エプソムカップ過去10年のラップデータ
エプソムカップ2015のラップ予想をしていきます。
まず、全体のペースを見てもわかるように昨年、重馬場で消耗戦となった2006年を除けばほぼ平均ペースの範囲内で収まっているということ。東京1800らしくある程度ペースが上がって基礎スピード面が一定レベル要求される競馬になりやすいということは意識しておく必要があると。絶対的な走破ペースで見ても概ね47秒台前半、場合によっては46秒台にも突入するので、今回はエイシンヒカリもいるし46秒台後半～半ばぐらいになるんじゃないかなと。その辺りでイメージすると、前はやはり単騎でそこそこ速いペースにはなるのかなとみるが、実質的に刻む離れた２列目がどこになるかというのでクラレントの年の様に実質的にはスローからのＴＳ持続戦というケースにもなる。この辺りの判断は必要。
レースラップからの仕掛けのタイミングを見ると東京1800にしては意外にもＬ２最速戦の方が多い。基本的には仕掛けが早くなりがちなコースなんだが、恐らく全体のペースがそこそこ上がって単騎で逃げる馬も多いというのが影響しているかなという気はする。ただＬ２最速戦でもＬ３もそれなりには速いラップを刻んでＬ１では12秒台に突入することが多いので、基本的には前はしんどくなるラップ推移を踏んでいるのだが、縦長でポジション差で粘ることが多く、イメージ的にはある程度の基礎スピードを持ち、前で運びながらＴＳ持続力を引き出せる馬が理想という感じ。もっとわかりやすく言えば追込み一手は基本的に嵌りにくい。基礎スピード面が足りずに脚を使わされるような馬、またそもそもついていけない馬では届かない。
今回は良馬場想定なら恐らくエイシンヒカリが46秒台のペースで刻むことはほぼ確定的だとみて良い。その流れで考えると平均ペースではなくややハイぐらいで全体的にはまとまるとは思うのだが、エイシンの結果はともかくとして実質的にペースを作る２列目勢のポジション取りがカギになる。イメージ的にも少し離れた２，３列目の馬が圧倒的有利なレースだし、逃げ馬の主導権争いも今回は注目だが馬券的に見ると、離れた２，３列目のポジション争いをイメージして進めていくのが上策か。
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