2015年3月8日日曜日

チューリップ賞 2015 回顧・結果:ココロノアイは自分の競馬に徹してレッツゴードンキを撃破!

2015 チューリップ賞(GIII) 阪神芝外1600m重

クルミナルの敗因分析



1:37.7 12.5 - 11.2 - 12.2 - 12.6 - 12.9 - 12.2 - 11.5 - 12.6

48.5-49.2M





 馬場も悪くなって探り探りなのが良くわかるラップ推移で、昨年の朝日杯みたいな感じになったのかなというところ。前半3Fはそこそこ速いけど、そこから2Fで緩んでそこからまた再加速していくという形。中弛みの流れの中でL2最速戦もL1はかなり落ち込んでいる。基礎スピードタイプには厳しかったかなという感じで、どちらかというとマイルより長い適性が問われた感じ。





 1着ココロノアイは出負けして後方からの競馬になる。ただ道中もそんなにペースが上がらない中でむしろ折り合いをつけながらポジションを上げて行くような感じになる。 3~4角では中団の外海で我慢をしながら直線を向く。序盤で外に出して追い出すと一頭違う脚で突き抜ける。内にいたレッツゴードンキを楽にとらえると、L1でしっかりと突き抜けて、外から猛追するアンドリエッテを封じ切っての完勝だった。レッツゴードンキが逃げたおかげで正攻法で競馬したら普通に勝っちゃったと。ここに入れば地力は上で、最上位だったレッツゴーが何とも言えない競馬になったし、前半も無理せずリカバーでき、コーナーでの緩みもあって無理なく余力を持って直線に入れたという感じ。その分直線最速地点でしっかりとトップスピードに乗せられたかなという感じ。まあレッツゴーがこれまでと違う競馬をしてしまったので比較対象としていいのかどうかは分からんけど、アンドリエッテはともかく4着以下は千切ったからね。ロカとの比較で考えてもやっぱり一枚上だとは思うんだよね。阪神JF組はやっぱり尊重すべきだろうね。この馬としては馬場もあってペースが上がり切らず、序盤無理せずにリカバーする余地があったので良かったが、やっぱりゲートが課題にはなるよね。桜花賞ではペースもそれなりに上がってくるし、TS持続力に関してはJFでショウナンアデラには見劣っているから、そう考えるとやっぱりある程度ポジションが欲しい。アルテミスSでも早い地点でリカバーしながらも脚を引き出せているし基礎スピードそのものも高いと思う。ゲートをこなしてくれば逆転も可能かな。





 2着アンドリエッテはまずまずのスタートから下がって後方というような感じですね。道中もペースが上がらずに団子状態でポジションをかなり落としてしまう感じで道中もジョッキーが立ち上がるような感じも見せた。3~4角では内目を追走しながらも前を向けず最後方列で直線。序盤でそこからは大外を通しながらグングンと伸びて3番手集団からは楽に抜け出す。L1でそこから更にグンと伸びてきて強襲、レッツゴーは呑み込んでの2着を確保。賞金を詰めたのは大きいね。桜花賞の権利は当然だけど、オークスで見たいしここでしっかりと賞金を積んでくれたことでオークスまで余裕をもって進める。川田も微妙な騎乗にはなったけど、阪神マイルでこれだけごちゃつくと難しいところはあるし仕方ない…がそれでももうちょっとポジション下げ切って押し上げながらの競馬ができていたらと思うね。特に3~4角が緩かったんだから、早い段階で外に出してコーナーで押し上げるという競馬ならまた違ったと思うんだけど。まあクイーンCのイメージがあったからロスなく進めたかったのかな。個人的にはTS持続力に魅力を持っている馬だし、クイーンCもかなりロスが多かったから脚を出し切る競馬の方が良いのは間違いない。ロスに拘るよりも早めに動き出すイメージを持ちたい馬だね。いずれにせよこれでクラシックを意識できる馬だというのは証明できたから、後は乗り方だね。





 3着レッツゴードンキは五分のスタートからじわっと出して行って好位ぐらいで進めていたが、そこからペースが落ち着いてしまったしコントロールできない感じでスーッとハナをとってしまった。3~4角で緩めて仕掛けを待ちつつ直線序盤で追い出す。そこからジリジリと2列目を引き離すが外からココロノアイに一気に交わされる。L1でも一定レベルで踏ん張ってはいたがアンドリエッテの強襲も食らって3着と完敗に終わった。この馬としてはTS持続力が武器だったんだけど、それを序盤で上手くコントロールできずにポジションとったりで削いでしまった感じ。ココロノアイとポジションが逆になってしまった。ココロノアイとの比較でみるとこの一戦は参考にしにくいところはあるね。岩田はちょいちょいこういう掛かってどうしようもないケースがあるから信用できんなあ。まあこの展開でも3着に来るあたり地力の高さは証明できたけど、ペース的には決して遅くはなかったし、前半で脚を使ってしまうと良さが出にくいよね。





 4着ロカは五分のスタートからじわっと追走して無理せず後方馬群の外につける。道中でも無理せずに追走する感じで後方の外のまま3角。3~4角でも外々を追走、後方で直線。序盤でちょっと窮屈になったがそこを捌いてからはジリジリ伸びてくる。それでもアンドリエッテほどの脚はなくジリジリとなだれこむだけの4着に終わった。ん~まあクイーンCの内容的にも一線級相手に足りないとは思っていたから、こんなもんかなとは思っているが、アンドリエッテもこの馬も、クイーンC組はやっぱりそこそこ評価した方が良いのかなと思う。この馬としては課題のゲートもこなし、道中も無駄なく後方で溜め、緩んだコーナーでも前との差を詰めながらにはなっていたし、流れとしては良かったと思う。これでこの差だからこれが現時点での力の差だと言い切っていいと思う。賞金も足りないが実力的にも桜花賞は厳しいからオークス路線を目指した方が良いかな。





 5着アスカビレンは好スタートから無理せずにスーッと後方に下げていく。窮屈なところに入って不利を受けるような感じで下がったのもあり、結局最後方ぐらいまで下げて終いに賭ける競馬に。3~4角でも中目を追走しながらもほぼ最後方列列で直線。序盤で大外に出して追い出されるがジリジリ。最速地点では伸びなかったがL1では徐々に差を詰めてきて5着になだれ込んだ。人気薄だし健闘といえば健闘なんだろうけど、それでもアンドリエッテはもとよりロカにも見劣った。ん~まあ馬場もあったし平均的な流れになったというのも良かったとは思うんだが、現時点では完全に力負けかなあというところ。白菊賞も上手く立ち回ってのモノではあるしね。器用さに欠ける感じではあるがトップスピード戦でもそれなりにはやれると思うので、距離延長で良さが出てくればなあという感じ。フローラS辺りで見たいね。





 6着コンテッサトゥーレは五分のスタートから中団馬群の中で進めていく。道中も凝縮された馬群の中で比較的上手く立ち回って3角へ。3~4角では好位馬群の中で進めながら直線を向く。序盤もスムーズに進路確保してジリジリとは伸びを見せてくる。L1でここから来るかなと思ったところで伸びあぐねての6着完敗。ん~まあ馬場もあったかなとは思うけど、しっかりと流れに乗ってくれたし騎乗としては相対的に見ても上手く乗ってくれたと思う。感じは悪くなかったけど、マイルはちょっと長かったのかなあ。ただ馬場もこんな状況だったし、現時点ではなんとも。良馬場で長く脚を使ってきた前走の感じならもうちょっとやれていいかなと思っていたんだけど。マイルでも中弛みがあったしコントロールしながらの競馬にはなったと思うので、高速馬場で見てみたいね。





 11着クルミナルはこちら











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