2015年7月24日金曜日

二つの初勝利

習志野きらっとSPが行われた20日の船橋2レースに3月末に乗り役を引退、調教師へ転身した張田京師が管理するテラザホットが出走。
張田京厩舎としてはこれが記念すべきレース初出走で、騎乗したのは張田京師の実子の張田昂騎手で、結果は他馬を制して内枠から押して果敢にハナへと行ったテラザホットが見事に逃げ切り勝ちを収め、張田京厩舎は記念すべき初出走を勝利で飾る事に成功した。
私としては未だに乗り役・張田京の印象が強く残っているが、これから張田京厩舎の勝ち鞍が一つ増える毎に乗り役・張田京の印象が薄れていくと同時に調教師・張田京の印象が強くなっていくのだろう。
張田京師、初勝利おめでとうございます。
調教師として更なる高みを目指して頑張ってください。

この日の船橋10レースでも初勝利を挙げた人が居る。

直前に行われた盛岡・マーキュリーCの馬券を外しただけに、メイン前のこの10レースでタネ銭を増やそうと目論んだ、人気のトーセンアゲインやコスモアリュールはB級昇格後勝ちあぐねているだけに、3回船橋でこのクラスを勝っているフランスギャルに期待してレースを観ていたが、スタートから流れに乗れず後方のまま、これじゃ馬券はハズレと諦めてレースを冷静に観察していると見覚えある騎手服を着た乗り役の馬がインからスルスルと抜け出して快勝、見覚えがある騎手服とは胴青・白星散らし、袖白の服色で、言わずと知れた南関の名ジョッキーの桑島孝春騎手から騎手服の柄を譲り受けた林健佑騎手の11回目の騎乗で成し遂げた記念すべき初勝利だった。

正直な話、ゴール前で林健佑騎手が抜け出して来た時はあぁ桑島から騎手服の柄を譲って貰ったアンちゃんが来たと思っただけで、失礼だがスンナリと林健佑と云う名前が出て来なかったんだよなぁ・・・
今年の騎手名鑑では一人だけ林健祐と名前を間違われて印刷され、誤植の上からシールを貼られて訂正されている林健佑騎手、初勝利を挙げたと云えどもまだ知名度は低く、当分は桑島の騎手服のアンちゃんと呼ばれ、南関ファンが認知するまで時間を要するかも知れない。

桑島騎手の騎手服を譲り受けた事でデビュー前から林健佑騎手は注目されたが、デビューしてからファンにアピールするのは騎手服の柄では無くレースで結果を残す事が必要、初勝利を挙げた事に関しては素直におめでとうと言いたいが、今後は騎手服の先代に負けないように乗り役として頑張る事を願っている。


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