2015年7月21日火曜日

習志野きらっとスプリントを振り返る

レースは前走の川崎スパーキングSPでハナと2番手の競馬をしたカベルネフランとキョウエイロブストの2頭が今回も並んでレースを引っ張る格好、好発を決めた1番人気のルックスザットキルはその2頭を見ながら3番手に控え、高知のサクラシャイニーとサトノタイガーは馬群の中団からの競馬、2番人気で昨年のこのレースの覇者ナイキマドリードはスタートこそ悪くはなかったが、道中の反応がイマイチで徐々に置かれてしまい後方へと下がる、併走しながら前を行くカベルネフラン・キョウエイロブスト2頭は一見すると競り合っているように見えるが12秒2-10秒7-11秒1の入りの3ハは34秒フラットだから船橋1000Mの流れでは特に早いと云う訳ではない、直線に入ると3番手に控えていた1番人気のルックスザットキルが追い出しを開始、前を行く2頭をアッサリ捕えて抜け出すとゴール前で迫るサトノタイガーを3/4馬身封じてフィニッシュ、前走の優駿SPに続いて重賞連勝に成功した。

勝ったルックスザットキルはロケットスタートを決めながらも内枠の面々の出方を窺っていた様に今回は無理にハナへ行く気は無く3番手からの競馬をチョイス、道中は慌てず騒がずジッとガマンを決め込み、直線で満を持して追い出すと上がり36秒2の脚を使い快勝した。
3歳馬だけに斤量53で出走の恩恵があるだけに勝利した事に関しては不思議ではないが、スタートダッシュに課題があり、本音を言えばやや1本調子のタイプと思っていただけに、好発を決めながら控える競馬を試みての勝利は一皮剥けた印象で今後に向けて大きな収穫、今回はヤネの早田功駿騎手がルックスザットキルの能力を信じて焦らずに余裕を持って騎乗した事も勝因の一つと思われ、能力がありながら難しい部分のあるルックスザットキルがヤネの信頼に応え古馬を一蹴。
とは云えども勝ち時計の59秒3は平凡で、今回は古馬連中との斤量差があった事を考えるとこの勝利だけで今後云々を語るのは早計、それだけに更なる成長を期待して今後のレースに注目したい。

2着のサトノタイガーは中団待機から徐々にポジションを上げ、直線で馬群を捌いて36秒1の脚を使い、先に抜け出したルックスザットキルにゴール前で迫るも3/4馬身及ばずの2着惜敗、59秒台の決着となっただけに昨年度のNAR最優秀短距離馬の貫録を見せて勝利して欲しかったと云うのが本音だが、初の1000M戦の流れに戸惑ったのか、思っていたより後ろのポジションからの競馬になった事や勝ち馬と斤量差5Kを考えれば最後一歩及ばずに終わった事は已む無しの印象。

3着のサーモピレーはルックスザットキルの直後の5~6番手から追走、4角でやや外へとフクれ気味に回るロスはあったが、体勢を立て直して直線で追い出すとジワジワと伸びてゴール前でサクラシャイニーを交わして3番手で入線、2歳のイノセントC以来となる久々の短距離戦だったが、近走は道中で折り合いの難しい部分を見せていただけに距離短縮に対応して今回はスムーズに追走する事が出来た事が好走の要因、マイル以上の距離ではカカリ気味に行き終いが甘くなるタイプだけに今後は短距離路線を中心に使うのがベターだろう。

4着のサクラシャイニーはゲートこそポンと出たがカベルネフラン・キョウエイロブストの2頭が引っ張るペースに対応出来ず徐々に後退して中団からの競馬、それでも終始インを通るロスの少ない競馬を心掛けた事が功を奏し直線でジワジワと伸びて2着争いに加わる大健闘も見せ場はここまで、ゴール寸前でやや脚色が鈍り4着に沈んだ。
スタート直後に置かれてしまった事から今回の距離1000Mは短い印象、道中終始追い通しだった事から最後は息切れしたが、それでも充分な見せ場を作った様にもう少し距離があるレースならば南関勢相手でも好勝負は可能な印象を受けた。


5着のアイディンパワーは後方待機、直線で大外を通ってゴール寸前にカベルネフランをアタマだけ捕らえて掲示板を確保、やはり9歳馬だけに勢いのあった頃の能力を現状望むべくもなく、今のアイディンパワーの力からすれば斤量58を背負って掲示板ならば御の字と思える。

2番人気のナイキマドリードはスタート直後にポジションを下げるとあとは追走で手一杯となり、何の見せ場も作れず9着と惨敗。
ナイキマドリードの最後の砦だった船橋1000Mと云えども、連勝の相手が弱くアタマは厳しいと思っていたのはレース前に指摘した通りだが、それでもここまで惨敗するとは夢にも思わずが本音、やはり暑さに弱いタイプだけに状態が本物でなかったと考えるべきか。

まぁ、今回はルックスザットキルがロケットスタートを決めた段階でヤベェなぁと思ったのが本音、今回もゴール前の「まちだ~まちだ~!」の連呼も虚しく馬券は裏目を食らう、どうも「短期放牧」明けでも私の馬券の調子はピリッとして来ないねぇ・・・


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