2015 5/10(日) 新潟大賞典(GIII) 新潟芝外2000m
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マイル路線で後一歩の詰めが甘かったダノンジェラートだが、2000mに延長してようやくオープン入りを果たした。ただ重賞初挑戦となった中日新聞杯ではやや伸びあぐね、少なくとも壁を感じさせる内容にはなってしまった。今回は直線の長い新潟の外回り2000m戦となる。この長い直線を活かしての末脚炸裂となるか。
う~ん、まだ正直重賞でどこまでやれるかは未知数な面が多いが、マイルよりは距離延長した方が良いのかなという感はある。
この馬はマイルではやや限界を感じていた。例えば5走前の長岡Sでは新潟芝外1600m戦で46.1-46.3と平均ペースから11.6 - 11.7 - 11.9 - 10.7 - 12.0とL2最速10.7。ただ単騎逃げ馬がいてのもので番手で大体47秒前後ぐらいなので実質的にはややスローといったところだろう。中団中目3~4角脚を溜めながら直線中団から仕掛けて序盤ではなかなか反応しきれず。L2でエンジンがかかって伸びてきて、L1で伸び切るかというところでグンと差を詰めてきた。ただ、結果的に前でこのペースでもポジションを取ってスッと動ける総合力タイプには苦戦したという感じ。基礎スピード的にやや難があって、市川Sなんかは中山マイルの平均ペースで46.4-46.9と平均ペースでも11.6 - 11.4 - 11.6 - 11.6 - 12.3とほぼよどみない消耗戦で追走に脚を使わされて直線での伸びが削がれる。こういう競馬になってしまうので、マイルではレースレベルが上がると脚を引き出せないことが多い、また自分の競馬に徹して後ろからだと届かない。そういうケースが連続していた。
距離延長で目途を立てたアメジストSでは東京芝2000m戦、62.4-60.4と明確にスローから12.0 - 11.8 - 11.4 - 11.2 - 12.0とL2最速、徐々に加速する形でのL1減速でTS持続力を要求された。この競馬でスローの段階でポジションを取ってしまい、2列目のポケットで競馬をして直線序盤の反応では微妙、シャドウに先に抜け出されるが、そこから盛り返してくるとL1で差し返しての勝利という形。まあ外から前を向いて勢いをつけてというタイプだったのでポケットからだとこうなるかなという感じだったが、相手も楽だったのでそこから巻き返せたという感じ。収穫としてはこの距離でスローなら楽にポジションをとれたことで、府中の2000で内枠と条件が良かったとは言っても、スローならポジションを取ることができたというのは今回では大きな材料だろうと思う。中日新聞杯はスローロンスパでのポテンシャル勝負になってしまったのでこの馬としては 持ち味を削がれた。外からロスもあったのも確かで、ポテンシャル戦では2枚落ちることを考えると仕方ない。
この馬はとりあえずU字が理想だと思うし、距離に関してもやはり2000ぐらいの方がポジションを取れるということで詰めの甘さを幾らかフォローできるという点で今回は注目している。ただ、現実的に考えて、アメジストSのレースレベルは正直微妙だと思っているし、このメンバー構成で得意のTS持続戦になったとしてどこまでやれるかはあまり楽観的にはなれないだろうと思う。理想はスローの中で外枠からポジションを取って好位ぐらいで進める形だろう。単騎逃げ馬が刻む形でもついていかずに余力を残しながら、それでも無理のない範囲でポジションを取れればこれまでスローではポジション差で、ペースが上がれば基礎スピード面で苦労していた部分を解消できる可能性はある。ここで距離適性に関しては見極めたいところ。10秒台のラップの中でも本来前を向ければキレ負けしない馬ではあるので、好位外で前を向ける展開なら意外とパフォーマンスを上げてきても驚けないかなという感じ。現時点ではまだ実力的に最上位相手に強気になれるものは見せていないが、好位の外々でスローから前を向ける展開ならトップスピードの質も秘めているこの馬でもあり新潟外は純粋に怖い。パフォーマンスを上げてくるだけの条件が揃えばチャンスだろう。その点でも前を向いて序盤無理せずにじわっとポジションを取れる外目が理想だろう。噛み合えば勝ち切っても驚けない、リスクはあるが厄介な存在だ。
前走はまずまずのスタートながらレース途中で失速し惨敗を喫したベストルーラー。
元来テンのスピードは上のクラスでも通用するレベルにあり、能力はここでも上位。
距離短縮した今回は息遣いも変わり、大きく前進してくるだろう。
式別:三連複
方式:フォーメーション
1頭目:7
2頭目:3.14
3頭目:3.4.5.9.11.14.15
組み合わせ数11点
投資金額各100円
的中配当:4,500円 回収金額:4,500円
競馬情報サイトはいろいろ試してきましたが、、
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