リアルスティールはしっかりと加速して突き抜ける強い競馬で完勝!

シンクタンク:フェブラリーS1080_200







2015 共同通信杯(GIII) 東京芝1800m良

レース回顧・結果



1:47.1 12.7 - 11.1 - 11.4 - 12.2 - 12.6 - 12.6 - 11.8 - 11.0 - 11.7

47.4-47.1M





 字面で見るとほぼ平均ペースになるが実態は違ってコーナーでかなりの中弛みが生じている。この流れから12.6-11.8-11.0と加速していく必要があったのでまず質の高いギアチェンジが要求された。そのうえでL2最速11.0とトップスピードの質、更にL1も少し落としているので持続力もそれなりに、後半の総合力が問われたしその中でもギアチェンジの比重が高かった印象だ。イメージ以上にトリッキーなレースになったとみている。





 1着リアルスティールはまずまずのスタートを切って離れた2列目で前のスペースを詰めすぎずにしっかりと保って進める。3角手前で緩んでいくがここでもスペースを保てるぐらいにしっかりとペースをコントロール。4角出口でも前が壁の状態で2列目で直線。序盤で中目に持ち出して進路確保するとL2でジリッと伸びてくる。そして外から抜け出したドゥラメンテとの一騎打ちをしっかりとL1で伸び切っての勝利となった。ひとまず高いレベルでギアチェンジをクリアしてきたというのは大きな材料で、これで名実ともにクラシック制覇を狙える馬といえると思う。主役だったドゥラメンテをきっちりとねじ伏せたのは大きい。特に個人的に評価をしたいのはペースコントロールの上手さ。今回はコーナーで12.6と結構極端に落としている。平均ラップで見ればハロン12を切る流れ、その中でコーナーでの12.6-12.6は飛びぬけて緩い。ここで3列目のポケットから前にスペースがあったとはいえ全くブレーキを踏む作業がなかった。直線入りでの反応は流石にスッと抜け出すほどではなかったが、12.6-11.8-11.0と加速してやる必要がある流れの中で前が壁の状態からしっかりと抜け出すことができたし、L2でトップスピードに乗せてからL1まで持続してきた。後半の総合力の高さで一枚上だったと思う。ドゥラメンテとの比較で言うとやはりこのペースコントロール、ギアを上げるだけでなく落とすことができる器用さ。これが大きかったように感じるね。ペースが上がってより厳しい競馬になるとまだ勝負づけは済んでいないと思うけど、器用さが要求される競馬ならば世代屈指の実力馬だと言えそう。新馬戦だけでは量れなかったけど、この一戦は高く評価すべきだと思う。また福永の前で壁作って溜めてという競馬に合っているというのもいいんじゃないかなあと。ギアチェンジを持っているというのはこれまでの福永の持ち馬の中ではあまり例を見ないので、こういう馬でどういう競馬ができるのかという感じ。枠的に今回はちょうどポケットでの競馬が試せたけど、これで選択肢が大幅に広がったね。あとはペースが上がってどうか。現時点ではまだそこは未知数だがポジショニング良く、ペースコントロールに優れ後半の総合力でドゥラメンテを上回ってきた。皐月賞よりはダービー向きの競馬だが、皐月賞までの前哨戦でどこまで能力を見せてくれるか。そこで判断したいね。後半の総合力は少なくとも一級品、ゲートも上手い方なのでペースが上がり切らなければ崩れる要素は少ないんじゃないかな。





 2着ドゥラメンテは思ったよりもスタートが良く、そこで下げようとして掛かってしまった。最序盤はジェットスキーに近い状態で誰がどう見ても制御できていなかったし、中団まで下げる形で3角を迎える。3角でも中団馬群の中で折り合いに苦労しながら、4角で進路を意識しつつ追い出して直線。序盤で楽に前を向くとそこから追い出されてしっかりと伸びてくる。L2の最速地点では一気に前に出たがL1で甘くなってリアルスティールの強襲を受けての2着に甘んじた。このレースではペースコントロールの対応力で明らかにリアルスティールに見劣った。敗因としては新馬戦に近いね。実質的に12秒半ばを刻んでいてそれに合わせざるを得ない競馬になった。2戦目は平均的だったし、前走も中弛みラップだが単騎逃げ馬がペースを落としただけで2列目以降は押し上げていたからラップほど緩んでいない。でも今回は全体がラップを落としている流れで4角までは前を向けなかったからね。12秒半ばから加速していくギアチェンジで脚を使ってしまった感じがするね。それとやっぱり折り合いを欠きすぎた。流石にあそこまでジェットスキーだとポジションとってもコントロールできずに下げてしまってはね。4角での進路どりは最低限の仕事をしてくれたと思うし仕方ない面も多いけど、結果出さなきゃ乗り替わりされるレベルの騎手であるということも石橋脩は考えないといかんね。こういう馬で実績を積んでいかないとそれ以上の域には行けないから。敗因は決めかねるけど、道中の緩みが大きくここで付き合わされ、ギアチェンジでペースを急激に上げざるを得なかったこと、それと前半かなりかかったこと。これが大きいかな。ペースコントロールが拙い感じだし、この馬は本番タイプだとは思っている。





 3着アンビシャスは五分のスタートからじわっと2列目あたりにポジションをとっていく。道中も比較的折り合いはついていた方で前とは少し離れた2列目の外で3角。3角で外から前を向いてじわっと進出、4角でもいい手ごたえで2列目で直線。序盤で一気に先頭に立つがL2の最速地点で甘くなる。L1ではそれでも踏ん張って3着を確保した。この馬は大物かもしれん。今回展開的に嫌な流れだなあという極端な中弛み。それでもコントロールして要所でスッと反応してきたのは新馬戦と同じで東京でこれができたというのは大きい。ただL2の最速地点では最初にトップスピードに乗せられていながら見劣っているように質そのものはそんなに大したものは持ってない。でもL1でまた盛り返している。この馬はトップスピードの質はちょっと足りないけどそれ以外の要素はかなり高いレベルで持ち合わせていると思う。ディープブリランテ以来の総合力タイプのディープ産駒という感じで、この馬は序盤もう少しペースを引き上げる競馬の方が良い。今回は最序盤こそそこそこ流れたが、中弛み極端でコントロールできたものの結局良質なトップスピードが要求される競馬になってしまった。この馬はペースそのものをある程度引き上げてトップスピードの質をそんなに問われない展開に持ち込むことがまず大事だと思う。そのうえでの一足が魅力的。個人的にはこのレースで皐月賞への有力候補に一気にジャンプアップしたかなと思っている。まあ賞金的に権利が欲しいからトライアルを使ってくるだろうけど、恐らく弥生賞かスプリングSかな。そこで期待したい。この一戦で隠れがちだけどこの馬はかなり走ってくると思う。中距離で前半の総合力を活かすタイプになるんじゃないかな。





 4着ミュゼエイリアンはまずまずのスタートからじわっと下げる形で中団につける。道中掛かり気味だったがベリーがこれをコントロールしながら3角。3角の下りで前が向けず、4角でじわっと仕掛けながら上手く外目に持ち出す。直線で追い出されてジリジリ伸びるがL2で伸び切れずに1、2着馬に交わされる。最後は甘くなっての4着完敗。ん~この馬も動き出しでちょっと急かされたかなあ。ギアチェンジが要求される競馬になったし、百日草は出負けして後方からしっかりとルージュバックを目標にしながらゆったり加速できたというのもあったと思う。今回は中団馬群で折り合いに専念しながらだったし掛かり気味だったからね。4角で進路できてから一気にペースを上げなきゃいけなかったしそこで脚を使った感じはある。まあ折り合いもあるかな。この辺は2着のドゥラメンテと同じような印象。人気はなかったけど個人的にはこれぐらいはやれていい馬だと思っていたし、思ったより上位が強かったという感じもあるが、この馬も展開的に良かったとも思わないのでまだ見限れないかな。





 5着アヴニールマルシェはやや出負け程度で済まして後方から競馬を進める。道中はドゥラメンテを目標にするような形で進めながら3角。3角の緩みで動けず後方のまま、4角でドゥラメンテを目標に追い出して後方で直線。序盤で追い出されるし進路も確保できていたが全然動けない。L2でも置いて行かれたがL1でようやく突っ込んできての5着と苦杯を舐める結果となった。この馬を量るうえでどうしても東スポ杯が難しい材料だったんだけど、結果的にギアチェンジ戦では低レベルだったんだなと判断すべきかな。今回もかなり緩んでいる流れからもちろん後方からでは厳しい流れなんだけど、それでも決してギアチェンジが良い方ではないドゥラメンテに見劣ってしまっているしね。東スポ杯で総合力を見せてきたかなと思っていたんだけど、このレベルまで来るとやっぱりギアチェンジでペースアップへの対応力が欠けているのは確かだろうなあと。個人的にはもっと流れて平均的な競馬になった方が新潟2歳Sの内容からもいいと思うので、今回はそういった器用さが要求される競馬で動けなかったという判断をしたいね。L1一応突っ込んでは来ているし、上位はレベルも高かったと思うからそこまで悲観はしていない。それでもやはり一歩後退かな。





 12着ダノンメジャーは五分のスタートから無理せず中団という形。 道中もそんなに掛かっていたというわけでもないまま3角。3~4角では外目から前を向いていたのだが下がってしまう。直線ではもう競馬をせず鞍上も抑えていた。ノリだし馬に何かあったとみたかな。4角の段階でもう抑えていたから、これは最初からトップスピードに乗せていないし競馬をしていない。まあ何もなければいいけど…というところ。4角までの感じは悪くなかったけどねえ。







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出走してくれば1番人気濃厚だったホッコータルマエがドバイ直行を選択。最大のライバルと言える存在がいなくなったため、昨年の覇者コパノリッキーには追い風、おそらくこの馬が1番人気になることだろう。昨年は最低人気での勝利だったが、その後の活躍を見ればフロックでなかったことを証明している。この馬の実力に異論はない。



しかし、『1強か?』と問われれば話は別だ。チャンピオンズCでは12着と大敗しているように、“明確な弱点”を持っている以上、再びそのようなシーンが見られても何ら不思議はない。昨年は自らの勝利で90万馬券決着を呼び起こしたが、今度は大敗で大波乱決着という可能性もあるのだ。



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