2015年2月20日金曜日

フェブラリーS 2015 出走予定馬:レッドアルヴィス、トップスピードに乗ってから長く脚を使ってくるタイプ

七騎の会:フェブラリーS728-90







2015 2/22(日) フェブラリーS(GI) 東京ダ1600m

出走予定・登録馬一覧



アドマイヤサガス 57.0 アドマイヤロイヤル 57.0 インカンテーション 57.0 エアハリファ 57.0 カゼノコ 57.0 キョウエイアシュラ 57.0 キョウワダッフィー 57.0 グレープブランデー 57.0 コパノリッキー 57.0 コーリンベリー 55.0 ゴールスキー 57.0 サトノタイガー 57.0 サンビスタ 55.0 シルクフォーチュン 57.0 ハッピースプリント 57.0 ベストウォーリア 57.0 ベルゲンクライ 57.0 レッドアルヴィス 57.0 ローマンレジェンド 57.0 ワイドバッハ 57.0 ワンダーアキュート 57.0





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 昨年3歳ダート路線を引っ張ってきていたのがレッドアルヴィス。フェブラリーSと同コースのユニコーンSでは好位から早めに仕掛けて抜け出しての完勝。レパードSではアジアエクスプレスの逆襲に屈しての4着、武蔵野Sではハイペースに正攻法で堂々と挑むも6着と壁を味わった。しかし前走すばるSで番手から楽に勝ち切って勢いを取り戻し、再度東京マイルの舞台に戻ってきた。相手は強敵、胸を借りる立場でどこまでやれるか。





 ユニコーンS勝ちは上手く嵌った面もあるが、それなりの評価は必要だろう。東京ダ1600m戦で稍重馬場。コーリンベリーが逃げて作る46.6-49.4と序盤はかなりハイペースの流れだ。五分のスタートから無理のない範囲で好位の外ぐらいで追走するという感じ。12.2 - 12.9 - 12.1 - 11.9 - 12.5と3角でちょっと緩んだところで無理なく押し上げる形になりそのまま外目で前を向いて先頭列に並んで差のないまま直線を向くがL2まではコーリンベリーにしぶとく食い下がられる。最後はねじ伏せたという点で評価はできるし、コーリンベリーや内でこの緩急に巻き込まれた馬以外との差を考えると評価はできるが、かなりトリッキーな流れの中で上手く流れに巻き込まれずに済んだというのも考えておく必要はある。ただ、ハイペースの再加速戦に一定の対応はできたと。





 レパードSではユニコーンSでこの点かなり嵌っていたというのもあり、あまり信用していなかった。新潟ダ1800m戦で中弛みから12.7 - 12.7 - 12.3 - 11.5 - 12.0とL2最速11.5と新潟内らしいコーナー出口での加速が問われるギアチェンジの比重の大きい2F戦。2列目のポケットで進めていたが道中ペースが上がり切らずに急カーブで加速を強いられるが案の定出し抜かれる。それでも外に何とか持ち出してそこからは一伸びを見せてはいたが、前を向いて早めに押し上げてきたアジアエクスプレスとの差はおろか、内で同じように巻き込まれたランウェイワルツにすら最後は差されてしまった。個人的にはそんなに器用な感じはしていない。新潟の急コーナーということもあったが、内でスッと反応できるほどではないので、ユニコーンSでも前を向けて緩い地点で押し上げていけたのも大きかったかなと思う。このレースでは上手くトップスピードに乗せられないまま外から出し抜かれて終わってしまったので、あまり悲観する内容ではないがこのギアチェンジ戦を内からクリアできるほどではなかったのは確かだといえる。





 武蔵野Sはオーバーペースだったし、もともと基礎スピード勝負ではヒヤシンスSでも三浦特別でも最後甘くなってしまっているので、このクラス相手では厳しかっただろう。悪い内容とは思わないが、この馬の適性外の競馬だったのは確かだと思う。前走のすばるSでは逆に京都1400m戦で35.3-35.3と平均ペースを番手追走、12.2 - 12.4 - 11.5 - 11.5 - 12.3と緩めての再加速、質の高いトップスピード勝負になっていてなおかつ3角の下りからの加速でL1落とす形とTS持続戦に近い競馬でダート戦としては珍しいケース。グレイスフルリープが作ったペースを番手で追走し、3角の下りではまだブレーキ気味でも加速についていき、そのまま楽な手ごたえで直線を向く。手応えほど楽に抜け出せなかったがL1でグレイスフルリープをねじ伏せての勝利という形だ。平均ペースの加速戦で良さが出たというのは確かで、京都1400の下りも影響があったと思う。ただ、相手関係から考えると1400ではちょっと物足りない内容が続いていたグレイスフルリープだし、上手くコントロールできての内容でブライトラインやタールタンといったところには辛い競馬になった。総合力型でそんなに上位がいなかったというのもある。それにグレイスフルリープに要所で完全に優位とまでは言えなかった。





 この馬はTS持続力が意外と高くて、ユニコーンSでも前を向きながら減速地点でじわっと差を詰めていながら直線で減速→加速という厳しいラップを踏んでいるコーリンベリーに対して一気に抜け出せなかったように、少なくともギアチェンジやトップスピードでは若干見劣るかなという感じはある。コーリンがファイナルSばりにペースを上手くコントロールする形でとなると、最速地点で若干出し抜かれる可能性は高い。一方でユニコーンSでもすばるSでも見せているのはL1でのしぶとさで、この馬の場合は序盤無理のない範囲で追走ができ、トップスピードをそれなりに要求される競馬になればL1までしぶとく脚を使えるTS持続力の高さを見せている印象。ペースは多少早くてもユニコーンSで大丈夫だったし、ある程度高い基礎スピードが要求された中での再加速戦、それも仕掛けが早くなってL1で差しこめるような展開でこそ良さが出ている印象だ。単調な一貫ペースでは良さが出ていないし、レパードSのように急激な緩急で内からスッと動けるというような馬でもない。ギアチェンジは一定のレベルで持っているとは思うが武器と言い切るには弱い。個人的にはその点も踏まえて仕掛けがある程度早くなればというところだ。コーリンやコパノリッキーの仕掛けがカギになるし、同時にその地点でどのポジションをとっているか。内で前が壁でもコーリンやコパノの直後ならスペースができるしある程度ならこなせると思う。ただコーリンやコパノの先頭列ではなく2列目の後ろになってしまうと、ワンテンポ置かれるリスクが大きくなる。好位で進めるなら外目、2列目で進めるならある程度自由度はあるという感じで見ていきたい。いずれにせよ単調な基礎スピード戦になってしまえばこのクラスで勝負になる目途は全く立っていない。この馬としてはどこかで息が入る、或いは最初からコントロールされることを意識しながら、外目の2列目ぐらいから突くのか、ポジションとって我慢するのか、この辺りの選択が問われるかなというところ。ただ、相手関係的に見てもユニコーンSはコーリンベリーがラップ的に見てもかなり苦しい競馬になったというのもあるし、すばるSは相手関係的に見て微妙な面もある。ベストウォーリア辺りがエアハリファと互角にやれていることを考えても同じようなタイプならベストウォーリアを上位に取りたいかなと現時点では見ている。

















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 第32回 フェブエラリーS(GI)



 コパノリッキー?エアハリファ?

 ワイドバッハ?それとも…

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昨年の最優秀ダート馬ホッコータルマエが回避を表明。コレを受けてユタカとのコンビ継続が発表されたコパノリッキー、前走の根岸Sで重賞初制覇を果たしたエアハリファ、武蔵野Sでは先のエアハリファを負かしているワイドバッハ、昨年のチャンピオンズC3着のローマンレジェンド、東海Sでは道中落鉄しながらもメンバー最速の上がりを繰り出して3着しているインカンテーションら有力視されている陣営が色めき立っているのは言わずもがな。



しかし、それ以外の歴戦の古馬達を管理している陣営も「チャンスがあるとすれば絶対王者不在のココしかない」と、目の色を変えて120%の仕上げを施している。トレセン内からは「コパノリッキーがチャンピオンズCの時みたいに出負けしなければ普通に勝つでしょ?」なんて声もあるようだが、マークされる事はまず間違いなく楽な展開になる事はまずありえない。



エアハリファもGIの大舞台で前回のような競馬をするとなると厳しい印象、ワイドバッハも武蔵野Sで1600mをこなせた事は収穫だったが、本質的には1400mがベスト。インカンテーションに関しても2戦連続で落鉄しているのは気になるところ。先のように有力視されている馬達に付け入る隙があるのは事実。



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 第32回 フェブエラリーS(GI)



 コパノリッキー?エアハリファ?

 ワイドバッハ?それとも…

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七騎の会:フェブラリーS300-250






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