マイル巧者の実力馬が揃ったが、やはり人気は前走の川崎マイラーズで2年4カ月振りとなる久々の重賞制覇に成功、現在一番勢いを感じる昨年のこのレースの2着馬のソルテ、先程も書いた様に昨年末のゴールドCから馬体重がデビュー当時より50K近くも増えて充実一途、得意のマイル戦ならば不動の本命の印象があるのは事実。
ただ、ソルテは3歳のJDD以降ダートGは不出走なのに対して今回の京成盃GMにはダートGで連対を果たした馬が3頭出走している。
それは13年のオーバルSP勝ちのセイントメモリー、昨年の浦和記念2着グランディオーソ、昨年のJBCスプリント2着のサトノタイガーで今の勢いはソルテに劣るとしても能力的には互角と考えるべきだろう。
この中で注目したいのはグランディオーソ、確かに近3走何れも連対出来ず一頃の勢いを欠く近況も、名古屋GPは長距離輸送に加えてこの馬からすると微妙に長い2500Mの距離が響いたモノ、如何に名古屋への輸送で馬体が減っていたと云えども馬体重プラス29で自身初の530Kを超える体重は明らかに太目残りが影響したブリリアントCは敗れて納得、前走の大井記念の敗因は2000の浦和記念で2着している事や過去に大井の1800で勝利していると云えども直線で一気に弾ける切れ味身上のタイプだけに距離はマイルがベストのイメージがあり、距離2000が影響して直線で失速した可能性も考えられるはず。
ならば今回は、【7・3・0・0】の距離1600の競馬だけに巻き返しは可能かも知れないし、初の船橋コースだが元々川崎デビューの馬だけに左回りの経験は豊富で、これまで【5・2・0・0】と連対を外しておらず、道中で置かれ気味になる右回りよりも左回りではスムーズな競馬が出来るのは好材料、また気難しい部分があるだけに前2走で騎乗した真島騎手よりは今回騎乗の森騎手の方と手が合う印象があるのも心強い材料のひとつ、それらを考慮してグランディオーソを軸に抜擢したい。
馬券は今の勢いは間違いなく出走馬の中で一番のソルテと近走左回りでの成績がイマイチだがスピードに衰えを感じないセイントメモリーの2頭が相手で、グランディオーソとの馬単表裏が本線。
あとは今年に入り成績が上がらないが実力から軽視は出来ないサトノタイガー、末脚勝負に徹して展開がハマれば面白いバトードール、外傷を負い一息入った前走で3着と健闘、叩いた上積みを考えれば好勝負は必至のトーセンアドミラル、レースを使いながら調子を上げて来たキスミープリンスの4頭をグランディオーソの相手にチョイス、グランディオーソからの馬単を押さえ、本線と合わせて8点と少々買い目が多くなるが、グランディオーソの巻き返しを信じ手広く流して的中を目指す。
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