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【中京記念の有力馬診断(前篇)～激走条件が全て叶う可能性が唯一少なからずあるのが中京記念～】
※印は「★(激走候補)～△(紐候補)～―(無印予定)」の意味です
△カレンブラックヒル（秋山Ｊ）
前走安田記念は差し競馬を試みて可もなく不可もなくの結果。
前々走大阪杯の大敗は飛ばし過ぎという面もあったのだろう…普通に考えれば大目に見られる敗戦だ。ただし、コノ馬が４歳以降に挙げた勝利は「稍重馬場で上がり36.5」「重馬場で上がり36.9」というレース質で、本来はその前走の厳しい状況でこそもっと頑張らなければならない馬だったはず。
３走前の勝利は道悪の特殊状況が向いた面も強かったし、やはり能力的には全盛期には遠く及ばない感。
鞍上を戻して実績ある積極策が必至も、それが有利になる馬場状況とは限らないのが残念。
―カオスモス（福永Ｊ）
持ち前のスピードを生かして乗り切れる距離1400がベストの印象。この手の馬だと苦しくなるタフな中京マイルコースでは不安の方が大きい。
―オツウ（中谷Ｊ）
条件戦で足踏みしていた３～５走前は全て極端な内枠。その内２走では他馬を気にして能力全開とならなかった経緯もあった。
その近走と比較して、大外枠から終始スンナリの競馬が叶った故の激走という見方をすべきなのが前々走。
前走を見る限りではまだクラスに壁がありそうだが、その前々走と同じくのコーナー１つのマイル戦＆同じく外枠という酷似状況になれば可能性はあるか。
―スマートオリオン（デムーロＪ）
前走は東京1400のスローの軽い決着を展開利で勝利。
まだ良績のない距離、しかもタフな中京マイルを乗り切れる馬だと思える材料がなくて…。
★○○○○○○（←中京記念の爆穴◎候補馬）の馬名は
コノ馬の昨年都大路Ｓ…直線で馬群を躊躇するようなシーンもあり、本当に伸びてきたのはラスト１Ｆだけ…前に馬が居ない状況(本来の先行策)ならもっともっと上のパフォーマンスを発揮できていた可能性もあった。
前々走も当時と似ていて、被されてから急に行きっぷりが悪くなり、結果大敗につながった。
コノ手のタイプは大きな凡走も突然の激走も秘めているというのが私の考え。
他にもココで変わり身を見せてくれると考えられる材料は諸々あるが、最終的には過去の当コースでの激走時と同じく「外枠から揉まれない外差し競馬」の条件まで揃うならばココで一変激走も有り得る一頭と見る！
それら(激走条件)が全て叶う可能性が唯一少なからずあるのが中京記念だ。
△レッドアリオン
それが功を奏す展開や馬場だったのも小さくなかったが、積極策(先行策)に切り替えて再上昇の近況。逆に差し有利が見込めれる状況だろう今回は、その点でどうなのかの疑問符は付く。
また近走良績は高速決着(高速馬場)に集中しており、渋化馬場では連続大敗(2人気14着・1人気8着)など振るわない傾向。前者よりも後者に近い馬場が落とし穴になるかも…。
△オリービン（小牧太Ｊ）
昨年の同レースの５着馬。ダイワメジャー産駒で良績は急坂に集中で、中京芝でダメだったのはＧ１高松宮記念だけ…このコースは向いている印象も強い。
２走前から６走前までは[2:外有利馬場の最内枠][4:直線で捌けていれば上位入線だった][5:仕掛け遅れで0.1秒差][6:相性最悪の京都]の通り、ほぼほぼ言い訳できる敗戦続きだった。
前走の逃げ恵まれの好走の評価は難しいが、特に消す理由も見当たらない。
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