2015年6月10日水曜日

第51回関東オークス②

では出走馬の評価をしていこう

1枠1番スターオブハピネス
昨年6月に大井・米田厩舎からデビューし3戦未勝利で10月に佐賀へ移籍、ここでようやく初勝利を挙げて、今年2月に船橋・佐々木功厩舎へ移籍して浦和と船橋で其々1勝したが、何れも相手は弱く南関の牝馬限定の重賞でも通用するかは疑問、ましてや中央勢が相手のこのレースでは勝ち負け出来る可能性はゼロに等しい。

2枠2番スキースクール
ダートでは4戦2勝の実績があるが、2勝を挙げた際に降した面子は未だに未勝利から脱する事が出来ないシゲルハナガサやダートでの勝ち鞍の無いタガノヴェルリーなど出走馬のレベルが低さに恵まれての勝利と云う印象があるし、これまで挙げた2勝は何れも距離1200ワンターンのレースで、距離1400の前走の端午Sでは13着と惨敗を喫しているのが気になるトコで、如何にスロー必至の川崎2100と云えどもこれまでツーターンの競馬すらした事にないスキースクールがいきなりスリーターンの競馬に対応出来るかは疑問。

3枠3番ジェットシティ
前走のプリンセス賞では門別・ブリーダーズゴールドJCでオヤコダカの2着の実績と4回大井・つくし特別でオトコ馬のアロマベール・ルコンポゼを一蹴して勝利したレース内容から期待をしたが、好位から追走し直線で満を持して追い出すも手応えの割にはジリジリと伸びただけの4着と完敗、羽田盃の勝ち時計を上回る1分54秒2の早い時計での決着に対応出来なかったのかも知れないが、やや期待ハズレの結果。
とは云えども3着のララベルとコンマ2秒差ならば南関牝馬の中ではトップクラスの実力があるのは確かで、プリンセス賞の攻め馬は本数こそ3本だったが何れも単走で全て馬なりだった事を考えると未だ体がパンとしていない可能性が高く、今回は一杯に追い切った攻め馬は無いとしても一週前は併せ馬で強め、最終追いも強めで追い切っている事から前走より良い状態で出走するのは間違いないはず、あとは中央所属馬との力関係がどうかと云う部分だけだろう。

4枠4番 ヴィグシュテラウス
3回浦和・若草特別で同じ開催の桜花賞の勝ち時計とコンマ3秒しか違わない1分42秒6の好時計で圧勝したが、これは逃げ馬有利な浦和の1600の最内枠を引いての単騎逃げと枠順と展開に恵まれただけの話で、逃げ馬が気分良く逃げれば圧勝するのは珍しい事ではなく過大評価は禁物、事実その後のクラウンCで13着、プリンセス賞では16着のシンガリ負け、東京湾Cでも逃げて止まって8着と敗れるなど1本調子の逃げ馬で強力な同型が揃った今回は逃げる事も出来ないと思われるだけに軽視が妥当。


4枠5番アルビアーノ
重賞のフラワーC勝ちを含み3連勝で臨んだNHKマイル、いくら無敗と云えども3連勝は全て逃げ切り勝ちのオンナ馬だけにオトコ馬が相手のGⅠじゃ厳しいだろうと思っていたがインの2番手から粘り込みクラリティスカイの2着と健闘と実力は折り紙つきだが、問題はこれまでの4戦全てが芝のレースでダート経験がゼロと云う事だろう。
ただ、昨年の関東オークス馬エスメラルディーナの父として知られるストームキャット系の父ハーランズホリデーは米GⅠで3勝を挙げており、母父のミスタープロスペクター系のアンブライドルドもグラインドストーン・エンパイアメーカーなど米国の活躍馬を輩出するなど血統的にはダートは問題ない、現実に過去の関東オークスではダート未経験のシンメイフジが勝利しており、砂を被るレースになれば惨敗する可能性はゼロではないが先手を取り切って砂を被らずにレースが出来れば能力的に勝ち負けは必至。



5枠6番トーコーヴィーナス
母は中央の桜花賞3着馬ホーネットピアスで二代母は七夕賞を勝ったダイナシュートと中央でデビューしても不思議ではない血統馬で、近親に他にも中央の重賞活躍馬がキラ星の如く並ぶ社台の良血、これまで13戦して【10・2・0・1】で勝利を逃した3戦は中央勢相手の兵庫ジュニアGPと兵庫ダービー馬インディウムとの直接対決の園田ジュニアCに、初の左回りのハンデがありララベルに競り負けた浦和・桜花賞だから今回出走の地方所属馬では一番の実績と言っても過言ではない。
しかし、これまで先手を奪う競馬で結果を残して来た馬だけに、今回はオンナ馬と云えども中央所属馬が相手のレースで強力な同型を捌いて自分の形でレースが出来るかが勝敗の分かれ目となる。

5枠7番ホレミンサイヤ
1月の水沢でデビューし勝利したが、岩手の冬季開催休止期間にぶつかった関係もあり名古屋へと移籍、名古屋で【4・0・2・0】の成績を残して4月の留守杯日高賞に名古屋所属として里帰り、重賞初挑戦のハンデがありながらミトノレオやユヅルノオンガエシなどの重賞ウイナーを退けて完勝、その後岩手に残り今回の関東オークスに挑戦する。
ただ、前走で重賞勝っていると云えどもレベルに疑問があり、この馬も逃げて結果を残して来た馬だけに強力な同型を捌いて自分の形でレースが出来るかは疑問で評価を割り引く。


6枠8番ポムフィリア
ダート2戦1勝の実績で臨んだ兵庫CSでは6番人気と中央所属馬の中では最も人気が無かったが、中団より後ろのポジションをキープして2周目の向う正面でジワジワとポジションを上げてゴール前で地元のコパノジョージ・インディウムを交わして3位入線に成功した。
母のナナヨーティアラは中央3勝の平凡な競走成績も三代母のナナヨーアトラスからウイングアローが勝ったSDDで2着したナナヨーウォリアーや埼玉栄冠賞2着のカネショウアトラスなどのダート巧者を輩出している血統面から期待がかかるが、兵庫CSを勝ったクロスクリーガーからは時計2つ半近く、2着のリアファルからも時計一つ近く離されており、インディウム・コパノジョージの地元勢は道中1着・2着馬のペースについて行って勝手にタレただけと考えると前走で3着したと云えども評価出来るかは微妙だが、これまで左回りの中京で勝利した実績と前走で小回りツーターンの競馬を経験した事が今回の関東オークスで活きればソコソコ頑張っても不思議ではない。


6枠9番トーセンマリオン
中央ではゲート難もあって4戦1勝と平凡な成績で南関へ転厩、転入初戦となったユングフラウ賞でゲート内で待機している際に尻尾を掴む事でゲートをスンナリと出ると、道中は逃げるアクティフを2番手でピタリとマークして、4角でリボンスティックに並ばれる苦しい展開を凌ぎ最後まで粘り3着したが、本番の桜花賞ではスタート直後から流れに乗れず後方のままコースを回って来ただけの7着と惨敗、続くプリンセス賞でも中団待機からバテもしなかったが、直線で伸びる事も無く、ただグルリと一周回って来ただけの7着、前走の浦和・若駒特別で直線でジワジワと伸びてハーモニーウイルの2着となり、中央時代の悪癖のゲートは解消された印象があるが、それでも牝馬限定と云えどもダートGで勝ち負け可能な実力があるかに関しては疑問で見送りが妥当。


7枠10番ユメハオオキク
昨年6月に道営からデビューし4戦1勝の成績を残して東海へ移籍、当地では重賞ライデンリーダー記念で4着するなどソコソコの活躍をしたが、3月に南関に転入してからは5戦して未勝利と重賞で勝ち負け可能な能力の持ち主とは思えず軽視が正解。


7枠11番サブノハッピー
これまで4戦して3勝を挙げ、唯一の着外はデビュー2戦目に挑戦した準重賞の桃花賞の6着だけ、6回大井・ポピー特別では東京ダービーTR・若竹賞で其々2着した実力馬ブラックレッグに勝利するなど能力があるのは確かだが、初の重賞挑戦に加えて遠征・左回りも未経験の初モノ尽くしのハンデがあり試金石の一戦と考えるべき。


8枠12番ホワイトフーガ
昨年暮れの距離1800の新馬を逃げて2着に7馬身差の圧勝、続く黒松賞では2番手から抜け出す正攻法の競馬を試みたがゴール前でのちに伏竜Sで3着するアンヴァリッドに半馬身交わされての2着に敗れたが、次走の府中・500万条件では好位から直線で抜け出す競馬で快勝し巻き返しに成功、芝のフラワーC16着を挟んで臨んだ伏竜Sでは再び逃げの手に打って出たがクロスクリーガーに早目に交わされる展開からゴール前で失速し7着と云う結果もコンマ7秒差ならば及第点の内容、前走の端午Sでは中団からインを突く競馬でオトコ馬を完封して快勝、、今回出走の他の中央所属馬がダート未経験やワンターンのダートしか経験していないの対してこの馬はデビュー戦と伏竜Sでは逃げているが決してハナに拘るタイプではなく自在なポジションで競馬が可能なレース巧者でツーターンのレース経験は豊富とダートに限ればこの馬の実績が抜けており、中央所属馬で一番計算が出来るタイプ。
好位のポジションをキープしてレースの流れに乗れば、直線でアッサリ他馬を交わして勝利する可能性は高いはず。


8枠13番プリンセスボーラー
道営時代は12戦1勝の平凡な馬だったが、昨年11月に高知へ移籍してからは徐々に結果を残して重賞に挑戦、地元の金の鞍賞や佐賀のル・プランタン賞で2着するまで力を付けるなど昨年の関東オークス6着で厩舎の先輩のクロスオーバーと戦歴が似ている印象も前走ののじぎく賞では掲示板を確保をしたが勝負ドコで置かれて完敗のレース内容、月イチでレースを使われている事から大きな上積みも期待出来ず、前走より相手関係が厳しくなるだけに今回は静観が妥当。


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