2015 函館スプリントS(GIII) 芝1200m良
レース回顧・結果
1:08.3 11.7 - 10.3 - 11.0 - 11.6 - 11.8 - 11.9
33.0-35.3HH
日曜はユニコーンSも期待した内容には程遠かったし、こちらもレース全体で見ると非常に残尿感があるというか…33.0はかなり早い。ただ馬場とペースを考えると時計はかなり遅い。ちなみにキンシャサノキセキの時は32.8とかなりのハイペースで1:08.4だが、この時は同日の500万下の走破時計が1:10.0で明確に時計が掛かっていた。今年は同日の1200m戦で比較すると500万下が1:08.3、3歳未勝利でも1:09.4と時計が出ている。土曜も明らかに時計が出ていて函館にしては高速状態にあった。それでこのペースで1:08.3、しかも勝ったティーハーフのモノで2着以下は500万下の3着馬より遅いという始末である。凡戦なのは間違いない。ハイペースで前半ついていった馬が失速したまでは良いとして、このラップで目立つ伸びがあったのがティーハーフぐらいではねというところ。まともに脚を引き出せたティーハーフ以下の外差し馬はあまり評価できない。詰まった馬、無理に前に行って脚が上がった馬の次走の巻き返しを狙うぐらいしかないと思う。内容としては凡戦。
1着ティーハーフはやや出負けぐらいだったが出足がつかずに単独の最後方。前がかなり飛ばす中で最後方で追走するだけで3角。3角で徐々に外、4角で一気に捲って中団まで押し上げて直線。序盤でそこから一頭違う脚で突き抜けてL1でも他馬を寄せ付けずの完勝だった。まあ上位陣ではこれだけ評価しておけばいいかな、それも最低ラインを越えてきたという意味で。この展開でビッグアーサーがいたらどうなっていたかな?という感はある。それぐらい今回は相手が弱かった、実力馬が走れなかった。派手に勝ったけど、そりゃこのペースで最後方で脚を溜めてりゃ前が全滅、コーナーで減速で捲りやすいし突き抜けても不思議はない。だけど、外差し勢が非常にレベルが低かった。正直尺度としてはこのレースは使えないと思う。ただ、この馬の縦の比較で見た時に、近走好調になってきたのは前半のペースが上がって追走に脚を使わされても一定の範囲をこなせるようになってきた基礎スピード面の成長があったからだと思うし、その点で今回も脚を使わされず(まあ最後方でちんたらしてはいたが)この馬だけ自身のペースバランスで後傾という競馬で差し切ってきた。幅が広がってきたのは間違いない。それでもやっぱり中京でその外からビッグアーサーに交わされている現実からもここをクリアしないと最上位で勝ち負けするにはまだ足りないものがあるということ。成長しているのは間違いないので、この夏でどこまでパフォーマンスを上げてこれるかに期待してみたい。
2着アースソニックは五分にスタートを切ったが大外枠なので無理せずにじわっと下げて後方集団。3角では最後方に近いところまで下がってから後方馬群で待つ。4角でティーハーフの捲りに呼応して最後方列まで下げつつも直後を狙って直線。序盤でティーハーフが千切るがこちらはジリジリ。L1までジリジリの脚を続けて2着を制した。大外枠がどうかなと思っていたけど結果的に内が詰まっていたし完全な消耗戦でコーナーでワンテンポ遅らせたことも結果的にプラスに繋がったかなという感じ。ただ、正直この馬がこの枠・展開で2着まで来ちゃうぐらい低レベルな一戦だったなというのは否めない。もちろんこの面子なら十分馬券圏内を狙えるレベルにはあったとは思う。器用さを活かして内枠でスッとという競馬ならと。ただこの大外枠で後方まで下げて3~4角待ったとはいえポテンシャル勝負になっての2着というのはちょっと想像できなかった。まあレンイングランドや時計面の評価も含めて凡戦だったということで納得はできるが。この馬は典型的な平均ペースタイプの差し馬で、もっと明確に速いラップを後半要求された方が良い。この馬がポテンシャル勝負で2着にきてしまうぐらい他が酷かったという解釈しかできないなあ。
3着レンイングランドはまずまずのスタートだが今回はいけなかったので無理せず下げたというような感じ。前半のハイペースで無理せずに後方馬群の中で進めながら3角。3~4角では後方馬群で捌けない、前を向けずに直線。序盤で後方から待たされるが進路を確保してからL1でしぶとく伸びて2着争い僅差の3着だった。ん~…考察の前に地味に2~4着クロフネ産駒なんだよね。クロフネの傾向は一貫ペースのスプリント戦では甘くなりやすいというところにあると思っているので、個人的にはこの2~4着クロフネってのがこのレースを物語っているという気がしてならない。個人的にはスピード負けを懸念していて、無理をしなかったことが良かったことと、そこで待たされはしたが完全な一貫ペースで加速が必要なく最後までしぶとく脚を維持した結果かな。斤量面もあったとは思うが、個人的には序盤無理せずに走ったらオーバーペースに巻き込まれた実力馬が沈んで、内を突いて詰まった馬もいたりで…フロックという単語を使うときは基本的には後に否定形をつけるのが使い方としては正しいとは思うが、敢えて言うとフロックだと思う。レースレベル、展開の特殊さに上手く後ろから行けたので捌けたら伸びてきましたと。走破時計も遅くこのペースでこの時計では威張れないし、1200ではスピード不足という懸念も払拭できずなので、個人的にはやっぱり1200よりは1400の方がとは思うけどね。今回の一戦は参考にしない方が良いレベル。
4着セイコーライコウは五分には出てそこから無理せずに下げて後方。そこから内目でおっつけられつつ追走して3角。3~4角でもインで我慢しながらも徐々に馬群の中目に持ち出しながら直線。序盤で待たされるが捌ききってL1ここからとも思ったが伸びあぐねた。ん~脚を溜められる位置にはいたとは思うんだけどね。近走パフォーマンスを落としているし、こういう前掛かりの競馬は本質的に合わないからこれでもちょっと前過ぎたかもしれんね。まあ前走の韋駄天Sがベスト条件でキレがなかったし、今回は良くない条件で4着だから判断が難しいが前述のとおりレースレベルはとても重賞とは言えないレベルの内容なので、これで4着だからアイビスでどうかと言われても何とも言えないね。少なくともいいころにはまだないと思う。展開的には厳しいながらも他の馬に比べれば脚は残せているべき位置だったし捌けたしね。
5着アンバルブライベンはこちら
10着サトノデプロマットは好発からハナを主張していくぐらいだったが内の各馬が速いのでついていけずに雁行状態の好位列の一番外という辛い競馬になる。3角ではコパノの更に外から押し上げようとするが脚がなくそのまま沈んだ。ん~まあ展開としては厳しかったとは思う。雁行状態になっちゃったし、内の各馬が一気に出ちゃったから中目の馬も2列目で前を向ける位置でとなるとその外からという立ち位置ではなあと。半端に追走して脚を無くしてしまった。まあこれも展開予想の段階で危うさを感じ取っておくべきだったかな。函館スプリントSに関しては個人的には反省の方が多い。もうちょっと楽なペースになると思ったんだがなかなかね。息も入らない中でずっと脚を使わされた感じだし、先行勢にとっては上り坂の前半で無理した馬はアンバル以外もれなく撃沈しているから。仕方ないかな。乗り方も難しかったとは思う。
14着コパノリチャードはこちら
15着ローブティサージュは五分には出たがある程度出して行って中団にはつけるというような感じ。3~4角でも3列目の最内ポケットで進めるがかなりブレーキを踏まされる。直線でも詰まるという近年の函館スプリントSの傾向にがっちり嵌って15着大敗。この馬のレベルから考えればそりゃ3角であそこまで減速していたら詰まっちゃうよね。スペースを全く意識できなかったし、この競馬では如何ともという感じ。まあ例年誰かが罠にはまっているので今年は三浦だったというだけの話ともいえるけど。捌けていたらこの馬が勝ってた展開だとは思うんだが、やっぱりインは詰まるんだよね、このレース。3角の段階でもう嫌な予感しかしなかったよ。参考外でいい。手応え的にも余裕たっぷりで進路が全然なくて終戦という内容。
番外で8着スギノエンデバーにも少し。五分のスタートからついていかずに後方策、3角までにインに入れてしまって嫌な予感。3~4角でインを突こうとするが直線で捌けず終わった。まあ岩田を買った俺が悪い。なんかここのタイトルみたいになったけど、岩田を買った俺が悪い。あんな外枠でも最内に入れたがるからな。去年それで詰まったのに一切覚えてないなんて思わないし、今年も案の定詰まるし。まあ岩田にそれができたら苦労せんわな。そこは期待したらあかん。ということで外枠だから内には突っ込まないだろうと思って安易に信じた俺が悪い。展開的には普通に外から競馬してくれてたら勝ってたとは思ってる。展開的にベストだったのでもったいなかった。
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