天皇賞春2015ラップ分析…過去10年の天皇賞春のラップ一覧
過去の天皇賞春のラップと見比べながら2015天皇賞春の出走予定馬と照らし合わせつつラップを予想していきます。
長距離戦ということでもあり、いつもと違って区割りを前中後に分けて1000-1200-1000で見ています。まず気になったのが、前半・中盤は結構同じような傾向が続いているということ。稍重だったエイシンフラッシュの時はかなりのスローだったけど、それを除けば近年の超高速状態が続く良馬場だと意外と60秒前後で安定しているという感じ。まあこれに関しては単騎逃げ馬が刻むことが多いレースでもあるので、そういった面がある。一概には言えないが、前半は大体60秒台で単騎馬が刻むケースを想定するのが妥当かなと。
そして中盤は明確に緩む傾向が強い。一昨年のフェノーメノの時だけは緩まずに72.8、ハロン平均でもほぼ12.1ぐらいになる速いラップを刻み続けているが、サトノシュレンの大逃げということもあった。長距離戦なので大逃げする馬がいると基本的には中盤で緩む傾向にあるわけだが、この年はサトノシュレンの玉砕逃げのせいでレース全体はハイペースという形になっている。まあそれ以外の馬にとってみれば、概ね平均的に見て前半は62秒程度、中弛みの中盤で徐々に差を詰めていくというイメージで良いだろうと思う。少なくとも正攻法で戦う馬のイメージで進めれば62-73ぐらいで単騎逃げ馬に対して前中盤をフラットに進めながら詰めていく形になるイメージで良いだろう。ここまではある程度細かい差はあれど、毎年ほぼ同じ傾向だといえる。少なくとも2周目の向こう正面では前はかなり落としてくる。好位以降の馬からすれば基本的にはそこからじわっとエンジンを点火させる形になっているだろう。
前の馬は息を入れ、好位列以降が差を詰め始める中盤、それが大体交錯するのが3角という感じになる。この天皇賞春の仕掛けの傾向を一言で言えばL4の3角下り坂からじわっと11秒台後半に入り、L3の4角地点で最速になるケースが多い。L4かL3最速戦が過去6度にあたる。もちろんL2最速戦になることも4度なので決して少ないわけではない。実際昨年はL2の直線入りが最速戦になっていた。この辺りを見極める必要がある。基本的に3角の下りがどうしても加速スイッチになってしまうので、ここから動き出す馬がいれば当然仕掛けのポイントは速くなる。またL4-3の段階では単騎逃げ馬との差が詰まり切っていないケースもあるので、実質好位勢からすればL3-4辺りが最速ではないか、と思われるレースも多い。実際一昨年のケースはサトノシュレンが3角で一気に差を詰められていたので、2番手以降はL4最速かなというような感じだった。
近年の天皇賞春はこのL4となる3角地点が実力ある追込み馬が飛ぶときのポイントになっているとみている。このオルフェーヴルの年もL4最速戦でレース全体が速いラップを刻んでいるところで大外から押し上げようとしたが、速い地点なので押し上げきれずに無理をして脚を使ってしまった感じ。ゴールドシップらも含めて、このコーナーで大外を押し上げていくという形はかなり厳しい結果になることが多いと思う。ディープのように非常に質の高いトップスピードを非常に長く維持できるというような異次元レベルを持っていないと今の超高速淀での追込み捲りは対応できないとみておく必要がある。実際近年の結果を見ても明らかで、長距離で基礎スピードを活かしてポジション差を作って粘り込んだビートブラックのようなタイプか、フェノーメノやヒルノダムールのように好位~中団前目の内で我慢しながら外からの仕掛けを待ってコーナーでロスなく立ち回りつつ脚を使わせたり総合力を活かすような競馬で直線で抜け出す馬が圧倒的に強い。好位~差し勢でほぼ独占していて追込みは余程上手く嵌らないと決まらない。
一方で条件が嵌れば外からの押上げも一定レベルは利く。昨年のウインバリアシオンが外から押し上げてこれたのはコーナーの段階では11.7-12.0と上がり切っていなかった。同じように捲りが利いていたマイネルキッツもコーナーでは11.7-11.8とまだ11秒台後半でL2直線入りが最速である。追込み馬が外から来るケースは基本的にコーナーで無理をしなくていいケースに限られるとみてよく、基本的には前々内内でポジションを取っていける馬にレースの主導権はある。今の天皇賞春はコテコテのポテンシャルタイプではなく、ポジションを取って折り合って仕掛けを待てる立場の方が圧倒的に強いという認識は持っておく必要があるだろう。
今年の場合はまだ出否不明だがゴールドシップの動きがこれまで書いてきた流れの中で非常に大きな存在となる。出るのか出ないのかわからないが、フェノーメノも回避したので出てもらいたい。天皇賞は上記の通り、ほぼ例年前半が早く中盤が緩む。もちろんこれは単騎逃げ馬の作るものではあるが、それでも押し上げるタイミングは確かにあるので、ゴールドシップとしては2周目の3角までにハナに立っていればそれが理想と言えば理想。恐らくノリなので、どこかで捲る可能性が高いし、それが1周目のスタンド前だったり1~2角だったり、2角過ぎだったりしても驚けない。いずれにせよ天皇賞春というレースの流れを考えるとずっと一貫して緩まないということはかなり確率的に低い(と言いつつも昨年の菊花賞がそういうレースになってしまったので…)。どこかでレースの流れが落ち着いたときに、そこに乗じて捲ってくるゴールドシップの動きがあるのかないのか。自分のイメージ的にはサクラローレルをもうワンテンポ早めにやってくるんじゃないかなという感じはある。これによってレースの性質は大きく変わってくるだろうと思うので、この辺りをどう読むか。シップが動けばそこから坂を上って下っての惰性でコーナー最速は間違いない。シップの直後を狙った馬が抜群に展開的にプラスに働く。逆にシップの外から押し上げていく馬にとっては楽ではないだろう。
もう一点、シップが動かなかったという可能性と同時に、前々がある程度引き離して主導権を握った時である。イメージ的にはビートブラック…とまではいわないが、例えばクリールカイザーとスズカデヴィアスが序盤から引き離さずの逃げを打つことでレースを支配し、特にクリールの場合はAJCCの競馬があり、序盤ドスローで動けない形を作ってから1~2角から徐々にペースを引き上げて各馬の捲りを封じ込め、そのまま淡々と我慢しつつ直線入りでもう一足、なんていう展開に持ち込まれるとステイヤー色強い馬には相当苦しい展開になる。まあ今回は田辺と横山典弘という厄介な騎手が良い馬に乗っているし、その中でキズナ武豊も位置取りに関してシビアに乗ってくる可能性も高い。それに加えて超高速馬場となっているので、正直言って展開の振れ幅は今年の難しいGIの中でもトップクラスに難易度が高いと思う。驚くような展開になったとしてもある種驚けないというか、それぐらいなかなかの個性的な人馬が揃ったなと。ただ、今の淀の長丁場は基本的に3~4角で前々…好位ぐらいで仕掛けをで待ちつつ、内から外の押上げに合わせて加速して脚を使わせるタイプの馬が主導権を握っている。その意識は絶対に持っておいた方が良いだろう。
今週は天皇賞春ですね。
ご存知の通り天皇賞春は距離が3,200メートル。
距離が長くなると血統がやはり重要になってきます。
きちんとスタミナがある馬を狙えば馬券をしっかり的中
させられる可能性がグンと高まります。
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抜群の知名度と安定の的中率を誇るプロ競馬予想家。
血統を基にした予想方法が得意で、競馬通信社でのコラム『血統SQUARE』の連載や
フリーライターとして雑誌や書籍などを手掛けるなど多くの経験をしてきた栗山求氏の
配合分析は有名である。
現在では『競馬総合チャンネル』、『web競馬王』、『競馬王』、などに
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そんな栗山氏ですが、血統がものを言う天皇賞春を前にして
2週連続的中を記録!
皐月賞では
1着 ▲ドゥラメンテ
2着 ◎リアルスティール
3着 △キタサンブラック
で3連単12,360円を手堅くGET。
そして圧巻だったのがついこの前のマイラーズカップ。
マイラーズカップで実際配信された予想は・・
(4月26日)マイラーズカップ(G2)
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<推奨馬とその根拠(抜粋)>
◎7フィエロ
○9フルーキー
▲4サンライズメジャー
△6ディアデラマドレ
△10エキストラエンド
△15レッドアリオン
◎フィエロは「ディープインパクト×デインヒル」という組み合わせ。
母ルビーは本邦輸入種牡馬ロックオブジブラルタル
(ヨーロッパでマイル戦を中心にG1を7連勝)の全妹にあたる良血馬。
したがって「ディープ×ロックオブジブラルタル」の
ミッキーアイル(NHKマイルC)と血統構成が近い。
ディープインパクト産駒のマイラー配合としては高く評価できる。
昨年のこのレースはレコード勝ちしたワールドエースの2着。
開幕週の速い時計にも対応でき、過去休み明けで崩れたこともない。
<結論>
馬単ながしマルチ
7→4、6、9、10、15
三連単軸1頭ながしマルチ
7→4、6、9、10、15
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レースはフィエロが最後の直線でインコースから
追い込むも・・・
↓ ↓ ↓ ↓
惜しくも3着!
しかし相手に買っていた
レッドアリオンが優勝し、
2着にもサンライズメジャーが入着。
【結果】
3連単:15-4-7 的中!
的中配当:98,650円
回収金額:986,500円
実際のPAT画面↓
恐るべし栗山求氏の血統予想・・・
さらに栗山求氏は毎週木曜日に血統についての
コラムを連載しているのでそちらも要チェックです!
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予想は是非栗山求氏の買い目を参考にしてみてください!
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