2015 6/21(日) ユニコーンＳ(GIII) 東京ダ1600ｍ
出走予定・登録馬一覧
1800ｍ路線を使い続けて３戦３連対、勢いに乗っている鳳雛Ｓの２着馬がラインルーフだ。500万下は何とか勝ち切ったというレベルだったが、前走の鳳雛Ｓでは２列目からしぶとく食い下がる競馬で２着。走破時計も京都とはうえ大幅に詰めてきたのはマイル重賞のこのユニコーンＳを前にして好材料といえる。芝スタートの東京マイル戦はレースの流れとしては一段階厳しくなるだろうが、充実度は見劣らない。この舞台でも持ち味を活かせるか。
ここは試金石の舞台、前走である程度厳しい流れに目途を立てたのは大きいが、今回は相手がかなり強力なので単純なパフォーマンスという点で考えると一段下かなとみている。
まずは２走前の500万下戦勝ち上りから。阪神ダ1800ｍ戦で稍重、時期的に少し時計がかかる馬場状態でペペースバランスが50.9-49.8とややスローの流れ、12.8 - 12.0 - 12.0 - 12.5 - 13.3というラップ推移からもわかるように４Ｆ勝負のポテンシャル勝負に近い。 まずまずのスタートから楽に先頭列に並びかけてプレッシャーをかけつつも上手く２列目の外につけるという感じ。道中で前がペースを引き上げて３角、これに２列目の外から先頭列を窺う、４角で４頭雁行状態の一番外を回して直線。序盤でしぶとく伸びて抜け出しを図るがＬ１でちょっと甘くなって際どく差し込まれるも何とか制したという形。この一戦は結構いい勝ち方をしていて、長距離色強く序盤ポジションを上手く取ってペースをコントロール、ロンスパの中で外から勝ちに行ってねじ伏せた競馬は着差は地味でも強い競馬をしての勝利という認識。ただし、このレースは基礎スピードは高いレベルで要求されていないので、ペースが上がった時の課題は残った。
前走の鳳雛Ｓでは京都ダ1800ｍ戦で、ペースバランスが49.3-49.6と２走前に比べても前半は少し早くなっての平均ペース。12.4 - 12.1 - 12.0 - 12.3 - 13.2のラップ推移で中盤からは緩まずにＬ１でかなり落とす流れ。Ｌ３の３角で一応最速ラップを踏んでいる。この中で外枠から好発を切って２列目につける。１角手前まで手を動かしておっつけ気味になって２列目外。ポジションはほぼ２走前の同じ感じで進める。道中も常に手が動いている感じで急かされながら３角。３角の最速地点で外を回されてコーナーワークで置かれ気味、４角でも先頭列から振り払われる形で２列目で直線。序盤でそこからジリジリとばてずに食らいつく、Ｌ１ではジリッと差を詰めてきてしぶとさは見せたが２着完敗だった。まあ枠も悪かったし、流れ的にも３角外を回すというのはロスになったのは確か。後半は悪くない。それよりも前半で、ダートスタートでゲート自体は良かったが行き脚をつけていくのには２走前ほどの余裕は感じられなかった。これはやはりペースそのものが上がったことが大きいだろうと思う。そこから脚を使って最後までポテンシャル面で良さを見せたので、脚を使わされても最後まで踏ん張れたという面では評価できるが純粋な基礎スピード面でとなるとやはりこのペースはちょっと速かった印象はある。スピードタイプに押し切られる形になった。
さて、今回は府中のマイル戦ということでこの辺りの判断がカギになる。ひとまず一貫ペースで淀みなく進むと現状では基礎スピード不足に悩まされる可能性が高いだろうと。ダートスタートで抜群のスタートを切っているので、この馬の場合芝でもある程度スタートそのものは良かった馬だが、この基礎スピード色強い面々相手に最序盤でポジションを取ったりというのはなかなか難しいだろうと。このレースの場合中弛みになる可能性が高いレースといえるので、中団ぐらいから中弛みで取り付くイメージができれば基礎スピード不足を解消できる可能性は高くなる。ポテンシャルそのものは前走で高いレベルのパフォーマンスは見せてきたといえるので、コーナーまでに離されずにコーナーで緩んで押し上げるポイントがあれば直線でコースロスがなく長く脚を使ってくるこの馬としても力を発揮しやすいだろうと。ただ、馬場の関係が雨の進行で読みにくいとはいえ２走前の走破時計は同日古馬500万下と比較して見劣っていて、前走も時計は大幅に詰めてきたがその流れで内容的にはジリっぽく最後までばてなかったが詰めきれなかった。時計的な価値は前走は高かったと思うしロスもあった。上手く嵌ればチャンスは十分ある。それでも前が余力を持って進めての総合力勝負になった時、トップスピード面でやれるかは未知数、ポジションもここ２走ほど楽はできないだろうということを考えると、主体的に進める可能性は低くなるだろう。レースの淀みに乗じて上手く押し上げることができるか、或いは流れるのであれば道中出来るだけロスなく進めて置かれないようにできるかがポイント。準OPクラスを凌駕するパフォーマンスを見せてきた1400～1600路線が非常に手ごわいので、ここでどこまでやれるかで1600ｍの距離で戦えるかを見極めたいかなというところ。面白い存在には違いないが、個人的には現状からは1800より長い距離に適性がありそうな印象ではある。
第20回 ユニコーンＳ (Ｇ３)
日本国内では無敵のゴールデンバローズ
今回は海外遠征帰りだけに調整が難しそうだが、
それでも実力的には一枚上の存在である
一般ファンもゴールデンバローズ１強という見立てだが…
裏ではゴールデンバローズを脅かそうとする
穴馬の話で盛り上がっている！
昨年は７番人気バンズームの独占スクープを公開！
３連単は２２万円の大波乱！
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★この春も目玉重賞で大当たり！
［大西直宏監修］
第75回 皐月賞(Ｇ１)
◎リアルスティール
○ドゥラメンテ
△キタサンブラック
馬連１点目：７９０円
３連複：３１１０円
３連単：１万２３６０円
東京８日目５Ｒ
◎レアリスタ
▲マコトギンスバーグ
△マイネルカレッツァ（７番人気）
馬連２点目：６００円
３連単：１万２９９０円
第20回 ＮＨＫマイルＣ(Ｇ１)
◎アルビアーノ
△クラリティスカイ
○ミュゼスルタン
馬連：２８００円
３連複：６２００円
第63回 京都新聞杯(Ｇ２)
◎サトノラーゼン
△ポルトドートウィユ
▲アルバートドック
馬連大本線：１１１０円
３連複：２８６０円
３連単：１万３１６０円
東京４日目11Ｒ
スイートピーＳ
◎ディープジュエリー
△トーセンナチュラル
△ロッカフラベイビー
馬連：１万２６１０円
３連単：１３万５９６０円
第22回 青葉賞(Ｇ２)
◎レーヴミストラル
○タンタアレグリア
△ヴェラヴァルスター
馬連１点目：１１９０円
３連複：２９２０円
３連単：１万２９９０円
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